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原発が「ベースロード」にならない5つの理由(東京新聞:こちら特報部)
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/527.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 2 月 26 日 12:45:00: igsppGRN/E9PQ
 

原発が「ベースロード」にならない5つの理由
http://magicmemo.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/463-f53b.html
2014年2月26日 東京新聞:こちら特報部 俺的メモあれこれ


東京都知事選の結果を受け、政府は25日、原発の再稼働を進めるべく、新たなエネルギー基本計画案を示した。来月中に閣議決定される見通しだ。原子力について、当初案の「ベース電源」を修正し「ベースロード電源」としているが、要は原発社会に引き戻すということだ。3年前の福島事故直後、なぜ原発と決別しなくてはならないかが広く語られた。忘れてはならない。主要な理由を再び確認したい。(上田千秋、篠ケ瀬祐司)


◆1 事故原因不明

基本計画案では、原発を「優れた安定供給性と効率性を有し」と記した。しかし、福島原発事故の原因はまだ分かっていない。東京電力や政府は津波説をとるが、国会の事故調査委員会は「地震動による損傷がなかったとはいえない」とする報告書をまとめた。

国会事故調のメンバーの一人で、元原子炉圧力容器設計者の田中三彦氏は「原因に加え、シビアアクシデント(過酷事故)に至った過程など分かっていないことは多い。津波以外に原因があるとなれば、さらなる対策が必要になる。だから、政府や東電は認めたくないのだろう」と話す。

同案は再稼働について「原子力規制委員会の専門的な判断により、世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた場合には進める」としている。

だが、市民団体「たんぽぽ舎」(東京)によると、先月20日の国会内の集会で、原子力規制庁の担当者は「規制基準を満たした原発でも事故は起きる。この基準は最低のもので、あとは事業者の責任」と発言したという。田中氏も「そもそも規制委に審査する能力があるのかという問題もある」と疑問を呈する。


◆2 広域避難は困難

規制委は2012年10月に原子力災害対策重点区域を、原発の10キロ圏から30キロ圏へ拡大した。13年2月には原子力災害対策指針が改定され、原発から5キロ圏は放射性物質の拡散前に避難、30キロ圏は屋内退避、周辺で毎時500マイクロシーベルトの放射線量が測定されれば、避難するよう定めた。

こうした方針に沿って、関係自治体では地域防災計画や広域避難計画づくりを進めている。だが、広域避難計画の有効性自体を疑問視する声がある。

立石雅昭・新潟大名誉教授(地質学)は「5キロ、30キロと範囲を決めたが、福島原発事故での被害は30キロにとどまらなかった。風向きや強さによっては、さらに被害が広がっていた。範囲は原発の出力や地形によっても異なってくる」と、3年前の経験が生かされていないと指摘する。

今年は大雪で、関東甲信地方や東北の太平洋側は交通がまひした。先月の中央防災会議では、高齢者ら災害弱者の名簿づくりを市区町村に義務付けることが決められたが、立石氏は「雪に閉ざされるなど気候によっては、災害弱者の避難はさらに困難になるだろう」と語る。「地域住民の命を守る避難計画ができていない限り、たとえ技術的な基準をクリアしても、原発の再稼動はあり得ない」


◆3 核燃サイクル破綻

使用済み核燃料を再処理し、プルトニウムとウランを取り出し、再び燃料とする流れが「核燃料サイクル」だ。回収したプルトニウムとウランで作るMOX燃料を高速増殖炉で燃やす計画が、福井県敦賀市の「もんじゅ」。通常の原発の燃料とするのが「プルサーマル」だ。

基本計画案は再処理とプルサーマルを「推進する」とした。もんじゅも「克服しなければならない課題について十分な検討、対応」と断念してはいない。

自民党の秋本真利衆院議員は「事実上、破綻している核燃料サイクルを継続すれば、負担は税金や電気料金として国民に跳ね返ってくる」と批判する。

1997年の稼働開始を目指した六ケ所村の再処理工場は試験運転中。トラブル続きのもんじゅは実用化のめどが立たない。ちなみに、2012年度までのもんじゅの事業費は9488億円に上る。

