14. 2014年11月08日 08:45:15
: 8q3qeXT2cg
特別会計と言えば、響堂雪乃氏のブログと石井紘基氏の著書『日本が自滅する日』を思い出す。一般会計は表帳簿・特別会計は裏帳簿であり、財務省の発表などは初めから信用できない。特別会計の各勘定間で負債・債券をたらい回しにし、いいかげんな決算も可能であろう。返却不能の米国債は800兆円とも言われるが、架空の利子をつけて債権・資産と計上していることだろう。会計検査院発表の無駄遣い595件、2831億円などは始めからインチキであり、「マアマア・ナアナア・臭いものに蓋」がまかり通る会計検査院の存在そのものが無駄なのである。悔しかったら法改正を求め、特別会計にメスを入れよ。 一般会計も特別会計も粉飾・流用・不正などは決して許されないものである。新たな立法により、醍醐聡氏、植草一秀氏、高橋洋一氏などを含む学者のほか、数十人の公認会計士を組織し、強制権を持った会計監査委員会を設けて徹底的に精緻な監査をしてほしいものだ。 そして、官僚が喜ぶ国会議員の定数削減はもってのほかで、「予算委員会・厚生労働部会」「予算委員会・通商産業部会」など、省庁ごとの予算委員会の「部会」を設けるべきである。また同時に「特別会計委員会:定数100人」など、特別会計に限った審議をする機関を新たに設置し、特別会計の官僚による私物化にメスを入れるべきである。 >響堂雪乃:2012年 11月21日 Dear Slave III より http://alisonn.blog106.fc2.com/blog-entry-528.html 小沢一郎の疑獄事件には、この国の利権構造が集約されている。・・・・ @‘特別会計’とは国家会計の本質だ。新規国債や年金、郵貯資金からの調達分(財政投融資)を合算し総額は300兆円規模となる。一般会計との重複を差し 引き実行額は270兆円と推定されるが、国会の承認を得る必要がないことから、使途は実質として官庁裁量となる。つまり官吏によって私物化されているわけだ。単式簿記という前近代的な会計方式により使途の遡及は極めて困難であり、財政のブラック・ボックス化がGDPの3倍超となる破滅的な国家債務をもたらしたと言えるだろう。 つぎにA‘独立行政法人’だが、繰り返し論述したとおり旧特殊法人である100余の外郭団体群が、財政投融資を通じ400兆円を超える債務を累積してきたわけだ。大半の法人は一般事業と重複し民業を圧迫するか、もしくは何らの生産活動も行っていない。つまりB‘天下りによる官吏OBの不労所得’の最大が目的化されているのであり、官僚利権の本質と言えるだろう。年間の補助金だけで消費税額と拮抗する 12.7兆円に達し、独立行政法人が起債した財政投融資という莫大な債務も国債に置換され、国民が租税により償還していると推定されている。・・・> >日本が自滅する日 殺された石井 紘基 (著) 全文 目次 http://www.asyura2.com/09/senkyo68/msg/739.html ○論理無茶苦茶の「財テク」集団 − 年金資金運用基金 年金資金運用基金は、平成一三年四月に年金福祉事業団から移行した特殊法人である。名称は変わったが事業内容に大きな変化はない。従来、年金特別会計が年金の積立金の全額を旧大蔵省の資金運用部に預託し、その資金運用部から年金福祉事業団が借り入れて“財テク”を行っていた。これでは国民の年金を利用した単なる天下りビジネスに過ぎないというので、平成一三年に名称を変更して年金資金運用基金とし、年金資金の全額を自主運用することになった。しかし、これまでの年金の積立金は七年間の預託にしていて運用部から返ってこないため、この基金の事業内容は当面、従来とほとんど変わっていない。ただし、将来は、一五〇兆円規模の年金積立金の運用がこの基金によって行われることになる。これまでの放漫ぶりを見れば、まことに心配なことである。以下に現在のこの基金の放漫経営ぶりを見てみよう。
国民から集めた年金資金は従来、旧厚生省の年金特別会計に入り、そこから資金運用部に貸し込んできた。この累計が平成一一年度末で一四四兆円である。資金運用部は、これを財投などに投じる。年金特会はこの利息として年五〜六兆円を資金運用部から受け取る。ところが、一方、旧厚生省の年金資金運用基金は財投から逆に毎年五兆円程度借りてくる。借金の累計は三六兆円である。そして、その利息が年一兆三〇〇〇億円、元利合計で五兆円超を財投に支払っているのである。 つまり、旧厚生省は国民の年金の積立金を「運用」するため三・五%の利率で資金運用部へ貸し付けたものを、そっくり三・六%の利息を払って借りてくるという、とんでもない背信行為を働いているのである。しかも、それを上塗りして、内職ビジネスで損を出しているのである。年金資金運用基金は平成一二年度だけでも一兆八〇〇〇億円の欠損金を出した。従来分を合わせた累積損金は、なんと二兆円に達しており、その穴埋めに毎年国費が七二〇億円も注ぎ込まれているのだ。「年金の積立金を運用で増やす」とはしらじらしい。無茶苦茶だ。要するに、国民の老後のための国民の金は次から次へとタライ回しされ利用され、行った先々で借金をつくり、その果てしなく積もる借金の利息に、行った先々で国民の別の金(税金)が注ぎ込まれている、という構図なのである。 それでは年金資金運用基金は、借り入れた金三六兆円を使って何をしているのか。うち約二七兆円は信託銀行、生命保険会社など機関投資家に託して国債、外債などの債権・株式等で運用している。金額が莫大であるので各民間金融機関は目の色を変えて、その獲物を競っている。事業団から金融機関に落ちる受託手数料は一兆円につき年間二〇億円ほどといわれる。 この年金財源を使って公益法人を作り、金融機関から拠出金を召し上げているのが、(財)年金保養協会の中に平成五年に開設された「年金資金運用研究センター」である。このセンターは、財団本来の目的とされる余暇保養の研究とは何の関係もない「資金運用手法の開発に関する調査研究」のために、年金資金運用基金が調査研究委託費を出す一方、都市銀行、信託銀行、生命保険会社、投資顧問会社など八七社から賛助会費を取っている。年金資金運用基金は年金資金を株式や債券市場に投資しているが、旧厚生省が売り買いのディーリングにまで手をのばすとは一体全体どうなっているのか。行政マンが一日中相場に張り付いて切った張ったをやれる訳はない。おかしいことが自らわかっていながら旧厚生省があえて設けた癒着組織といえよう。・・・> >財務省:特別会計の歳出予算額 H26年度 http://www.mof.go.jp/budget/topics/special_account/yosan.htm ○特別会計の歳出総額は411.4兆円、会計間のやりとり等を除いた歳出純計額は195.2兆円。○歳出純計額の大半は国債償還費等、社会保障給付費、地方交付税交付金等、財政融資資金への繰入れ(財投債による資金調達等)。それらを除くと、8.8兆円。○ここから、東日本大震災からの復興という特殊な要因である復興経費(3.0兆円)を除くと、5.8兆円(対25年度当初▲2.5兆円)。 Aho!
|