12. 2014年9月07日 15:57:32
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モンサントはすでに日本米で遺伝子組み換えをやっていた http://ameblo.jp/fxasenshon1223/entry-11549693986.html 2013年06月11日(火) 10時18分20秒 テーマ:国際情勢 モンサントはすでに日本米で遺伝子組み換えをやっていた 投稿者:風太 投稿日:2013年 6月 9日 (日)17時12分11秒 すでに稲の遺伝子組み換え研究で、日本モンサントと愛知県農業総合試験場が、遺伝子組み換え米 (稲の品種の一つ祭り晴に組み入れたもの・既存の祭り晴とは異なる)を作り出しています 。 しかし反対があり愛知県が断念し、市場には出ずにお蔵入りされていました。 しかしこんなことを陰に隠れてすでにやってしまっているのですね。 モンサントとしてはこの遺伝子組み換え米を日本に入れてしまえば大儲けが出来ると読んでいたの でしょう。 ただTPPに加入後は再びこの亡霊が鎌首をもたげてくるはずですから要注意です。 米モンサントの未認可遺伝子組み換え小麦、同社検査では発見されず [5 日 ロイター] - 米農業関連大手モンサント(MON.N: 株価 , 企業情報 , レポート )が開発し た未認可の遺伝子組み換え小麦が米オレゴン州で自生していた問題で、同社は5日、オレゴン州とワ シントン州で販売している小麦を広範囲にわたっ て検査したが、これまでのところ問題の小麦は見 つかっていないと発表した。
モンサントのロブ・フレアリー最高技術責任者(CTO)は会見で、オレゴン州での未認可小麦の発 見は事故か、もしくは意図的に少量の種子が持ち出された結 果、育成したもので、散発的でこの件 限りのことだと考えられると指摘。同社への妨害工作の可能性もあるとした。原因が判明するまで調 査は続けるという。
フレアリーCTOは、米農務省がオレゴン州で未認可小麦を発見した際にどのような手法を用いたの か分からないと述べ、「当社の検査だけが信頼に足りる。この検査は複雑だ。微妙な手続きが必要に なる」とした。 モンサント幹部によると、同社は未認可小麦を調べる検査手段を米農務省に提供。欧州、台湾、韓国 、日本からも要請を受け、検査手段を提供した。 モンサントによると、同社は除草剤への耐性を持つ小麦の品種開発を手掛けたが、2004年に研究 を停止。米国での最後の野外試験栽培は05年だった。しか し農務省は先週、モンサントの未認可 小麦「ラウンドアップ・レディ」の自生がオレゴン州で見つかったと発表。未認可の小麦は商業利用 が認められていないこ とから、小麦市場は混乱に陥った。 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE95500420130606 (愛知県農業総合試験場、日本モンサント、モンサントの契約書全文:末尾に河田による注) 除草剤グリホサート耐性稲の育成に関する共同研究契約書 http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/kyoudoukenkyuukeiyakusyo.htm 除草剤(ラウンドアップ)耐性 遺伝子組み換えイネ『祭り晴』愛知県農業総合試験場では、1996年より除草剤耐性遺伝子組み 換えイネ『祭り晴』の研究開発をモンサント社と共同で開始しました。
この研究は、愛知県農試にとって懸案のイネの乾田直播を実現するための、ひとつの選択肢でもあ りました。 イネの乾田直播は、日本の近代稲作の歴史の中で、ひとつの大きな目標でもあります。乾田直播で はイネを苗床で育苗し、田植えをするという手間仕事を省くことができるからです。 しかしながら、乾田直播では水を張らない田での種まきということで、必然的に雑草とのたたかい ということになってしまう。そのための対策として、除草剤の使用は避けられません。 そこで除草剤をかけても、雑草だけが枯れ、イネだけが生き残るという遺伝子操作が考えられまし た。この遺伝子組み換えイネが開発されれば、乾田直播方式での画期的な品種の獲得ということに なるわけです。 しかしながら、それをビジネス本位で考えるモンサント社にとってはそのGM品種を商品化するこ とで、大きな大きな利益を得るチャンスとなる。米と麦のGM商品化でアグリビジネスを独占する ために、ぜひ獲得したい品種でもあったわけです。 なお、この研究開発は、全国の消費者、生産者の総力を挙げた運動の結果2002年12月、中止 が決定されました。 