再処理をやめると、六ケ所村の使用済み核燃料は青森県外に出す約束だ。核燃料サイクルを動かすための原発再稼働という本末転倒な構図が浮かぶ。悪循環は断ち切らねばならない。

一昨年の原子力基本法の改定では、利用目的に「安全保障に資する」という文言が追加された。核武装能力の保持のための核燃料サイクル開発では、という疑念はくすぶっている。


◆4 使用済み燃料

原発は「トイレなきマンション」といわれる。使用済み核燃料の処分方法はいまだ見つかっておらず、再稼働させれば、状況が悪化することは必至だ。

電気事業連合会によると、国内の原発に貯蔵されている使用済み核燃料は計1万4370トン。青森県六ヶ所村の再処理工場には2945トンある。貯蔵スペースに対する占有率が8割を超す原発は福島第一を含めて5原発に上り、再処理工場では98.1%に達している。

国は地下深く埋める「地層処分」を前提に最終処分場の場所を探しているが、何も進んでいない。基本計画案には「国が前面に立って解決に取り組む」 「対策を将来へ先送りせず、着実に進める」などあいまいな文言が並ぶだけで、具体策は何一つ示していない。

北海道大の大沼進准教授(環境心理学)は「何十年も前から言われてきた課題だが、国も電力会社もずっと目を背け、ふたをしてきた。これ以上の先送りは許されない。原発への賛否にかかわらず、本気で取り組まなければいけない時期にきている」と指摘する。


◆5 東電の責任あいまい

福島原発事故では、事故を起こした東京電力を破綻処理せず、責任をあいまいにしている。あれだけの事故で、東電も政府も誰一人、責任を取っていない。

東電救済の枠組みは、事故後間もない11年6月に決められた。政府は原子力損害賠償支援機構を通じて公的資金1兆円を出資。昨年12月には、賠償や除染のための資金支援枠を5兆円から9兆円に拡大。汚染水対策にかかる費用690億円も政府が肩代わりすることになった。

そうした費用は、税金や電力料金の形で国民につけ回しされる。東電には生き残りのために、被害者への賠償額を圧縮しようという姿勢も見え隠れする。慶応大の金子勝教授(財政学)は「被害者を犠牲にし、加害者の東電を救う現在の政策はモラルハザード(倫理観の欠如)そのもの」と話す。事故を起こしても責任を取らずに済む前例ができれば、「再び原発事故を誘発する原因にもなりかねない」(金子教授)。

東電だけでなく、株主や融資している金融機関を含め、責任をきちんと問うことは不可欠だ。金子教授は「ずるずるとした東電延命で、逆に将来的な展望が見えず、優秀な社員がやめている。事故収束作業にも影響し、被害回復の遅れにつながっている」と警鐘を鳴らす。


[デスクモ]
失敗を認め、反省して出直す人がいる。失敗を支えてきた自分がかわいくて、失敗を認めずに固執する人もいる。後者は「人の性(さが)」まで持ち出したりする。要は少しは分別があるのか、限りなく幼いかという問題だ。おまけに幼い方が「道徳教育」に熱心だったりする。もう放任しておく余裕はない。(牧)


2014年2月26日 東京新聞:こちら特報部より
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014022602000155.html


 

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コメント
 
01. 2014年2月26日 13:40:36 : nJF6kGWndY

原発の恩恵とリスクを集中した経済優先エリアと、そうでない貧困化我慢エリアに分けられれば、簡単だが

現実には、それができないのが原発の残念なところだな

民主主義社会では、経済的、安全保障的なリスク評価が見えにくく、自己責任原則が徹底しずらい巨大システムは、長期的にはメリットが大きいとしても、淘汰され易いということか



02. 佐助 2014年2月26日 15:59:45 : YZ1JBFFO77mpI : wpmCg8U5S6
1 真の事故原因は嘘でかためた「ウソつき」の政治家と原子物理学の幻覚

