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原子力発電所、名前は何となく科学的だけど、その実態はとてつもない複雑な構造を持ち、膨大な数と距離数の微細管.等も付属する、核分裂によって起こる熱を利用して蒸気によってタービンを回すことで電力を得ている原子力やかんですね。 しかもそれには、中性子等の衝突で炉を疲弊させ、中等度-長期使用時よりみられる脆性遷移温度の低下による、ECCS自体の使用による温度低下が炉の破壊を招くような、当初考慮できなかった欠陥まで存在しますね。
だから、その遷移温度が低い炉では、その内部圧力を直接排出することで外部と一致さすベントしか、それを守る術は存在しないのでしょう。
また、先ほどの微細管ですが、中を通るのは冷却水や温熱水で、もちろん段階的に放射能汚染の度合いも異なりますね。 そして夫々が内部と外部の温度勾配による自己崩壊を防ぐ為に、ある一定度の薄さも求められます。 管の内径が薄いことは、それがそのまま、地震等による脆弱性の根拠となりますね。 しかも、管によっては常に高度の放射能にさらされているものも存在します。 先日も東電がやっと細管の破断を認めました。
肉厚が薄いさらにそれの総延長が数キロにも及ぶ管が
東北地震のような規模のそれに耐えられるわけがないですね。
それに燃料となるウラン235を自然界0.7%から、2.5または3.0%まで低濃縮する過程で、その大部分であるウラン238が大量に破棄される、いわば、途方もない量の劣化ウランをまず産み出す。 これは再利用できません。 単なるゴミ。
そして、核分裂により、大量の人工放射性廃棄物を生み出す。 これらも、最近の、もんじゅの挫折をみても核燃料サイクルは破綻しています。これは、会計的に見ても図にある膨大な数の使用済み燃料棒が、現在はそのリサイクルを前提として、資産勘定にあるけど、これも、もんじゅの挫折でゴミになり、適切な費用への転嫁が必要になります。 想定外の巨額なコスト増です。
そして原子力発電所は通常運転においても、相当量の放射性汚染物質を空気と水という形で環境を汚していますね。
このように危険極まりない、そのうえ、短期的な電力製造と引き換えに、途轍もない長期間放射能を撒き散らす膨大な量の廃棄物を生み出すだけ。 環境を継続的に破壊します。
政府はこんなものが、日本になくてはいけない重要な電力源であるという。
一体今まで述べてきたどこが重要なのか。
おそらく、重要なのは以下の部分でしょう。
総括原価方式という、結局は企業論理を破壊する、逆コスト至上主義.(コストがかかるほうがより絶対利益を出せる、と言うような指導は、長期的に、企業に死ねと言ってるようなことに他なりません。)をふっかけ、膨大な後始末にかかわる会計的損失を、電力会社に与える悪法でしょう。
何故なら、一旦企業が目先の利益に目をつけると、そればかりを求めるようになり、長期的にみるとそれが膨大な額の負債になって返ってくることがみえない。
だから電力会社はこぞってそのPRにもコストを度外視してカネを注ぎ込む、それも関連コストとして原価に含めることが可能だし、総額Xが増せば増すほど、絶対利益額の増額が図ることができるでしょう。
そして、その間かかったコストが消費者である私たちの電気代に転嫁され、世界でもバカ高い電力コストがかかる図式ができあがります。
それに加えて、軍事的にみても、原発は格好の攻撃対象、炉を破壊できるだけの非核通常ミサイルで充分、破壊的ダメージを与えることができるでしょう。
さて、いままでみてきたどこに、その重要性があるか、原発は儲かるから、と、
でも、その儲けとやらさえ、FRBが最早、
定期的ともいえるぐらいの世界的規模の金融機関に対する
ドルの無償供与のような、カネの世界の矛盾を考えたとき、
その意味をうしないますね。
後に残るは人工放射能ゴミと、その管理、廃炉等に伴う気の遠くなるような費用と汚れた空気と汚れた河川、海だけです。
このように私のようなトーシロにでも理解できる地震国にぴったりの予想困難な時限地雷、原発の再稼動はいかがー?
オリジナル
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