★阿修羅♪ > 原発・フッ素36 > 174.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
安倍首相、東電の法的整理「適当ではない」と参院本会議で答弁 国際ルールに無知 歴代自民党政権の責任隠ぺいも(FGW)
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/174.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 1 月 30 日 22:35:00: igsppGRN/E9PQ
 

安倍首相、東電の法的整理「適当ではない」と参院本会議で答弁 国際ルールに無知 歴代自民党政権の責任隠ぺいも(FGW)
http://financegreenwatch.org/jp/?p=40617
1月 30th, 2014 Finance GreenWatch


各紙の報道によると、安倍晋三首相は30日の参院本会議で、福島第1原子力発電所事故を引き起こした東京電力の法的整理論について「福島の再生やエネルギーの安定供給の観点から適当ではない」と答弁した。会社更生法で東電を法的整理すると、被害者への賠償や事故収束作業に従事する関係企業の取引債権が十分支払えなくなる、との論法だ。

みんなの党の松田公太氏の代表質問への答弁。しかし、この首相の説明は、国際ルールである汚染者負担原則を無視しているうえに、今後のTPP交渉にも影響する可能性がある。原因企業を法的処理した後に残る賠償や事故収束は、当然、国の責任で迅速に処理するのが、これまた国際ルールである。それを否定する首相発言は、国が本来担うべき責任を放棄することになり、国政を担う責任者の認識としては、お粗末と言わざるを得ない。

汚染者負担原則は1972年にOECDが勧告したのが始まり。米国もEUも経済活動と環境問題のバランスをとる基本原則として法律の中に織り込んでいる。我が国も、1950〜60年代に激化した公害問題の法的責任を問うた1970年の公害国会で、この原則が、基本判断として据えられた。

そのそもOECDの議論は、公害発生企業が負担すべき汚染費用を国が補助金等でカバーすると、その企業の競争力を高めることになり、国際競争上不公平が起き、貿易に歪みが生じるとの判断が基本にある。したがってTPPが成立しても、日本の特定企業が環境汚染負担をせず、事実上、国によって費用負担されるとみなされると、その企業と政府はTPP違反と見做される可能性がある。

汚染原因企業が、賠償や汚染除去の負担を払いきれずに倒産した場合、賠償や処理は、政府が肩代わりすることになるというのが欧米の法理である。政府はそのために存在すると言ってもいい。したがって、安倍首相の論法は、国の役割を放棄することにもなる。国が責任ある立場に立ちたくないとの思いがチラつくのは、これまでの原子力行政を推進してきたのは電力会社だけではなく、政府が後押ししてきたことが大きいためではないかと思われる。

原因企業の法的整理の後に、国が前面に立つと、過去の政策責任を法的に追及されるのではとの不安があるのではないか。当然だろう。政策の失敗があるとすれば、それを是正するプロセスがないと、同じような失敗を今後もする可能性がある。被害者賠償、事故収束の迅速化に加えて、政策検証を丹念に重ねることが、この国の政策力を高め、国力を増強することにつながるはずだ。

東電を法的整理しても、東電で現在、廃炉対策や賠償交渉に従事している人たちは、新たな国営事故処理会社(仮称)等に移管することになる。新会社は、これまでのように先行き不安や、事故責任に対する負い目等を負わなくてもいい。地域の人々と、前向きに福島再建に取り組むことになる。福島を再建するやりがいのある仕事に打ち込めるのだ。

間違っても、事故責任を抱えながら、ごまかしと、過去のしがらみにすがって生き延びようとする、旧来型東電の再建を優先することがあってはならない。与党だけでなく、国会は国が担うべき責任をしっかり踏まえるべきだ。「失敗した企業」を市場から粛々と退出させる国際ルールが機能しない国は、国際社会から信頼されないことを肝に銘ずるべきである。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2014年1月30日 23:58:01 : RPPySjuaX6
東電は法的整理をするべきだ。それ意外にない。責任を明確しに処罰するべきで反省のない曖昧さは次の事故を必ず起こすことになる。

02. 2014年1月31日 00:00:12 : JtW399YiA2
破綻処理すると他の電力事業者が原発は廃炉って方針に転換するでしょう。
核兵器目指してる安倍政権としては原発減らすわけにはいかない・・・。


03. 2014年1月31日 09:51:43 : OTOSIyOeKE
>東京電力の法的整理論について「福島の再生やエネルギーの安定供給の観点から適当ではない」と答弁した。会社更生法で東電を法的整理すると、被害者への賠償や事故収束作業に従事する関係企業の取引債権が十分支払えなくなる、との論法だ。