根因は地震・津波のセイではない,そして汚染水洩れや「核武装化」の声にかき消されている。
政治家や学者は「国民を安心させる」「真意を隠して反発させないため」に確信犯的大ウソをつく


日本の原発54基すべての原発は原子炉建屋と核燃料集合体の「固有振動数」が同期しています。水に含まれた分子と循環させるシステムの材料分子が、共振共鳴振動が一致してダイナミック応力が発生します。燃料被覆管の厚みは1mm。合金表面から0.2mmの部分の酸化も加速されます。

すなわち,すべての原発の設備を点検すると、接続箇所やパイプ部分に腐食・穿孔・発熱が発見される。その原因は設計と操作ミスに責任を転化されてきた。この不具合は地震津波なしでも、全原発は、放射能もれ事故を発生する根拠になる。

従って日本の原発はすべて容器か配管や燃料棒のハウジング肉盛部に穴やクラックが発生します。腐敗し爆発します。イオン化も早い。この共振振動応力は水の中でも地下でも関係なしに発生します。孔が開くと『燃料棒が入っている原子炉容器の密閉性が』崩れることになる。

福島原発事故はマスコミの黙殺や汚染水の声でかき消されているが,冷却材がナトリウムなので冷却系が液化ナトリウムで、水や空気に触れると大爆発を起こす 。そして冷却水をかけても、炉心の熱と放射能は人間が近づけぬ水準という事実は、汚染水などから炉の底が抜けて燃料棒は溶解しつづけていると想定すべきなのだ。

炉の溶接部分やパイプの穴だら,そして基準以下に低下しないのは、高レベルの放射能と熱が続いている証拠と判断すべきである! 燃料棒が溶解しつづけているのは数十倍で致死量の放射能が今もズーツと海洋と大気にばら撒いていることになる。原発周辺の空気や海の放射能度が低下しないのは,放射能が漏れつづけている証拠で。冷やせば放射能漏れも高温発熱も低下するという想定は、原子物理学の幻覚なのだ。

物理学は、電子と原子(陽子)と分子が一万倍もサイズが異なり 独立した法則と定理をもつのに、統一された法則と原理しかないというドグマに支配されている。電子・原子・分子ごとに独立した法則と原理をもつのに、原子レベルの法則と原理だけで解釈していることが、3・11 のフクシマ原発悲劇の根因である。


4 燃料は安全な原子に変えるのが常識
原発は致死量の放射能を放出している,従って自己崩壊しても危険な原子に分解されない放射性物質を燃料に使って、分子の共鳴振動数の一致/不一致によって、腐食・穿孔・発熱事故を発生させない設計に設計変更しなければならない。


5 東電の責任あいまい 致死量の放射能が続いているのに黙殺するマスコミ
一万メートル以上の高さで水の分子に氷結されていた放射能が、日本を汚染列島化している。特に東京が無事とは思えません。浄水場には蓋がありせん,東京オリンピックが開催できるとは不思議でならない。開催できるデータを示して欲しい。

放射能を、大気と海に垂れ流しているのに、基準以下に低下しないのは、高レベルの致死量の放射能と熱が続いている証拠になる。さらに冷却水をかけても、炉心の熱と放射能は人間が近づけぬ水準という事実は、炉の底が抜けて燃料棒は溶解しつづけている証拠になる。すなわち放射能が大気と海洋や冷却水に致死量の放射能で汚染されます。溶解し続けているので大気と海洋にばら撒かれている想定の十倍以上と予測しなければならない。


03. 2014年2月26日 19:19:08 : lk3WBBFdzw
>田中氏:「そもそも規制委に審査する能力があるのかという問題もある」

無いよ。
審査させるために集めた委員じゃなくて原発再稼働賛成に挙手させるために原発マフィアが集めた委員だもん。
持ってる能力は、デタラメ議論すること、賛成って声出せること、手挙げることが出来る頑丈な体の三つだよ。


