14. 2014年1月27日 08:47:01
: kXX0mVDAHo
日本に原発を持ち込んだトップ工作員・正力「ポダム」松太郎の読売新聞と 被曝安全教の宣伝工作員・高田純と その高田とツルんで被曝安全&核武装イケイケと叫んでいる統一教会系軍服芸人・田母神俊雄とが みごとに繋がる点と線……(笑) ↓ ------------------------------------------------------------ > 添田孝史 @sayawudon > 読売科学部の中島達雄氏は、東大・斑目主査のもと博士号を取っている。D論「原子力事故報道の内的要因分析」 > (2010)http://gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gakui/cgi-bin/gazo.cgi?no=125485 が興味深い。結論「柏崎刈羽原発の > 被災を過剰誇大に報道していたことがわかった」って、その程度で東大は博士号くれるんだなあ。 > 10:53 - 2014年1月26日まず要旨を読んで、【工学】で【博士】の論文であること両方に驚き。 「過剰誇大」ってどうやって判断しているのか気になったので探したら、なぜか失敗学会さんに本文落ちてました。 失敗学会「会員中島達雄さん、アメリカ科学振興協会発表」 http://www.shippai.org/shippai/html/index.php?name=news558 中島達雄「原子力事故報道の内的要因分析」、博士論文 (2010) http://www.shippai.org/images/html/news558/dissertation.pdf 中島達雄「原子力事故報道の内的要因分析」より、「過剰誇大」を判断する方法と結論の部分を引用します。 「第3章 全国紙の一面報道回数」より ------ 先行研究にはそのまま使える報道量の定量化手法が見当たらないため、 独自の分析手法を開発することとした。 【中略】 量的な指標は一面掲載回数や一面トップ掲載回数とし、 質的な指標は記事が一面トップかどうか、 トップなら見出しが横か縦か、などを基準にする。 【中略】 過剰報道かどうか、 誇大報道かどうかは、 過去に日本国内で起きた原子力事故やその他の事故の報道と比較して検討する。 その際、事故による死者数や、外部への影響、国際原子力事象評価尺度(INES)の評価結果など、事故の客観的なデータを 参考にする。本章においては、見出しや記事の内容の妥当性には、あえて踏み込まないこととする。 ------(p.22) 「第8章 結論」より ------ 柏崎刈羽地震被災は、 少なくとも一部の新聞が過剰誇大に報道していたことがわかった。毎日新聞の一面掲載回数は 30回中23回で4紙9事故中最多であり、福知山線脱線事故の時の毎日新聞の一面報道回数 23 回と同数だった。 朝日新聞の一面トップ掲載回数は 30 回中 12 回で、 これも4紙9事故中最多である。福知山線脱線事故の時の 朝日新聞の一面トップ13回や、JCO臨界事故の時の朝日新聞の一面トップ11回と同レベルだった。 事故の重大性を比較すれば、柏崎刈羽地震被災報道は過剰誇大だったと言える。 【中略】 第4章では、 原子力事故と他の大ニュースの競合の有無について分析した。【中略】 2007年7月の柏崎刈羽地震被災は同時期に他の大ニュースがなく、その分、大きく報じられる余地があったことがわかった。 ------(p.125) 最期にその独自の手法自体に疑問符がついてますが、まあそれはおきますw 原子力業界外における常識を使って上記「結論」につっこんでおきますね。 ハインリッヒの法則に基づいて小規模な事故から大規模な事故を予見して対策する、という観点から言えば、 死者数で事故の重要性(報道価値)を判断するのはあまりにもぞんざいです。 原発は巨大な規模の損害を被る事故の可能性を抱えているため、死者の出ない小規模な事故にも重要性を見いだす必要があるのです。 つまり、柏崎刈羽事故の報道によって国民の目が入り、体質を改善して事故に備えられる原子力業界を作ることができれば、 その後に起こることになる福一の事故において事故の規模を小さくすることや避難の混乱を押さえることができたでしょう。 そういう意味では当該報道は過小だったんじゃないかな。原子力マネーでも学界の腐敗でもいくらでもつっこみようがあったわけで。 余談だが、参考文献23の 高田純 (2003)「核科学の光と影 第4回 原子力防災(前編)」『科学』73(6), 644-650ってあの高田純だよね。「科学」に書いてたのか。 ------------------------------------------------------------ |