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これでも「津波」と言い張る社会
http://takedanet.com/2014/02/post_2206.html
平成26年2月6日 武田邦彦(中部大学)
音声解説
(赤信号みんなで渡れば怖くない)
この写真は福島原発が爆発してほどない時の上空からの写真で、写真の上が陸側、下が海だ。福島原発を襲った津波は海から来たから「下から」来た。津波の一撃を受けた海岸線の建物や機械はわずかに残骸を残しているだけだ。
でも、海岸線から少し入ると津波の勢いは少し弱まったのだろう。中央部にある横に長い建物(タービン建屋)の前のタンクは上空から見た感じでは無傷で残っている。そしてその上に長い建物があり、この建物の高さは35メートルほどある。
福島原発を襲ったとされる津波は15メートルだから、このタービン建屋を超えることはできない。だから「建物が残っているということは、津波はタービン建屋で止まった」ということを示している。
タービン建屋のさらに陸側に原発が4つ並んでいる。右から1号機、2号機、3号機、そして4号機だ。1号機、3号機、4号機は爆発したので骨組みが見える。
2011年3月11日、津波は海岸線から福島原発を襲ってきたが、タービン建屋に阻まれて「津波」は原発まで達しなかった。これほど明瞭な事実があるのに、日本社会はまだ「福島原発は津波で破壊した。だから防潮堤を高くすれば安全になる」と言っている。
事実を見る目を完全に失っている。津波がきて破壊されるというのは津波の強い力で家が押し流されるからで、ゆっくりと浸水することを「津波にやられた」とは言わないし、対策も変わってくる。津波が原因なら「防潮堤」だが、単に浸水したので爆発したなら、「浸水対策」になるからだ。
浸水に対しては防潮堤は無力だ。津波の力を避けることはできるが、遠くから迂回して入ってくる水を止めることはできない。原発の建物を「津波や高潮で予想される最大高さより標高を高くしておく」ことになる。「津波対策」と「浸水対策」は全く違うのだ。
でも、今や日本社会は「口先男」の世界になり、事実を見ないで原因を特定し、写真を見れば小学生でもわかることでもNHKが空気を作ればそれで押し通せる。なぜ「津波」にしているかというと「浸水」となると、原発を一度、分解して高台に移す必要があるからだ。
もともと原発は耐震性が震度5(総合的に)ぐらいなので、地震でかなり損傷し、さらに浸水で破壊されたというのが正しいだろう。私たち日本人の親は「ウソをつき続けて日本をダメにし、それを子供に引き継ぐ」ことをすぐやめなければならない。
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