04. 2014年2月26日 21:00:10 : 7j5D9GRvKI
隠蔽・捏造だらけの日本で、優秀な研究者が国策に係るのは嫌だろう。

絶対値・理論が理解出来ない権力者に自在に捻じ曲げられ、最悪の場合
犯人に仕立て上げられ尻尾を切られる。

研究・技術に携わる人間は銭ゲバの権力者が最も嫌いだ。
だから御用学者に成り下がり身を立てようとする。
衰退していくだけだと思う。


05. 2014年2月26日 22:05:59 : EEPukz6NSM
原発反対には大賛成だし、東京新聞が原発反対の姿勢を鮮明に出していることには敬服し、支援しているが、残念ながらこの記事はベースロードの意味を誤解している。東電がベース電源をベースロード電源と言い換えたのは、実はその方が正確だからだ。

電力需要は時間により変動するが、原発は負荷の調整ができない。したがって、原発は変動する負荷(需要)の最小の部分を受け持つ。そうすれば、それ以上には負荷は下がらないから、原発は一定の負荷で運転ができる。需要がそれ以上に変動する部分は他の発電で補う。つまり、電力需要の最小の負荷がベースロードであって、原発を動かすということは、原発の割合がどんなに低くても、ベースロード(の全部または一部)に原発を使うということなのだ。

ついでながら、負荷の調整が比較的容易なのは水力発電、次にガスタービン(天然ガス発電)だろう。石炭火力はボイラを水蒸気を作ってタービンを回す方式だから、それより負荷変動への追従性が劣る。太陽光発電や風力発電は天気任せ、風任せだから、これをベースロードとすると、需要だけでなく供給の方も変動するから、常に需要に合わせて供給するのは極めて困難で効率が悪い。電力会社もお手上げになる。

同じ日の東京新聞の社説に、「外国ではドイツをはじめ、イタリア、スイスなどが脱原発を表明している。ベース電源としては、太陽と違ってそれこそ昼夜を問わない風力(ドイツ)または水力(スイス)発電が重視されている。」と書いてあった。風力発電は太陽光発電と同じく、変動が激しいからベースロードには使えない。この社説でベース電源と言っているのは、主たる(または基本となる)発電方式という意味かも知れないが、それはベースロードではない。また、主たる発電方式という意味でも、正しくない。風力発電の変動と稼働率の低さから見れば、あり得ないことだ。


06. 2014年2月27日 03:06:25 : RPPySjuaX6
六本木ヒルズのように自家発電機能を備えている建物がある。過剰電力は他に融通できるときく。各家庭で1台ずつ安価で取り扱いやすく安全な自家発電機ができれば良い。原発はいらない。

07. 2014年2月27日 07:07:33 : RRlzcUujaU
>>05

またごまかしを宣伝している。出力の調整ができない原子力発電は需要に対する調整が全くできない欠陥発電方式だ。実際の発電コストははるかに高い。

屁理屈ここに極まる。


08. 2014年2月27日 12:37:03 : N8khYof2iQ
ベースは基礎、ロードは負荷。

ベースロードは電力の一定の基礎部分となる負荷のことと解せる。が、これは原子
力推進のためのまやかしである。

再生可能エネルギーでも電力の系統連係で安定化できる。天気予報で電気の発電量が
予測でき広域の発電をうまく活用すればよい。また利用者側の電気使用量の調整も可能
となっている。このほうがコスト面でも消費者にとって有利である。電気の値段は
刻々と変りそれに応じた使用量を企業は自動的に選択する。

現代はそうした利用法が可能となっており、特定の電源をベースロードとするなど
過去の遺物でしかない。

原発で高コストの電力を供給するということでは、劣った国であり、経済的にもいずれ
破綻する。


09. 2014年2月27日 13:16:33 : aiMZAOJQqY
ベースロード電源は常に安定した電力を24時間供給しなければならないが、
原発がそれに不適であることは明白だろう。

