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【 この先何十年も終わらない…福島第一原子力発電所の事故収束・廃炉作業 】
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2014年2月3日 星の金貨プロジェクト
変わらず見通しも技術も存在しない、メルトダウンした原子炉からの核燃料の取り出し
いつになったら日本人は、福島第一原発の悪夢から解放されることが出来るのか
終わりの見えない、福島第一原子力発電所の事故収束
セス・ドーン / アメリカCBSニュース 1月27日
アメリカCBSニュースの取材チームが、普段はなかなか入ることを許されない福島第一原子力発電所内で取材を行いました。
巨大地震と巨大津波が東日本に壊滅的被害を与えてからもうすぐ3年の月日が経ちますが、福島第一原発からの放射性物質の漏出は未だに続いており、そこから5キロ離れた道路の封鎖も続いています。
この場所では規制値の100倍に昇る放射線量が計測されています。
放射線から身を守るため、CBSニュースの取材クルーも福島第一原発の4,300人の作業員同様、放射線防護服やマスクで完全防備を行いました。
私たちが現在いるこの場所は、かつては非常に高い放射線量が計測される『立ち入り禁止』区域でした。
現在は2〜3時間なら、この場所に留まることが可能になっています。
破壊された福島第一原子力発電所を運営する東京電力は、未だに事故収束・廃炉作業を軌道に乗せることが出来ず、困難な立場にあります。
若干の前進は見られるものの、メルトダウンした3基の原子炉は高濃度の放射線を放ち続けています。
現在東京電力が世界中の人々に、見せたいと思っているものがあります。
原子炉4号機の核燃料プールからの、使用済み核燃料の取り出し作業です。
2011年3月11日に襲った巨大地震と巨大津波によって原子炉4号機では水素爆発が発生し、原子炉建屋の屋根を吹き飛ばしてしまいました。
このときたまたま、4号機は稼働していませんでしたが、その代り原子炉建屋の上層階にある使用済み核燃料プール内には、取りだされた原子炉の中身がそっくりそのまま存在していました。
そのプールの中に、爆発による破片が大量に降りそそいだのです。
CBSニュースの取材クルーは、きわめて危険だとされ、細心の注意と熟練を必要とする核燃料アセンブリの取り出し作業を、実際に自分たちの目で確認する機会を与えられました。
核燃料アセンブリは全部合わせると、約1,500セットあります。
もし作業中にトラブルが発生し、核燃料アセンブリが損傷してしまう事態に陥れば、再び大量の放射性物質が環境中に放出されることになります。
この核燃料アセンブリの取り出し作業を、つぶれたパッケージからタバコを取り出す作業になぞらえる専門家もいます。
「確かにそのように例えることが出来ます。そのパッケージ内のタバコに、火がついたらどうなるか考えてみてください。」
東京電力の技術者である尾野昌之氏が日本語でこう語りました。
尾野氏は4号機使用済み核燃料プールからの核燃料アセンブリの取り出し作業は、すでに15%完了したと語りました。
しかしメルトダウンしてしまった1〜3号機から核燃料を取り出す作業は、はるかに難しいものになります。
周辺の放射線量が高すぎて、現在の技術レベルではこの場所で作業をすることは不可能なのです。
メルトダウンした3基の原子炉には、溶け落ちた核燃料が過熱しないように、毎日数百トンの水が注ぎこまれています。
さらには1〜3号機の原子炉建屋には、毎日大量の地下水が流れ込んでくるため、毎日この水をポンプでくみ上げて、タンク内に保管しなければなりません。
東京電力がこの汚染水貯蔵タンクを製造しているスピードは、必ずしも十分とは言えません。
高濃度汚染水は一日あたり400トンというペースで増え続けています。
400トンという量は、アメリカの平均的な家庭が1年間に消費する量に匹敵します。
取材を終えた後、CBSニュースの取材クルーは放射線防護服その他を脱いだ後で、被ばく線量の検査を受けました。
記者のセス・ドーンの被ばく線量は4時間で、胸部エックス線検査の際の被ばく線量とほぼ同じ量になりました。
一日24時間連続の事故収束作業は開始されたばかりです。
福島第一原発の事故収束・廃炉作業には少なくとも40年、そして10兆円以上の費用が必要なのです。
http://www.cbsnews.com/news/fukushima-cleanup-could-drag-on-for-decades/
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現在東京都知事選に出馬している『原発推進候補』によれば、原子力発電所事故の実態については「非科学的」な報道ばかりがされている事になります。
さしずめこの記事もそうなるのでしょうか?
要は自分たちに都合の悪い事、気に入らない事は『非科学的』だという事なのでしょう。
太平洋戦争中に軍にとって都合の悪い事、気に入らない事をいう人間を『非国民』と罵って弾圧したあの時の論理と何ら変わらない、私にはそうとしか思えません。
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