http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/410.html
Tweet |
安倍内閣支持でも、原発再稼働を支持しない世論。東京で被曝回避活動の口腔外科医が公園で歩いていて死亡。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/3452b55652ef2a8a2234498b2f91f620?fm=rss
2014-02-17 09:07:37 木下黄太のブログ
山梨などの豪雪で、多くの人が動けず、死者が出ています。物流も滞り、食料が行き届かない状態も起きています。
本来は、政府が率先して対応すべきでしたし、マスコミがもっと能動的に動く事案でしたが、週末の様相が異なりました。戦時下で三河地震を故意に隠したような意図的なものは感じませんが、無自覚の瑕疵は多いと感じています。
1. ソチ五輪優先の判断ミス
2.政府・体制側の緊急対処能力の劣化
3.山梨という地理的なマイナス、報道機関的狭間のエリア
4.大雪ということへの在京各社の認識不足
5.週末だから全てにそもそも体制が薄い状態
国が劣化している時には、どこがどうというよりも、連鎖的にいろんな話が繋がってきます。別の事で情報を隠蔽が組織の常となっていると、実は内部が劣化して腐りだすのはよくある話です。
さらに、総理大臣が、赤坂の高級店で、天麩羅を食している時に、深刻な事態が続いているのが、今の日本のリアルだと思います。
さて、原発再稼働について各世論調査の引用。
===========================================
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140216-00000028-nnn-pol
安倍内閣を「支持する」と答えた人は51.8%で、「支持しない」と答えた人は29.9%だった。
安全基準を満たした原子力発電所の再稼働については「支持する」と答えた人が32.9%だったのに対し、54.3%の人が「支持しない」と答えた。
==============================================
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014012702000137.html
共同通信社が二十五、二十六両日に実施した全国電話世論調査によると、原発の再稼働に反対するとの回答は60・2%に上り、賛成の31・6%のほぼ倍だった。
内閣支持率は55・9%で、昨年十二月二十八、二十九両日の前回調査に比べて0・7ポイント増とほぼ横ばい。不支持率は31・0%。
==============================================
勿論、原発を反対していて、なおかつ被曝問題を認識している層はぐっと少ないと思います。しかし、そういう感覚の僕から見ても、ひとつはっきりしていることがあります。
この世論調査を見ていると、一般の皆さんはよいとこどりがしたいという感覚がとても強いのだろうという感じです。それが悪いとは思えないのですが、アベノミクス的な恩恵は欲しいし、安倍内閣よりも安定した政権はあるとは思っていないし、できたら原発をやめてくんないかな、そういう感覚だろうと思います。ほんとに適当ですけど。
でも、これが世の中の一般的感覚と思って、被曝問題にせよ、原発廃炉にせよ考えていかないとならないということです。その距離感というか、その奥底の心理的な繋がりというものを捉えていかないと、自分たちが思い込んでいることを、全体に押し付けようとしても、中々うまくは行きません。
つまり原発を止めていくことと安倍内閣に反対することをいつまでも同じ話と言い続けていたら、再稼働を止めることは、実は更に難しいということです。再稼働を止めるためには、広範囲な国民が再稼働を止めるべきであると意思表示をすることが大切であって、実は世論調査が示している通りに、其のことだけなら、過半数を優に超える国民が、国や推進側から、これだけ原発再稼働への下地ならしをされていても、それでも反対の意識があるということです。
安倍内閣を好むのか好まないのかという問題は、当然にいろんな意見はあります。天麩羅の話も含めて。しかし、安倍内閣の話を優先させて戦術を組むべきなのか、それとも原発再稼働という状態を止めることを優先すべきなのか、僕はこういうことをシビアに選択すべきだと考えています。 被曝回避を優先させ、そのために原発を速やかに廃炉させたいと考え、再稼働否定の僕は、安倍内閣を否定する闘いを考えるよりも、再稼働はやめるべきという声を、全体として立ち上げる方向に専念すべきという気がしています。
こうした戦略を考えて対応していかないと、民主党没落後、選挙で自民党が単独で強固になっている社会情勢の中で、対抗策はありません。勿論、新たな政治運動、特に保守リベラルや中道左派的な運動が、再編成される必要性は本質的に大きいと判断していますが、それについても、世界的な潮流とは異なり、日本で短期的に何かめどが立つ状態ではありません。
結局は、何かの心の底にあり、自分たちが新たに心理的な合意事項を見つけていくことしか、この話の糸口はないと僕は考えています。
そこには、「原発はやめたい、放射能は怖い。」という本音は有ります。
押し黙っている東京の人々にもそれはあります。
そのことを過少評価してはなりません。
原点はそこにあります。
===========================================
このことは、被曝とどうつながる事象か、はっきりわかりませんが、こういうメールがガレキ焼却に反対し、内部被曝問題に対応している3・26政府交渉ネットから伝わって来ました。
3・26政府交渉ネット事務局です。
事務局の良きアドバイザーで内部被曝問題の第一人者の松井英介御夫婦が中心となり、3・26拡大事務局ではいつも裏方の仕事をしてくださっていた故・〇〇(口腔外科医)さんら、子ども救済基金の皆さんが、企画した「健康ノート」が完成しました。
この亡くなった口腔外科医は、僕の講演会にも来られていた方らしく、男性で50代。
事務局に伺いましたが、3/11の震災直後から、心理的に特殊な昂揚感の中にいらしたそうで、街をそのころ歩き回って相当に初期被曝していたと、ご本人は、話していたそうです。
その後、被曝問題に認識をもたれ、都内でガレキ反対の活動に中心的な役割を担っていた、3・26政府交渉ネットに協力されていたそうです。
去年12月に、都内の石神井公園で歩いている最中に、行き倒れのような形で倒れていて、突然、亡くなったということです。
死因に関しては、いろんなことが推測されるみたいですが、こうした被曝問題に熱心に関わっていた方が、また一人、突然亡くなるという事象がおきたことは間違いありません。
散歩中に亡くなるというような話もチェルノブイリでもよく聞いたケースと表面的には、類似はしています。
ご冥福をお祈りいたします。
皆さんも、まず自分の体を労わることを忘れないで欲しいです。
死なないで生き延びることが、被曝回避で最も大切な事ですから。
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素36掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。