http://www.kit.hi-ho.ne.jp/sa-to/gm-aichi.htm モンサントの遺伝子組み換え米は日本で既に販売。10年以上前から日本人の主食である米までが開 発企業の利益のために遺伝子組み換えにされ、日本の各地の水田に作付けされるようになっていた。 栽培が認可 除草剤耐性稲(祭り晴6系統) 日本モンサント・愛知県農業総合試験場 2000年隔離ほ場 2002/7/6に ストップ!遺伝子組み換えイネ モンサント社の「祭り晴」商品化反対!の全国集会が行われた。 しかし現在、遺伝子組み換えの米「祭り晴」は商品化され、販売されている。 問題の祭り晴れは、モンサント社と愛知県農業試験場が共同開発した除草剤耐性の稲。 1996年開発試験が始まり、パーティクルガン法(遺伝子を打ち込む)で遺伝子を組み換えまし た。閉鎖系温室→非閉鎖系温室→隔離圃場と農水省の環境安全評価試験をクリアし、昨年5月から は一般の圃場での栽培許可がおりています。 従って、厚生労働省が食品としての安全性を認めれば、輸入はもちろん日本国内での種子販売にも 進むことになります。
祭り晴れは愛知県農業試験場で育成された、代かき・苗作り・田植えのいらない直播きできる稲。 島根県でも1996年度から奨励品種として採用され、ヘリコプター散布の実験も行われています。 モンサント社の除草剤・ラウンドアップは水に弱いので、直播き種を使います。これまでの直播き 種には発芽前の強い除草剤+発芽後の弱い除草剤が必要でしたが、除草剤耐性なら、発芽後の強い 除草剤散布でいいので、散布回数を減らせるのが売り。 08091.jpg 新潟県上越市の中心部にある北陸研究センターは、2005年から、遺伝子組換えイネの野外実験が地 元住民と自治体の反対を押し切って強行。 この実験の最大の問題はディフェンシン耐性菌。
人も含めてすべての動植物はディフェンシンという殺菌作用を持つ蛋白質を持っています。 そして、ディフェンシンはディフェンシン遺伝子から作られます。今回の実験は、そのディフェン シン遺伝子をカラシナという植物から取り出して、それをイネの遺伝子に組み込んで常時ディフェ ンシンを生産するようにしたものです。 こ れでなにがうれしいかというと、その大量のディフェンシンにより、イネの病害であるいもち 病や白葉枯病の病原菌を殺菌できるからです。その上、これまでみ たいに大量の農薬を使わずに 、なおかつ農薬の散布・管理といった手間もかけずにイネ自身の手で自動的に、複数の病原菌を退 治してしまおうというもので、環 境に優しくて、おまけに経済的効率もいいという、これぞ錬金術 のような画期的な発明品!というのが開発側のうたい文句。 今回の実験の落とし穴 農薬の大量散布に対して、病原菌、昆虫、雑草が農薬に対する耐性を獲得した(農薬で死ななくなる )ように、この実験によっても、早晩、病原菌がディフェンシンに対する耐性を獲得することが予想 されました。 ところが、ディフェンシンに対する耐性を獲得した病原菌(以下、ディフェンシン耐性菌と言い ます)は、農薬に対する耐性を獲得した病原菌、昆虫、雑草など と比べて、次の節で述べるように 、人の健康、生態系全体に深刻な影響を及ぼす可能性があり、その問題が世界中の研究者の間で憂慮 されています。 事実、既に、室内実験でディフェンシン耐性菌が出現したという外国の報告例があり、北陸研究セ ンターの実験チームもこのことを知っていて、自分たちの論文に堂々と記載すらしていました。 今、次第に明らかになってきたのは、ディフェンシンは動植物が病原菌から身を守る生体防御の 最初の防壁(皮膚・粘液層・細胞壁)で殺菌の働きをするもの で、感染予防の第一線で大きな役割 を果たしているタンパク質だということです。また、エイズに感染しながら長期間発症しない人が いるのですが、それはα- ディフェンシンを作ってエイズウィルスの活動を押さえていることが最 近の研究で明らかにされました。 だからもし、ディフェンシンに対 する耐性菌が出現すれば、生体防御の最初の防壁でこの戦士 (タンパク質)はまったく使い物にならず、その結果、この耐性菌は、動植物への強力な感染力 を持 つことになり、人を含む自然界と生態系に大変な脅威をもたらすのではないかと懸念されて います。 http://www.nouminren.ne.jp/dat/200005/2000052207.htm 危ない! 遺伝子組み換え稲 農水省、相次ぎ栽培認可 遺伝子組み換え稲の開発競争が激化しているなか、農水省は今年に入って除草剤耐性稲など、 内外の開発企業から申請のあった遺伝子組み換え稲を「安全性評価 指針」に適合しているとして 国内での栽培や食用、加工、飼料用として輸入を認める決定を相次ぎ行うなど、組み換え稲の申請 ・確認ラッシュが続いています。 