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(Fukushima: trois ans après, visite au cœur de la centrale: RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20140311-fukushima-japon-visite-centrale-trois-ans-apres/
日本|原子力
発表 2014年3月11日・最終更新 2014年3月11日17:46
福島:事故から3年、発電所の心臓部を訪問する
記者 RFI
Reuters
今からほんの数分前の現地時間14時46分、日本は1分間の黙祷を捧げた。2011年3月11日のこの時刻に大地が揺らいだ。破壊的な地震とそれに続く津波が日本の東北地方を荒らした。死者・行方不明者は18,000人以上。さらに、原発が史上最大の1つとなる大事故を起こした。
報告 RFI福島特派記者、フレデリック・シャルル
今回の訪問で最も心動かされたのは、この惨劇の最初の数時間から、崩壊状態にあった発電所の統御を取り戻す戦いが行われた危機管理室を、事故以来初めて見ることができたことだ。この危機管理室は原子炉1号機からたった40mのところに位置している。この原子炉は激しく揺さぶられた。原子炉は電源を全て失い、炉心が溶け始め、その後メルトダウンを起こした。また、この原子炉は水素爆発にも見舞われている。
技術者たちはこの部屋で、最悪の事態に立ち向かわなければならなかった。手探り状態のまま、彼らは壁に状況を書き付けていった。その後、コントロールパネルが真っ黒になった。カリスマ的でヘビースモーカーだった熱心な仏教徒である、当時の発電所長・吉田昌郎氏は、後にこう語っている。「私たちは死んでしまうと何度思ったことか!」
構内の安全を確保するための超人的な働き
発電所を訪問してさらに強い印象を受けたのは、見渡す限りに立ち並ぶタンクだった。それらのタンクには350,000トンの高濃度放射能汚染水が貯蔵されている。そして、タンクの一部はもはや水密を保てなくなっている。日本政府にとって最大の懸案は、発電所の構内に、つまり、活発な地震活動を受けている土壌の上に数千基ものタンクを建設し続けるのか、それとも、この水を十分に浄化して海に放出するのかを決めることだ。最後に、福島発電所の構内に次々と入っていった、30,000人の作業員のことを忘れてはいけない。彼らによる、構内の安全を確保するための超人的な働きを忘れてはいけない。
放射能のために、福島の子供たちがいま甲状腺ガンの犠牲になっているという噂が流れているが、日本や世界保健機関の科学者たちによれば、この噂は誤りかも知れないということも、付け加えなければいけない。
この自然と原子力の大災害から3年、300,000人の避難民たちが、津波で破壊された区域での新たな出発をずっと待っている。
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(投稿者より)
RFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。
原発で働く方々に思いを遣るレポートは少ないと思います。脱原発派は原発という場所を忌避しています。一方、推進派はそもそも人を人として遇する思慮に欠けています。日本で原発問題とは差別の問題でもある、ということも考える必要があります。
さらに一段深く捉えれば、「美化はいけない」「彼らは搾取されている」という見方も出てくるかも知れませんが、そこで働く人たちに寄り添う視点は大切だと思います。記者はその視点を3周年に持ってきた、ということだと思います。
「この噂は誤りかも知れない」"la rumeur ... serait fausse"、意見の分かれる所だと思います。私は「逃げろ」と書き続けてきましたが、結局の所、決めるのは家族です。国も県も大学も、その人の生命に責任を持つことはできません。難しい問題です。
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