法的整理しなくとも、1)所詮総括原価方式という出鱈目な電気料金徴収、2)税金投入に頼る訳だから、この論法は成立しない。国民から集めた電気料金、税金を以下に国民に再配分するかという問題で、その為に必要な法律を作れば如何様にも出来る筈。政治家が仕事をサボっているだけでしょう。


04. 2014年1月31日 13:02:39 : EMweSrS0q6
こういう風に法の基本を無視すると日本はモラルハザードのあげく崩壊するよ。

安倍政権は法制局長官に素人をつけた。無理な法解釈をするためだ。こういう目茶
くちゃをやる。国会の答弁はその国のレベルを示している。恥ずかしい国になって
しまった。


05. 2014年2月01日 12:56:16 : S2ksoSFczA

かつてアベは、原発の安全性に関する吉井議員(共産)の質問に対し、安全だから特段の対策は不要であるとの答弁をして無策のままに311の大惨事を招いた。本来、アベなる輩は国会議員、ましてや総理などになるべき人物ではなく懲役30年の刑が相応しいのである。東電の役員、斑目、甘利などの利権議員、経産省・法務省などの役人も同罪であるが検察は動かず、司法は完全に腐敗していることを国民に見せつけている。

トップセールスと称して海外へ原発を売り込もうとしているが、原発建設に関わる投資のリスク、事故が起こった場合の補償のリスクなどは日本(国民)が負い、放射性廃棄物は日本が引き取るという契約である。つまり、原発輸出によって得られる利益は原発ムラが吸いあげ、補償や放射性廃棄物等のリスクは国民が負う構造になっている。まさに、「東電の法的整理拒否」と同様で、国民には増税・高負担を求め、原発ムラ・大企業・ゼネコンには減税・増益という悪意が貫かれている。結局のところ、麻薬中毒の重症患者に少量の麻薬を投与し続けて快方に見えたとしても、中毒状態を継続・悪化させるだけであり根本的な治療とは言い難い。

そもそもアベには民主主義や政策論は無縁なのであり、20世紀の残滓とも言うべき旧来の利権集団を潤し、官僚機構が作文したもっともらしい詭弁でその場をしのぎ、取り巻き連中が用意した国民受けのするパフォーマンスを続けることだけが自分の役割であることを自覚している。そのため、少し込み入った質問や自分に不都合な質問に出会うと紋切り型の答弁を繰り返すか、答弁に窮してブチ切れてしまうのである。力のある者に媚びを売って総理大臣という権力の座に居座り続けることだけが目的であり行動原理なのである。

そんなアベであるが、2日(日)には都知事選に出馬する舛添候補の応援に入ると言う。厚労大臣の経歴や実績を誇らしげに語る舛添候補であるが、海外では子宮けい癌ワクチンの副作用で死亡した事例が多数報告され、国内でも重い副作用で苦しみ続ける被害者のことは封じている。要するに、米国発の薬剤利権のために国費を投じ、国民の健康と生命を犠牲にしてワクチン接種を推進してきた罪人なのである。舛添トップと報じる御用メディアは多いが、実態は厳しい事を官邸は知っており、それゆえの応援であろう。

アベが街頭に立ち、有権者がどのような反応をするか興味深い。ムサシを使った票の改ざんも既に準備されていることだろうが、有権者の投票行動と開票結果があまりにも異なれば不正選挙裁判への注目が集まり、今までの選挙が全て不正であったことが一気に広まってしまうだろう。プライドが高く傷つきやすいアベ総理の反応が楽しみである。アベ政権の瓦解は近い。

>世界最悪の原発事故を起こした自民党の総理大臣
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2011/04/post-fe3d.html
>売り込んだ原発の放射性廃棄物は日本が全部引き受けることになっているんだ!
山田正彦元農水大臣20130714 http://saigaijyouhou.com/blog-entry-529.html
>原子力村 癒着の相関図
http://www.mk2010.net/atomic.html
>子宮頸がん予防ワクチン不要の根拠
http://blog.goo.ne.jp/hatatomoko1966826/c/e66e31961fd4fd7a27628fba9361277e
>参議院選挙・・・選挙で議員が選ばれるので、民主主義国家であるという虚偽
http://alternativereport1.seesaa.net/article/368642555.html


06. 2014年2月01日 15:41:55 : DjRSHqZcvQ
 
 安倍晋三首相は9日、「水俣条約」外交会議の開会式に寄せたビデオメッセージで「水銀による被害とその克服を経た我々」と述べた。水俣病の救済を巡る訴訟もあり、水俣病患者や患者団体からは「今でも大勢の人が苦しんでいることを知らないのか」「『克服』という言葉は被害者に許されない」など批判の声が相次いで上がった。


このぐらいの頭脳なんだ、安倍ってのは。どうにも救い難い。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト

▲上へ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素36掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