モンサント社の国内作付け承認 農水省は三月十日、モンサント社の「ラウンドアップレディ・稲」(除草剤耐性)の日本国内で の作付を認めました。モンサントは厚生省への申請を行い、食品としての輸入・販売も近い将来あ り得る状況となっています。 また農水省は四月二十八日、日本たばこ(JT)とアストラゼネカ(英国)の合弁会社オリノバ が申請していた遺伝子組み換え技術による低グルテリン稲(低たんぱく)四系統を、安全性評価が 終了したとして五月下旬から通常の水田での栽培を認可しました。 このほか日本モンサント社と愛知県農業総合試験場が共同開発した除草剤耐性稲(品種、祭り晴 れ)の六系統と、全国農業協同組合連合会が申請していたヒトの 母乳のなかに含まれる免疫性を高 めるヒトラクトフェリン遺伝子導入稲(品種コシヒカリ)を一般ほ場での栽培認可一歩前の隔離ほ 場での栽培試験にすることを 確認しました。 農水省が遺伝子組み換え稲を日本の一般ほ場(水田)で栽培しても、環境への影響はないとして認 可した組み換え稲は、現在までに七件にも上り、その一歩前の隔離ほ場試験栽培が六件に達していま す。 遺伝子組み換え稲の栽培試験状況 (2000年4月28日現在) 特 徴(品種名) 開 発 者 栽培試験状況 ウイルス病抵抗性稲(日本晴れ) 農水省 94年一般ほ場 ウイルス病抵抗性稲(キヌヒカリ) 三菱化学・農水省 94年一般ほ場 酒製造用低タンパク質稲(月の光2系統) 日本たばこ産業 98年一般ほ場 ウイルス病抵抗性(日本晴れ2系統) 農水省 97年一般ほ場 低アレルゲン米(キヌヒカリ) 三井化学 95年一般ほ場 除草剤耐性稲(M202 6系統) モンサント社 2000年一般ほ場 低タンパク質稲(コシヒカリ4系統) オリノバ 2000年一般ほ場 酒造用低タンパク質米(アキヒカリ) 日本たばこ産業 94年隔離ほ場 除草剤耐性稲(系統番号4) 岩手生物工学研究センター 98年隔離ほ場 低タンパク質稲(コシヒカリ4系統) 日本たばこ産業 99年隔離ほ場 除草剤耐性稲(カルロス、ベンガル) アベンテス 99年隔離ほ場 除草剤耐性稲(祭り晴6系統) 日本モンサント・愛知県農業総合試験場 2000年隔離ほ場 ヒトラクトフェリン導入稲(コシヒカリ)(人の母乳ある免疫性など導入) 全国農業協同組合連合 会 2000年隔離ほ場 日本人の主食である米までが開発企業の利益のために遺伝子組み換えにされ、日本の各地の水田に 作付けされるようになったら「食や健康、環境に与える影響は計り知れない」と、消費者団体からは 強い怒りの声が上がっています。 http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:FykcNrTNqC0J:www.geocities.jp/alfalfaljp/begin/began/kumikae/koen.html+%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E7%B5%84%E3%81%BF%E6%8F%9B%E3%81%88%E3%80%80%E7%A8%B2&cd=4&hl=ja&ct=clnk&gl=jp 問題の祭り晴れは、モンサント社と愛知県農業試験場が共同開発した除草剤耐性の稲です。199 6年開発試験が始まり、パーティクルガン法(遺伝 子を打ち込む)で遺伝子を組み換えました。閉 鎖系温室→非閉鎖系温室→隔離圃場と農水省の環境安全評価試験をクリアし、昨年5月からは一般 の圃場での栽培 許可がおりています。従って、厚生労働省が食品としての安全性を認めれば、輸入 はもちろん日本国内での種子販売にも進むことになります。 祭 り晴れは愛知県農業試験場で育成された、代かき・苗作り・田植えのいらない直播きできる稲 です。島根県でも1996年度から奨励品種として採用され、ヘリ コプター散布の実験も行われ ています。モンサント社の除草剤・ラウンドアップは水に弱いので、直播き種を使います。これま での直播き種には発芽前の強い除 草剤+発芽後の弱い除草剤が必要でしたが、除草剤耐性なら、 発芽後の強い除草剤散布でいいので、散布回数を減らせるのが売りです。 島根大 学で稲を専門にしておられる小葉田先生に、遺伝子組み換えの祭り晴れはまだ食用目的で の栽培が許可されていないことを教えて頂いて一安心しました。木次乳 業さんに電話し、佐藤社 長さんに報告しましたら、佐藤さんもあちこち問い合わせされ、同じ結論を得ておられました。 「これまで倒伏に強いということで作ら れていた日本晴れが、倒伏に強く食味もいい祭り晴れに 切り替えられ、種子が手に入らなくなった。祭り晴れを作ってみたらおいしかったので、扱うこと にし た。」そうです。「農協にも確認し、遺伝子組み換えの稲は絶対に作りませんから安心して ください。」とのことです。 http://www.seikatsuclub.org/ikiiki/stop_gmo/ine/7_6zenkoku_shukai.html
