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福島・いわき市に医療崩壊を食い止めようとする眼科医がいます (フジFNNニュース)
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/636.html
投稿者 魑魅魍魎男 日時 2014 年 3 月 07 日 09:01:28: FpBksTgsjX9Gw
 

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00264307.html
(フジFNNニュース 2014/3/7)

福島の復興のシンボルといわれ、人口が急増しているいわき市で、今、医療崩壊の危機が迫っています。この状況を変えようと立ち上がった、1人の眼科医の挑戦を追いました。

津波と放射能、同時に2つの被害を受けた町。
医療崩壊を食い止めるため、覚悟を決めた1人の医師がいる。
東日本大震災で、292人の命が失われた福島・いわき市。
警戒区域から避難を余儀なくされた住民、そして原発関連の作業員など、いわき市の人口は、およそ3万人増加したといわれる。
その影響が最も大きく出ているのが、医療機関。
病院を訪れた人は「(診察を受けるまで)やっぱり1時間ぐらいは、かかりますよね。(前はそんなに?)そんなに」と話した。

いわき市の医師会長、長谷川 徳男医師は、自身の盲腸手術を受けた3日には、診療を再開した。
代わりの医師がいないためだった。
いわき市の人口10万人あたりの医師数は、160人で、全国平均を大きく下回る、医師不足の地域。
長谷川 徳男会長は「いわきは、原発の廃炉までを支える、重要な前線基地になると、そういう町になったと思っております。そのいわきの医療を、われわれ医師会、それから病院の先生方、みんな力を合わせて頑張らなければいけないと」と語った。

いわき市で生まれ育った、眼科専門医の島田 頼於奈(れおな)医師(38)。
島田医師は「震災前は、原発の位置なんて、わかんなかったかもしれない。田舎だし、なんにもないし、こんなとこ絶対戻ってやるかみたいな感じだったんだけど、やっぱりこう、ピンチになるとね」と語った。
島田医師は、大学時代から、ずっといわきを離れていが、震災直後に亡くなった父親の診療所を引き継ぐため、妻と幼い3人の子どもを連れて、故郷のいわきに戻ってきた。

面積が広いいわき市では、目の治療機会を逃しがちな高齢者に、深刻な事態が起こっているという。
島 田医師は「失明いっぱいいますよ。両目失明とかいますよ。けど、そうなっちゃうと、うちらも治しようないし。目の病気って、意外と痛くもかゆくもないんで すよね。失明する時っていうか、見えない時って。そしたらもう、片目は失明して、もう片方も同じような病気で、もう危なかったって人は、いっぱいいますか ら。そういうことすらも知らないじゃないですか、みんな、普通」と語った。
こうした悲劇を少しでも減らすため、島田医師は、自ら患者のもとへと出向く。
眼科医の往診による早期発見という取り組みは、全国的にも珍しい。
島田医師は「眼底出血とかはないね。こっちは大切な目だからね、左が見づらいからね」と話した。

一方、いわき市で深刻な事態になっているのが、救急医療。
発熱などの比較的軽い症状に対応する夜間急病診療所は、内科や小児科の開業医が、持ち回りで担当しているが、人手不足で、80代の医師が、午前0時までの診察を行う日もある。
その現場に、眼科医の島田医師の姿があった。
自ら志願して、夜間急病診療所の担当メンバーになるために、ベテラン医師の見習いをしていた。
島田医師は「高齢の先生/いっぱいいるし、そんな先生でも、働かないといけない状況なんですよ。それを見ちゃうと、30代の自分が、やらないわけにはいかないと」と語った。
高熱を出した娘を連れてきた母親は、インターネットで知ったという、点滴治療を要望してきた。
この要望に、いわき市医師会の夜間急病診察所・当番医の山内俊明医師は、「あなたがネットで調べて、点滴というものを選んでいるんであれば、それは口から(水分を)とる方が、ずっと安全だ」と話した。
今の時代、眼科医が専門外の内科、小児科系の患者を診察するのは、極めて異例。
切迫した思いを抱えて訪れる患者に対し、誤診などのミスをすれば、裁判で責任を問われる可能性もある。
し かし、島田医師は「しょうがないですよね、もう。免許かけてやるしか。だってもう、『訴えられるの怖いから診ない』なんて言ってる場合じゃないんですもん、このいわきは」、「患者さんと一緒に悩みながら、『眼科ですけどいいですか?』みたいな感じで、診るしかないかなと」と話した。
島田医師は、半年間にわたる研修期間を経て、4月から夜間急病診療所の現場に入るという。

-----(以下コメント)------

警戒区域からの避難民や原発関連作業員などで人口が約3万人増加し、
そのために医者が非常に不足しているとの説明には無理があると思います。
いわき市の人口は32万人、人口が1割ちょっと増えたから急に医師が不足するわけはありません。

失明を含め、被ばくによる疾患が激増していると見るべきでしょう。
(フジサンケイが真実をそのまま書くわけはありません)

前稿で医療の大崩壊について書きましたが、残念ながらすでに福島では起き始めているようです。

孤軍奮闘する地元の先生方には頭が下がりますが、チェルノブイリで見てきた通り、
あと2年もすると白血病や癌が多発し、どうにもならなくなるのではないか。
非常に心配です。
 

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コメント
 
01. 2014年3月07日 10:12:41 : ZcjXZ0Wy3k
@ >いわき市の人口10万人あたりの医師数は、160人で、全国平均を大きく下回る、医師不足の地域。

いわき市は、原発事故以前(2010年12月31日現在)でも、10万人あたりの医者の数は168.0人だった。

>平成22(2010)年12月31日現在
いわき市168.0

福島191.2
茨城166.8
埼玉148.6
千葉170.3

さいたま市166.2
船橋市127.2
豊田市149.2
岡崎市143.9
東大阪市178.2
姫路市184.2

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/10/dl/toukeihyo.pdf


A >いわき市の人口は、およそ3万人増加したといわれる。

いわき市の人口は2010年度には、342198人だったが、2014年2月1日の推計人口では、327582人に減っている。

いわき市の過去最大人口数が36万人台であったことを考えるならば、社会的に全く余力がない、対応ができない状態とは言えない。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%8D%E5%B8%82#.E4.BA.BA.E5.8F.A3

B 震災関連死において、福島県では宮城県や岩手県に見られない増加を示した。

原発事故による放射線被曝の影響が大きいと考えられる。

いわき市の医療崩壊は、放射線被曝による健康被害の増加と被曝を避けるために市外に移住した5%の医師によってもたらされたと考えられる。


02. 2014年3月07日 10:15:17 : ZcjXZ0Wy3k
>>01補足
@に挙げたいわき市より10万人あたりの医師数が少ない県や中核都市では、医療崩壊が起きていないことに注目する必要がある。

03. 2014年3月07日 10:15:56 : RPPySjuaX6
島田先生は立派な方だと思うが幼いお子さんを連れてはそのお子さんの被曝が心配だ。
全国の60歳以上の医師を日本医師会が派遣していただきたい。。ローテイションを組むと良い。福島の汚染を考えると住んではいけない。呼気による被爆もある。しかし、根本的には医師がいれば住民が住める場所だと判断することもあるかもしれない。医師看護婦が敬遠する場所はやはり健康へのリスクが高い。原発作業員の健康は国が責任を持ち全面的に日本医師会がサポートするべきだ。

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