稼働率は2/3、つまり3日に1日は検査その他で休止している。
また1つの原発で何か問題が見つかれば、今回のように一斉に停止、
点検しなければならない。

とてもこんなものに安定した電力供給を頼るわけにはいかない。
水力か火力に任せればよいだけの話。

原子力は出力調整が不可能だから、ベースロード電源にすると言っているだけだ。

マヤカシもいいところだ。


10. 2014年2月27日 17:24:58 : 9L5qHJyxOU
>>05 EEPukz6NSM
>電力需要は時間により変動するが、原発は負荷の調整ができない。したがって、>原発は変動する負荷(需要)の最小の部分を受け持つ。

何で!?
そういうのを屁理屈というのっ!

負荷の調整も出来もしない原発が、何で原発が変動する負荷(需要)の最小の部分すら受け持つ資格があるのさ?
「変動する負荷(需要)の最小の部分を」どうしても原発にしなくてはならないというその理由も必要性も全くゼロなのだよ。

本当は「変動する負荷(需要)の最小の部分だけはどうぞお願いだから原発を護る為に受け持たせて欲しい」って言いたいんだろ。

「事故が起きた時はどうぞ国民の血税をつぎ込んで助けて下さい」って言いたいんだろ。

事故が起きて放射能を撒き散らしてしまったらどうぞ水(海の)に流してしまいますから許してください」って言いたいんだろ。
「使用済み燃料は国中で均等に分け合って10万年間保管しましょう」って言いたいんだろ、たった50年間発電しただけでこんなにばかばかしいリスクを国民に押し付けて、まだわかんないのか?
このバカッタレが!



11. おじゃま一郎 2014年2月27日 19:51:36 : Oo1MUxFRAsqXk : LRilXHT1kc
>10
>何で!?
そういうのを屁理屈というのっ!

>負荷の調整も出来もしない原発が、何で原発が変動する負荷(需要)の最小の部分
>すら受け持つ資格があるのさ?

最少の部分とは変動しない部分の意味と受け取ったが、これは変動による余剰部分を蓄電することにより、原発の稼働を最適化すべきであろう。

なお、福島に事故が起きたので、他の原発で福島クラスの事故が起きる確率は
非常に低い。確率論的には再稼働、新規建設は可能である。

今や反原発は反社会的分子に成り下がり、マイノリテイーであるので、
無視すべきである。


12. 2014年2月27日 21:38:50 : EEPukz6NSM
コメント05の誤解者が多いので補足する。05を冷静に読めば、こんな誤解はないはずだが・・・。

コメント05は、原発をベースロードに使えといっているのではない。どこにもそんなことは書いてない。ベースロードの本来の意味の説明と、もし原発を使うとしたらベースロードにしか使えないという、原発の特徴を述べているに過ぎない。

もう一つ、繰り返せば、太陽光発電や風力発電など、変動の多い発電はベースロードには向かない。これらをベースロードにしたら、供給側と需要ががそれぞれ変動するから、電力の質(電圧や周波数)を一定に保つのが非常に難しい。

再三繰り返すが、だから原発にせよというのではない。原発以外にベースロードに選ばれるのは、石炭火力だろう。05に書いたように、石炭火力も天然ガスや水力に比べると追従性が悪いからだ。もちろん、石炭も天然ガスもなるべく使いたくないから、それより水力がいい。しかし、日本では水力発電のの供給力は僅かだから、どのみち石炭火力を使うだろう。そうすると、石炭は負荷調整用に使うより、ベースロードに使うほうが向いている。そいういうことだ。

私も原発には大反対だ。化石燃料の大量消費にも反対だ。しかし、太陽光発電や風力発電が原発や火力発電の替りになれない。量的にも質的にも、さらに、たいして化石燃料の消費削減にもならない。

原発をやめ、化石燃料の消費を減らすためには、電力消費を大幅に減らすしかない。なんでも電気に頼る生活や産業をやめることだ。そういう覚悟が必要だといいたい。


13. 2014年2月27日 21:43:46 : 9L5qHJyxOU
>>11. おじゃま一郎 Oo1MUxFRAsqXk : LRilXHT1kc
>変動による余剰部分を蓄電
>原発の稼働を最適化

だから、その変動しない部分の発電を何で「危険な原発」でやらねばならないの?って言ってるのっ!

