http://www.asyura2.com/14/cult13/msg/838.html
Tweet |
ホワイトカラーもブルーカラーも非正規で、本業で食べられないからダブルワークで、女子は夜はキャバ嬢で、安定が魅力で公務員人気が爆発とか、職業自体が崩壊状態にあります。
そして、逃げ切り世代と言われるシニアは、もう少し収入が欲しいし、まだ働けるから、不本意な仕事をし、若者からは恨まれ、働く事が迷惑みたいなおかしな状況にあります。
これは、一番は、連中が富の殆どを奪い取るという配分の問題でもありますが、コンピュータ化により生産性が飛躍的に向上し、供給を故意に絞って売り惜しみにならぬ作り惜しみをして価格の下落を防ぎ利益を最大化させようとする調整にあり、これも連中が庶民に自分達と同じレベルの暮らしをさせたくないという下らない優越感と支配者の地位から陥落する恐怖から来ているのだと思います。
しかし、連中が庶民の暮らしを苦しめれば苦しめるほど庶民は、労働時間を増やして所得水準を維持しようとするわけで、供給力が需要を圧倒的に上回ってしまった現代では、嫌がらせにも限界があります。
それが働ける年金世代の大量発生で、以前であれば、庶民に考える時間を与える事が一番危険だった筈ですが、彼らは搾取に忙しい連中より圧倒的に暇で、働きたくてウズウズしている状態です。
資本論を熟読してきた世代の彼らにたっぷり時間を与えれば、彼らは共産主義かどうかは別として、新しい経済論を必ず考え出す筈です。
そして、チャップリンのモダンタイムスのような働き方を地でいっている若者も、なんかおかしくねと啄木のように考え始めています。
そこで正解です、ではありませんが、連中の悪意は脇におき、ホワイトカラー、ブルーカラー、メタルカラーと生涯同じ職種で働けること、より知的な仕事に就ける事が成功、という発想が時代に合わなくなって来ているのだと思います。
プロ野球のトライアウトを見ると、厳しい世界だと思いますが、紙一重で、ダイアモンドか板場かと極端な運命になりますが、この世界も一軍の総取り的な世界ですが、彼らも他の種目や他の仕事をしてみたいという想いもあるかもしれないし、引退後は間違いなく、他の仕事に就かねばならない者が殆どで、コーチや解説者になれるレベルの者も本当は違う仕事をやりたいという願望があるかもしれませんが、他の道はなかなかありません。
そこから分かる事は、大多数の労働者も一つの道しかなく、どんな仕事も潰しがきかないという事です。
しかし、定年まで働き、悠々自適だった筈の定年世代が長い余生を持て余し、退屈と経済的不安で、現役世代とは違う深刻な悩みを抱え、働きたくても働けず、ちまちまと暮らす姿は、マラソンを二回走らされるような苦痛で、こんな筈ではなかった筈です。
これは、子供の進学組と就職組や普通科・商業科・工業科や文系・理系にも言えますが、もう、そんな時代ではなく、もっと言えば、支配層の連中もエリートだと思っている官僚も、暴走族だった馬鹿も人工知能の前には、競馬の鼻差ぐらいの能力差しかなく、有り難くその頭脳を拝借して、楽しく仕事をし、豊かさを享受して、俺様の方が一ミリ偉いとか下らない優越感は上から下までスッパリ捨てて、準頭脳労働でもトイレ掃除でも、油まみれ汗まみれの仕事でも単純作業でも楽しく死ぬまでできる者が本当の勝ち組で、人工知能を悪用して、自分だけいい立場をキープしようなどと考えるくそじじいは馬鹿組という事です。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。