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内部被ばくゼロと震災関連死急増のジレンマ 中川恵一(とある原発の溶融貫通(メルトスルー))
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/243.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 2 月 04 日 10:17:00: igsppGRN/E9PQ
 

内部被ばくゼロと震災関連死急増のジレンマ 中川恵一
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7531237.html
2014年02月04日09:51 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)


もともと,原子力にも電力業界にも何ら関係を持ったこともなかった私が,3.11 以降は「御用学者」になり,自宅にまで活動家から電話が入る始末となった。何も,原子力業界を擁護するつもりなどはなかった。

ただ,放射線影響やがんを知る臨床医(放射線治療医)として,事故後の政府や自治体の対応を座視することができず,思わず声を上げてしまっただけである。

現実には,一般住民の被ばく量は予想以上に少なく,とりわけ内部被ばくは驚くほど低く抑えられている。

これは正直,「勝負あった!」と言えるレベルであり,「福島の勝利」と言えるものである。たとえば,南相馬市内の小中学校に通う全ての生徒約3,000人を対象に行ったホールボディーカウンターによる測定の結果,セシウムによる被ばく量は全員が検出限界以下であることが分かっている。

現状の日常生活での慢性的な内部被ばくが非常に低く抑えられており,かつそれが維持されているわけである。南相馬市の小学生の99.9%,中学生の 96.6%が受診しているため,ほぼ悉皆調査となっており,気をつけている人しか検査に来ていないといったバイアスも存在しない。

外部被ばくは内部被ばくを上回るが,安全側に配慮したとしても,年間被ばく量が 5 ミリシーベルトを超える一般住民はほとんどないと言える。(だからといって,事故を軽視するつもりは毛頭ない。事故そのものは断じて許せるものではない)

一方,私が支援を続ける飯舘村をはじめ,すでに人口 200 万人を割り込んだ福島で,15万人もの県民が避難を続けている。(福島の現状は避難ではなく,正確には「移転」)そして,避難に伴う「震災関連死」は県内ですでに 1,500人以上になり地震や津波による直接的な死亡を超える勢いで,その数は増加の一途をたどっている。

私たち「チーム中川」は,飯舘村に月 2 回程度入って支援を続けてきたが,避難生活は過酷であり,飯舘村の村民約 1,000名を対象として福島医大が行った健康調査では,糖尿病と高血圧が統計的有意差をもって増加していることが明らかになっている。

とくに,学童の肥満や学力の低下が顕著であり,試練は長期戦になる。糖尿病患者ではがん罹患リスクが 20%(肝臓がんや膵臓がんでは 2 倍!)も高くなることが分かっているから,「がんを避けるために避難をした結果,発がんが増える」という最悪のシナリオと言える。

もちろん,それは被ばくによるものだと報道される可能性が高い。リスクの大小を測る「モノサシ」を持つことが必要であることは,9.11 同時多発テロ後の米国で,テロを心配して航空機による移動を自動車に切り替えたため,自動車事故が急増したことでも明らかである。しかし,福島では,被ばくのリスクを喫煙や飲酒といった生活習慣と比較することはタブーとされている。

しかし,医学的には,実効線量 100 ミリシーベルトは,発がんリスクとしては,野菜不足や受動喫煙レベルである。(喫煙は 2 シーベルト並のリスク!)そして,日頃の生活習慣も,被ばくのリスクも,避難生活を続けるデメリットも,一人ひとりが背負わねばならないものである。リスクも被ばくも「量」であるという認識は非常に重要である。

この 8 月からは,チームの一人が松川仮設で暮らして,昼間は飯舘村の健康福祉課で勤務しているが,現在,核心は,放射線被ばくから,経済や感情の問題にシフトしている。

一方,飯舘村民はいまだ収まらない怒りを抱いており,この怒りや不信がリスク認知にも大きな影響を与えることが我々の調査でも明らかになっている。

つくづく,原発事故は起こしてはならないと感じるが,この経験をきちんとドキュメントすることも必須であろう。

2013 年 10 月 31 日 記

http://www.aesj.or.jp/atomos/tachiyomi/2014-01mokuji.pdf

=========================================

study2007 @study2007
https://twitter.com/study2007/statuses/430322052411564032
リスクを被災者に押しつけ、自分だけは勝ったつもりの人⇨:日本原子力学会誌 2014年1月号 中川恵一「福島の勝利!」 http://www.aesj.or.jp/atomos/tachiyomi/2014-01mokuji.pdf
「日頃の生活習慣も,被ばくのリスクも,避難生活を続けるデメリットも,一人ひとりが背負わねばならないものである」
2014年2月3日 9:49 PM