>他の原発で福島クラスの事故が起きる確率は非常に低い。

そんな事、結局ただの確率”論”でしかない。
もし万一事故が起きた時、火力ならたとえどんなに大事故が起きたとしても、どんなに甚大な被害者が出たとしても、数年で発電所もその地域も復旧は出来るが

原発事故の普及などいつ出来るかの目途すらもたたない。
理由はいちいち書かなくとも分っているんだろ!
書き出すと止まらなくなりそう。

火力なら被害を受けた家族だって元通りにまでは戻れなくとも元の場所に又家を建て地域の人との生活のいとなみを数年で復活させることも出来る。
神戸が立証している。
関東大震災が立証している。

だがチェルノブイリを見てみろ!

アレが原発事故の現実だ。

だけどあんたは言い出すとただしつこいだけのムチャクチャ流だから本当は書きたくもないんだよね。



14. 2014年2月28日 06:37:26 : esmsVHFkrM

そもそもベースロード電源ってなんだ?

火力も水力も需要に即応できる。ベースロードなどという概念が出てくる必要は一切ない。

ところが原発は需要に即応できない。だから昼間の需要に合わせて運転すると夜電力が余る。それでわざわざ揚水発電所を作って夜間余剰電力を「蓄電」して辻褄を合わせてきた。発電コスト計算ではこの原発につきものの揚水発電所のコストを一切入れないで(他にもいろいろ高いものをみんな入れないが)原発が一番安いと嘘をついてきた。

こんな需要に即応できない使い勝手が悪い原発をいかにも「頼りになる」ように見せようというペテンが「ベースロード電源」だ。

もう止まっている原発全部は再稼働できないし、動かせるものだけなら夜間需要の範囲内に収まるから揚水発電所コストも関係なくなる。そうだ、この原発でやれる分を「ベースロード」と呼ぼう。この部分なら原発の不利が目立たない。

だからベースロードという概念自体が原発のため、原発をやめれば誰も誰もこんな言葉を使わなくなる。

原子力ムラのジャーゴンなんてみんなこんなもの。

大笑い。


15. 2014年2月28日 06:47:48 : esmsVHFkrM

>>14だが、

肝心のことを言い忘れた。

だから、原発は「ベースロード」概念を必要とするが、「ベースロード」は原発を必要としない。

「ベースロード」だろうがなんだろうが、電力需要はあんな危険な原発に頼らずに火力水力で対応できるし、現に今現在火力水力でやっていてなんの問題もない。

「ベースロード」なんて言い出そうが、原発が危険な上に必要すらないことは自明だ。


16. 2014年2月28日 07:52:21 : kXX0mVDAHo

------------------------------------------------------------
http://www.weblio.jp/content/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89

石油/天然ガス用語辞典

ベース・ロード
読み方: べーす ろーど
【英】: base load

電力、ガスなどの事業において、ある期間における、最低の変動することのない稼働状態のこと。
LNG産業においてベース・ロード LNG といえば、需要の季節的変動にかかわりなく、
長期契約によって、年間を通じてコンスタントに天然ガスの液化、海上輸送、LNG の再ガス化という
過程を経て供給される LNG のことであり、
天然ガスのピークシェービングのための手段として利用されるピーク・シェービング LNG に対する言葉である。
------------------------------------------------------------


「ある期間における、最低の変動することのない稼働状態のこと」を「ベースロード」と言うのなら、
日本では日常の地震やら、定期点検その他やらで、しょっちゅう止まっている原発なんぞ、
そもそも「ベースロード」電源なんぞに到底なりえない。(笑)

原発を「ベースロード電源」などと呼ぶのは、ろくに働きもせずに
他人や役所をだまして金をせしめて贅沢ぐらしをしている詐欺師を
「勤労者」と呼ぶのと同様の、詐欺師のレトリックですわ。(笑)


