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河野太郎氏 原発やめると電気料金上がるは真実隠すまやかし
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140301-00000012-pseven-soci
女性セブン 2014年3月13日号
安倍政権がいよいよ再稼働に向けて動き出しているが、折しも福島第一原発では汚染水100トン、2億3000万ベクレルもの放射性物質が漏洩していたことが発覚した。私たちはこれからも汚染の恐怖に脅えて暮らさなければならないのか。それでもまだ、原発再稼働を目指すのか。自民党内にあって、「脱原発」を主張する河野太郎議員に話を聞いた。
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国民の皆さんのなかには、原発は心配だけれども、原発をやめて電気料金が跳ね上がるのも怖いという人も多いかもしれません。電力会社も盛んに、原発を動かさないと電気料金が上がると言っていますが、実際は違います。
再稼働しないということは、原発を使わないということ。すると、原発は廃炉処理をしなくてはなりません。これには何百億円とも何千億円ともいわれるお金が必要になります。ですから電力会社には、廃炉の費用を積み立てておくことが義務づけられています。しかし実際には、ほとんどの原子炉の廃炉積立金は不足しています。
したがって、廃炉にすると決まった瞬間に、必要なお金を積み立てないといけなくなりますが、そうなれば、多くの電力会社は債務超過に陥ってしまいます。
もうひとつ、電力会社が再稼働を進めたい理由があります。それは、先程も触れた使用済み核燃料の問題です。使用済みというと、価値のないものと思うかもしれませんが、プルトニウムという燃料が含まれているから、これは資産だとこじつけて、これまで電力会社のバランスシートの資産の部に計上されてきました。
しかしそれも廃炉と決まった瞬間に、資産とはいえなくなります。すると、バランスシート上でも、特別損失を計上して、資産から落とさなければならなくなります。そうなればやはり、電力会社は債務超過にならざるを得ないでしょう。それを電力会社は避けたいのです。
原発を再稼働しないと電気料金が上がるというのも、そして、再稼働しないと電力が足らないというのも、そうした真実から目を背けるためのすり替えであり、まやかし。実際に原発なしで猛暑の夏を乗り切ってきましたし、騙されてはいけません。
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