因みにこの方はプルトニウムは重たいから飛ばないと言って世間を騒がせた人です。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2014年2月04日 10:41:03 : aiMZAOJQqY
>たとえば,南相馬市内の小中学校に通う全ての生徒約3,000人を対象に行った
>ホールボディーカウンターによる測定の結果,セシウムによる被ばく量は全員が
>検出限界以下であることが分かっている。

WBCは、アルファ線、ベータ線はもちろん、体内奥深くに蓄積されたガンマ核種も検出不可能。
測定値が高ければ危ないが、低いからと言って全く安心はできない。

南相馬では空気も相当汚染されてしまっているから、バックグラウンドが高すぎて、
何を測っているのかわからない状態だろう。

内部被ばくの心配がないと言うのなら、WBCではなく、きちんと第三者立会いのもとで
尿検査をすべきだろう。

>「がんを避けるために避難をした結果,発がんが増える」という最悪のシナリオと言える。

へぇ、避難生活が過酷でガンになるんですか。初耳だね。

世界には、戦争や紛争などで避難生活をしている人が数えられないほどいるけれど、
ガンが増えたという報告を聞いたことがありませんね。


02. 2014年2月04日 10:50:00 : cjmI28wQzM
原子力学会誌に原稿を頼まれ寄稿したのだから正真正銘の「原子力ムラ」名誉村民じゃないの?

03. 2014年2月04日 12:17:00 : xaDfL1pmn6
板主は、ムラ住民が今に至っても

阿修羅サイトでは既に破たんしている事実に対し虚言を吐いている
事を紹介なさったわけですね

情報提供ありがとう。


04. taked4700 2014年2月04日 13:28:42 : 9XFNe/BiX575U : VfRlw3Mx0o
>医学的には,実効線量 100 ミリシーベルトは,発がんリスクとしては,野菜不足や受動喫煙レベルである。(喫煙は 2 シーベルト並のリスク!)そして,日頃の生活習慣も,被ばくのリスクも,避難生活を続けるデメリットも,一人ひとりが背負わねばならないものである。リスクも被ばくも「量」であるという認識は非常に重要である。

 この文章自体が論理的ではないと思う。喫煙と言ってもいろいろな形態がある。一日に50本以上吸う方もいれば、一日で一本だけと言う方もいる。更に、既に数十年吸い続けている方もいれば昨年から吸い始めたという方もいるだろう。年齢だって相当に影響がある。

 さらに実効線量100ミリシーベルトと言っても、どの程度の期間で100ミリシーベルトを浴びるかのかでかなり被害の様相は異なる。このことはかなり複雑で、短期間に集中的に浴びればそれはそれで被害が大きくなるし、長期間低線量で被ばくしてもそれなりの被害を受けるはずだ。シーベルトという被ばく程度を測る単位自体がとても不完全なものであり、放射性セシウムや放射性ヨウ素は単に放射線による発熱効果だけが問題であるわけではない。生体の生化学は相当に複雑で解明できている部分はいまだに少ない。放射性物質による生化学的な影響はまだあまり解明されてはいないわけであり、被ばく影響があるかないかは基本的に疫学調査によるしか確認ができないが、その疫学調査があまり行われていない様子だ。

 そもそも、「医学的には」と言っているが、それがなぜ、「日頃の生活習慣も,被ばくのリスクも,避難生活を続けるデメリットも,一人ひとりが背負わねばならない」と言うことにつながるのか、その論理が見えない。医学と言う科学的なものを持ち出そうというなら、もっと細かい条件を付けないと、「避難生活を続けるデメリット」などという大まかな表現はできないはずだ。

 いつもこういった方たちの文章を読んで感じるのだが、本当に彼らは専門家なのだろうかと思う。単に安全を宣伝する広告マンではないのかと感じざるを得ない。


05. 2014年2月04日 14:36:53 : 8l2nWPyuxQ
タバコはショートピース1日20本を30年吸い続けていたがガンになっていないし
他の病気にもなったことがないし
タバコがガンの原因と言うのはどうなのだろうかね?
2年前からタバコをやめてしまった私がいうのもなんだがねw

06. 2014年2月04日 14:55:38 : gtqEzts6jg
低線量被曝で奇形児、癌、心臓麻痺が溢れているというのが、「論理的」で「医学的」なのか?

反原発派の人の周りでしか奇形も、鼻血も、心臓麻痺も見られない。

そして証言者が何故か若い頃からの活動家。

なんでなんでしょうか?


