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放射能=「どうせガンで死ぬだけじゃん」の誤り
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7553311.html
2014年02月19日08:31 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)
以下は,大人たちのつくった世界さんからの引用です。
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「最悪でも、どうせガンで死ぬだけじゃん」ということを言う人が時々います。それは勉強不足。想像力を欠いた発言です。
すぐに「死ぬ」か「生きる」かの議論になりますが、実際には、「死ぬ=生きるの間にある悲劇」が、低線量被曝による放射線障害の現実です。
原爆症、湾岸戦争症候群、原発労働者、これまでの原発事故などによる被爆・被曝などから、色々なことが判っています。科学的に証明されていなくても、人が経験して来たことから学び、警戒することが我々には可能です。
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広島の被爆者 中村さんの記録
6畳ひと間の雨戸はいつも閉めたままで15ワットの裸電球がついたままだった。中村さんは、敷きっぱなしの継ぎ接ぎだらけの布団に被爆以来寝たきりの生活を続けていた。
梅雨明けのある朝、雨戸を開けた中村さんは、夏陽の眩しさに立ちすくんだ。9回転院をし、開腹手術を2度受けたが症状は悪化するばかりだった。
市の福祉課の担当に仮病扱いされ、精神病院に強制入院させられたこともあった。近所の開業医にできることは痛み止めの注射だけだった。放射能障害に対する医学的対処が皆無だったからだ。
中村さんは突然発作に襲われ、頭が割れる、体がちぎれると叫びながら部屋中をはい回る。体を掻きむしって血だらけになり、激しい痙攣で全身が硬直して悶絶した。
中村さんの内股には数十の傷跡が残されていた。病苦や貧困に耐え切れなくなった時、その苦しみから逃げるために、カミソリで切り裂いた傷跡だった。
「キチガイだと言われるから、その傷を写すのだけはやめてくれ」と懇願されたが、その傷跡も写した。
広島。1950年
http://daysinternational.net/jp/feature/kikujiro/
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この帰還兵が訴える倦怠感は広島・長崎の被爆者を苦しめてきた「ぶらぶら病」と言って良いでしょう。
■今後、日本でこの病気が問題になるかも知れない
福島第一原発事故を受け、今後、日本でも1〜2年後とか10年後などに、こうした症状を訴える人が徐々に現れて来る可能性があります。(数は多くないはずですので、恐れすぎないよう。)
こうした病気の知識は、予め知っておき、ネットワーク作りや、心の準備をしておいた方が良いでしょう。医療関係者も「ぶらぶら病」という言葉を、どうぞ頭の片隅に入れておいて下さい。
■広島・長崎の被爆者とアメリカ帰還兵が同じ症状=放射能が原因か?
このメリッサの場合、幸い「ぶらぶら病」としては症状が軽いようですが、しかし、このようにアメリカ兵と広島・長崎の被爆者で、同じような謎の症状に悩む人が大勢いるそうです。
この帰還兵の原因不明の症状、これは湾岸戦争症候群と呼ばれ、劣化ウラン弾の放射能が原因とされています。何故なら、広島・長崎の「入市被爆者」のように「ピカ」にあっていないのに、あとから原因不明の病気に悩まされる「ぶらぶら病」の患者の主訴と驚くほど似通っているため、「低線量放射線の障害」が原因と考えることが自然だからです。
(原因不明で慢性的な著しい倦怠感が特徴)
※事故のショックでのPTSDであるとする説や慢性疲労症候群と同じだとする説など、放射能起因ではないとする説もあります。いずれにしろ、みんなで治療法を探り患者さんが楽になることを望みます。
■じわじわと顕れる症状
イラク兵、米兵は、劣化ウラン弾の危険を知らされずに戦いました。帰還して1〜2年すると、原因不明の倦怠感に襲われます。資料が少ないのでハッキリしませんが、兵士の個人差により症状は色々あるのではないかと予想されます。
また、イラクでは、湾岸戦争から数年経った時から今日まで、子供たちや一般市民に放射能が原因としか考えられない白血病その他が多発しています。
こうした米兵やイラクの人々の健康被害を米国政府は隠蔽しているようなのです。
■広島・長崎のぶらぶら病の辛さ(リンク)
ぶらぶら病に関しては、【肥田舜太郎】低線量被曝とぶらぶら病4【1ミリシーベルトでも危険】をぜひご覧下さい。
肥田舜太郎医師は、自身も被爆し、被爆者を何万人も診療して来た94歳のお医者さまです。
■本動画は、映画「ヒバクシャ」非公式予告編です。
■兵士というもの
気丈なメリッサの、心の底にしまった悲しみをご覧下さい。
1995年あたりにたくさんの帰還兵達が自殺をしたということです。
なぜなら、病名が判らないから。医者にも判らない。つまり治療ができない。でも痛い、ものすごく痛い。