17. 2014年2月28日 09:20:22 : 9L5qHJyxOU
小難しい言葉を駆使してなんとか煙に巻きたいようだが結局あんたの言いたい事って易しく言い換えれば、「原発ってのは調節も出来ない欠陥湯沸かし器なんだけど〜、稼動しないと僕等の利権が無くなっちゃうから、一年を通して稼動しているだけで、調節の必要のない最低稼動部分の発電だけでもいいから原発でやらせてほしい」って事なんだろ、05 EEPukz6NSMさんよ〜。

ほら!これなら分かり良いだろ^^
私って読解力の天才か?
お前の隠した黒いアンヨも黒い心臓も黒い脳みそも読めちゃうんだぞ~~~~~w


18. 2014年2月28日 09:58:26 : aiMZAOJQqY
>>14-17
全くその通り。

ベースロード電源などという言葉は、出力調整ができない原発を稼動するために
無理やり使われているに過ぎない。

深夜は電力需要が激減する。
出力調整できない原発を稼動していると、電力が余ってしまって困るのだ。

だから揚水発電などというバカなことをしている。
山の上と下に貯水池を作って、深夜の余剰電力で上に揚水し、需要の高い昼間に
水を落として水力発電する。言うまでもなく、無駄が多く効率はとんでもなく悪い。

こんなことをするぐらいなら、元から原発を稼動せず、水力、火力で
出力調整をすればいいだけの話だ。

原発を温存したい連中が、あれこれへ理屈をつけているだけだ。


19. 2014年2月28日 11:47:32 : kXX0mVDAHo

ベースには、こんな意味もあるんだってさw
        ↓
------------------------------------------------------------
base 
形容詞(bas・er, bas・est)
1 《文》〈人・行為が〉(道徳的に)卑しい,下劣な(⇔noble);ひきょうな
a 〜 fellow [act]  卑劣なやつ[行為]2 〈物が〉悪質の;にせの
a 〜 coin  粗悪貨幣, にせ金.⇒BASE METAL
3 〔古英法〕隷農的態様の------------------------------------------------------------

……というわけで「原発は base lied 電源だ」といえば、
次の二つの意味を表す。

【1】原発は「基本(base)からして嘘まみれ(lied)」の電源、という意味。
【2】原発は「粗悪でインチキで(base)、しかも嘘まみれ(lied)」の電源、という意味。

けっきょく、「原発はベースライド電源だ」というのが正解。
「ベ−スロード電源」とか言ってる奴は「アイ」を「オー」としか言えない原発村のナマリ野郎w


20. 2014年2月28日 11:53:09 : N86eMStv82
>>12
>もう一つ、繰り返せば、太陽光発電や風力発電など、変動の多い発電はベースロードには向かない。

そもそもベースロードなどという考え方自体が原子力存続のために持ち出されている。それはさておき、
平均化すれば太陽光も風力も変動は大きくない。

ところで、需要も絶えず変動している。たとえばある家では午後2時までエアコンをがんがん使って
いたが、その後買い物に出かけたのでエアコンを切ったとか。

しかし、そういう需要の変動は平均化の力によって全体の電力需要にはほとんど影響しない。わずかの
変動は気象の変化により起こるうる。これは太陽光、風力の発電にも影響する。が、この気象の変化
は予測できるし、現に今も電力会社が毎日やっていることだ。

>原発をやめ、化石燃料の消費を減らすためには、電力消費を大幅に減らすしかない。

こういうことを言うのは工作員。もうすでにヨーロッパの諸国は電力エネルギーの20パーセント
程度を再生可能エネルギーから得ている。このことで着実に化石燃料の消費は減っている。ドイツは
将来は電力の100パーセントを再生可能エネルギーから得ようとしている。
今すぐというのであれば日本では、効率のいい火力発電に移行すればいい。これだけで大きな
燃料の消費減が実現できる。


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