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原発作業員1.5万人、5ミリ超被曝 汚染水対策で増加
http://www.asahi.com/articles/ASG384W3RG38UUPI001.html
2014年3月9日09時15分 朝日新聞
東京電力福島第一原発で事故後3年間に働いた約3万人のうち、約1万5千人が5ミリシーベルト超の被曝(ひばく)をしていたことがわかった。作業員の被曝は徐々に減ってきていたが、汚染水問題が発覚した昨夏以降に再び増加。厚生労働省は昨年末に東電を指導したが、被曝対策は今も不十分だ。
福島第一原発では1日約3千人が働く。「年50ミリ超、5年で100ミリ超」の被曝で働くことが禁止されるが、この限度内でも健康被害が出ないとは限らない。白血病の労災認定基準は「年5ミリ以上」、放射線管理区域は「年5ミリ超」で、「5ミリ」は被曝管理上の一つの目安だ。
東電の集計によると、2011年3月の事故から今年1月までに働いた3万2034人中、累積で50ミリ超を被曝したのは1751人、うち100ミリ超は173人。5ミリ超は半数近い1万5363人に上った。作業員は数カ月単位で働くことが多く、「累積5ミリ」の人の大半は「年5ミリ」の白血病労災認定基準を満たすとみられる。
1カ月間で5ミリ超被曝した人は11年3月は2925人だったが、徐々に減って昨年6月は98人に。だが東電が昨年7月に海への汚染水流出を認め、土中の遮水壁などの緊急工事を始めたり、汚染水タンクの見回りを増員したりした後に急増。7月は117人、8月は186人、9月は312人、10月は398人だった。
厚労省は被曝が増加に転じたことを問題視し、昨年11、12月に立ち入り調査を実施。放射線遮蔽(しゃへい)板の設置や作業員の短時間交代の徹底を東電に指導した。
原子力規制委員会も昨年10月、東電に被曝対策の具体化を指示。東電は今年1月、敷地内の除染▽高線量のがれき撤去▽敷地のアスファルト舗装▽線量表示器50カ所以上、ダストモニター10カ所以上設置▽高線量箇所の遮蔽――を行う考えを示した。ただ完了目標は来年3月で、事故後3年たっても作業環境は改善されていない。東電は「汚染や被曝の元となるがれきの除去をすでに始めている。対策を加速していく」(小野明・福島第一原発所長)としている。(多田敏男、関根慎一)
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