痛みを止めるためにドラッグをやり、最後はドラッグ中毒になる。するとすごく鬱になって絶望して自殺してしまうと。メリッサの友人も自殺してしまった。彼女も自殺をしてしまったそうですが、病院に運ばれて助かる。両親も病院に駆けつけたけれど、「恥知らずめっ!」「お前の医療費なんか払わないわ!」と、勘当されてしまう。
もちろん、湾岸戦争で米兵はイラクの人々を傷つけ、殺傷しました。
いくら国策だとは言っても、実際に戦っているのは兵士です。それは事実。
でも、放射線は、国境も人種も敵も味方もなく、イラクの一般人もアメリカの兵士も無関係に侵していきます。
そして、核を取り巻く問題で、各国の政府がそれぞれの政策の中で、国民や兵士を見殺しにしているケースがとても多いように感じます。
何のための戦争か。本当にこの犠牲や献身は必要なことだったのか。
原発問題と離れるようですが、原発問題にはそういう問題も含んでいるような気が致します。
■『もうひとつの核なき世界』堤未果著 (小学館・2010年)より
「劣化ウランによる体内被曝は湾岸戦争から九年経って、現地で放射性の粉塵を吸い込んだアメリカ、カナダ、イギリスの湾岸戦争帰還兵の腎臓や肝臓、肺などから見つかっている。コソボの土壌サンプルからは、五ミクロン以下の放射性粒子がミリグラムあたり数百個発見された。
湾岸戦争は、大気中に最低でも三百五十トンの劣下ウラン粉塵を放出した。その結果〈湾岸戦争症候群〉という複雑で進行性のある多器官系疾病を引き起こして いる。症状としては、通常の生活に支障をきたすほどの疲労や筋肉骨格関節痛、頭痛、精神神経疾患、情緒変化、錯乱、視覚の問題、歩行異変、記憶喪失、リン パ節症、呼吸器官機能障害、性的不全、尿路形態機能変質などである。
これらの症状の病因についての現在の理解は全く不十分だ。二〇〇二年以降にカブール、スピンガル、ジャララバード、トラボラなどの地域でも調査を行ったが、住民には〈湾岸戦争症候群〉と同じ症状が出ていた」
映画『ヒバクシャ』の監督・鎌仲ひとみさんの講演からコピーしておきます。
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痛い!でも病名がわからない。そしてドラッグで自殺。
放射能というのは目に見えないけれども使うほうも、使われるほうも被曝するということが見えてきたんです。この現実をはっきりと描きたいと思いました。それはつまり、加害者も被害者も無いんだということです。
アメリカはイラクをやっつけたくて劣化ウラン弾を使ったかもしれない。しかし、その戦争に従軍した米兵もひどい目に遭っているんです。
60万人の米兵が湾岸戦争に従軍して270人が戦場で死んでほとんどの米兵が帰ってきました。しかし帰還兵の20万人が湾岸戦争症候群になって1万人以上がすでに死んでいるんです。
湾岸戦争症候群とはつまり被曝者です。劣化ウラン弾は今回のイラク戦争でも使いました。湾岸戦争症候群になる従軍兵の数はさらに増えるでしょう。
この湾岸戦争症候群のことはこの間発売された『ヒバクシャ』のDVDにも入っています。DVDにはアメリカの帰還兵のインタビューがおまけとして入っています。
彼女はメリッサさんといいます。彼女は湾岸戦争に行ってやはり湾岸戦争症候群になってしまいました。彼女の話では1995年あたりにたくさんの帰還兵達が自殺をしたということです。
なぜかというとまず彼らの病名がわからない。お医者さんもわからないんです。わからないから治療ができない、治療してもらえないんです。
でも痛い、ものすごく痛いんです。でも病名がわからないと薬は出せません。それで痛みを止めるためにドラッグをやるんです。それでドラッグ中毒になってしまう。
そうするとすごく鬱なって絶望して自殺してしまうんです。彼女の友人達も自殺してしまいました。彼女も自殺をするんですが、助けられて病院に運ばれて助かるんです。
両親も病院に駆けつけるんですが、まず父親が「恥知らずめっ!」と、母親も「お前の医療費なんか払わないわ!」と、それで勘当されてしまうんです。
彼女は戦場で足を折ったので、傷痍軍人として補償をもらっているんですけれども、補償をもらうためには「劣化ウラン弾のことを言うな」といわれているんだそうです。
アメリカは加害者のつもりだったのですが、自国の軍人にも被害者が出てきているということです。
http://blogs.yahoo.co.jp/ecodaruma/20150021.html
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http://d.hatena.ne.jp/genpatsu_mov/20110514
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「最悪でも、どうせガンで死ぬだけじゃん」ということを言う人が時々います。それは勉強不足。想像力を欠いた発言です。すぐに「死ぬ」か「生きる」かの議論になりますが実際には「死ぬ=生きるの間にある悲劇」が低線量被曝による放射線障害の現実です。http://t.co/e9kzKIa451
— Lulu__19 (@Lulu__19) 2014, 2月 18
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