07. 2014年2月04日 15:33:40 : aiMZAOJQqY
>>06
>反原発派の人の周りでしか奇形も、鼻血も、心臓麻痺も見られない。

放射能汚染なんか全く気にしていない、知らない人が被害を受けているよ。

「呪われていますか?お葬式が多く怖い」
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2012/1029/550647.htm

親族で突然死が多発、この人は呪われているんじゃないかと思っているが、
こんなに頻繁に起きるわけがなく、被ばくの影響が濃厚だ。

君が都合の悪い真実に目を閉じているだけだ、4153番君。


08. 2014年2月04日 17:47:54 : 6DjvRGCz2E
福島県で行われたWBCの検出限界値の高さは、阿修羅で度々問題となっていました。

ポーランドのWBCの検出限界値と比べると、それは明瞭に認識されると思います。

それから、福島県立医科大学は、甲状腺結果について、放射能の影響とは考えられないとの見解を出しています。

勝利宣言を出すには、早すぎます。

それから、震災関連死に被曝の影響はないと、断言できません。

@ 2011年3月10日〜15日まで東京に滞在したポーランド女性のWBC測定値。

WBCーXでの測定(単位は、Bq)。括弧内は、検出限界値。

134Cs 27 ± 5 (18)
137Cs 18 ± 11 (29)

WBC−Yでの測定

134Cs <* (41) ←検出限界値以下
137Cs 36 ± 19 (48)

A 2011年2月22日〜3月21日まで、つくばに滞在した男性。

WBCーXでの測定

134Cs 126 ± 11 (23)
137Cs 122 ± 16 (31)

WBC−Yでの測定

134Cs 103 ± 20 (50)
137Cs 110 ± 27 (75)

B 2011年3月2日〜14日まで東海村に滞在した男性。

WBCーXでの測定

134Cs < (20)
137Cs 25 ± 13 (34)

WBC−Yでの測定

134Cs < (28)
137Cs 25 ± 17 (45)

C 2010年12月1日〜2011年3月20日まで、つくばに滞在した女性。

WBCーXでの測定

134Cs 36 ± 6 (18)
137Cs 32 ± 13 (34)

WBC−Yでの測定

134Cs 69 ± 10 (32)
137Cs 67 ± 20 (48)

ポーランドのWBCは核種の弁別もできるようです。

I−131、Cs−134、Cs−137の他に、Te−129、Te−129m、I−132m、Te−132、Cs−136です。

http://www.nukleonika.pl/www/back/full/vol58_2013/v58n4p519f.pdf


09. 2014年2月04日 19:34:37 : S3GOUkDeVU
まぁ・・・実家に電話をたまにかけると、母が誰かしらの葬式に出て不在だったり、葬式から帰ってきたところだったり、親族〜知人の葬式ラッシュがすごい。(しかも中部地方なのに)

自分は親族でも近い親等じゃなければ葬式に出るつもりはないが、母が葬式ばかりに出かけていくのを見ると、本当にこれはヤバイと思う。先日は42歳の母のいとこが突然死。何も持病はなかったが、その人はTVを見てて・・・いきなり死んでたらしい。
震災前は親族共々頑丈な長寿の家系で自分が物心ついたころから誰一人の葬式の話題も聞いたこともなかったが、あまりにバタバタ死んでいくようなので、今まで癌等の話題もなく皆頑丈そうだったが実は相当被曝に弱い???家系なのかなと思っている。


10. 日本はひとつのチーム 2014年2月04日 23:17:29 : V3DKZA4cHE65Q : GNdfJ9oguI
たばこを吸うと、2シーベルト/年
受動喫煙させられると、100ミリシーベルト/年
原発事故があった福島県で生活したとしても、5ミリシーベルト/年
(放射能のリスクは喫煙者の400分の1)

この数値が正しいとすると、避難生活を続けるメリットはなさそうだな。
もっとも、禁煙条例を日本一早く施行した神奈川県に避難していれば鬼に金棒だが。


11. 2014年2月05日 02:11:05 : aiMZAOJQqY
>>10
>この数値が正しいとすると、避難生活を続けるメリットはなさそうだな。

明らかに間違い。
2シーベルト/年も浴びたら、1-2年内に全員死亡だ。

もう少し勉強しましょう。


12. 宮島鹿おやじ 2014年2月05日 08:46:07 : NqHa.4ewCUAIk : DocNDonHXH
おととい親戚の葬儀に行ってきましたが、法要のあとのお清めのとき、皆さんが、葬式が多いとおっしゃっていました。職場でまわる訃報も40〜50代の死亡が珍しくない印象があります。

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