2002/7/6 ストップ!遺伝子組み換えイネ 全国集会・パレードに800人が参加 愛 知県とモンサント社が愛知県農業総合試験場で進めている遺伝子組み換えイネ「祭り晴」の共同 開発の中止を求めて、「ストップ!遺伝子組み換えイネ 生協 ネットワーク」「遺伝子組み換え食 品を考える中部の会」「日本消費者連盟」など5団体が呼びかけたこの集会に全国の110以上の団体 が賛同しました。 午 後1時から名古屋市中区役所ホールで開かれたこの集会では、天笠啓祐さん(遺伝子組み換え食 品いらない!キャンペーン代表)と河田昌東さん(名古屋大学理 学部助手)が、遺伝子組み換え技 術の根本的な問題をはじめ、種子汚染・残留農薬の増加・国内の一般圃場での実験栽培の拡大などの 最新情報を解説。地元の稲 作農家や本みりんなどの食品加工業者からも遺伝子組み換えイネの開発 ・商品化に反対する声が上がりました。生活クラブ愛知の藤井恵里理事長は、遺伝子汚染 や風評被 害による愛知県農業への打撃のおそれを指摘し、商品化反対の声を大きくすることと米の利用の大切 さをうったえました。また、「祭り晴」は学校給食 の米飯にも広く使われており、遺伝子組み換え 化には、自治労名古屋の給食支部なども反対を表明しています。 モンサント社の「祭り晴」商品化反対!
7・6ストップ!遺伝子組み換えイネ全国集会にご参加ください モンサント社が愛知県農業試験場で開発している遺伝子組み換えイネ「祭り晴」の商品化に向けて、 2004年に安全性審査の申請を行おうとしていると伝えられています。 日本をはじめとするアジアの主食であるイネの遺伝子組み換えによって、健康や環境への悪影響、 少数の多国籍大企業による「種」の支配、有機米をはじめとする従来のイネの栽培ができなくなる などの問題が指摘されています。 7月6日の愛知県名古屋市でストップ!遺伝子組み換えイネ全国集会への賛同とご参加をお願いしま す。 http://ine-saiban.com/saiban/gaiyo/whatistrial.htm 新 潟県上越市の中心部にある北陸研究センター(農水省の元研究機関。現在は独立行政法人「農業 ・生物系特定産業技術研究機構」の一部門)では、昨年2005 年から、遺伝子組換えイネの野外実験 が地元住民と自治体の反対を押し切って強行され、そこで、その中止を求めて反対市民から裁判が 起こされました。ここで は、この実験の最大の問題であるディフェンシン耐性菌について述べます。 人も含めてすべての動植物はディフェンシンという殺菌作用を持 つ蛋白質を持っています。そし て、ディフェンシンはディフェンシン遺伝子から作られます。今回の実験は、そのディフェンシン遺 伝子をカラシナという植物か ら取り出して、それをイネの遺伝子に組み込んで常時ディフェンシン を生産するようにしたものです。これでなにがうれしいかというと、その大量のディフェン シンに より、イネの病害であるいもち病や白葉枯病の病原菌を殺菌できるからです。その上、これまでみた いに大量の農薬を使わずに、なおかつ農薬の散布・管 理といった手間もかけずにイネ自身の手で自 動的に、複数の病原菌を退治してしまおうというもので、環境に優しくて、おまけに経済的効率もい いという、これ ぞ錬金術のような画期的な発明品!というのが開発側のうたい文句です。 2、今回の実験の落とし穴
開発側の歓声 にもかかわらず、この実験には重大な陥穽がありました。それは、環境に優しく、 なおかつ経済的効率抜群という錬金術のようなお話も、実は、殺菌作用を持つ ディフェンシンを常 時生産して、常時、イネから放出して病原菌を殺菌しまくる、という至って単純なカラクリでしかな いからです。それは、イネ自身の手で殺 菌作用を持つタンパク質を散布するという点だけが新しく 、それ以外は農薬の大量散布という従来の仕組みと比べて何の進歩もありません。従って、農薬の大 量 散布に対して、病原菌、昆虫、雑草が農薬に対する耐性を獲得した(農薬で死ななくなる)よう に、この実験によっても、早晩、病原菌がディフェンシンに対す る耐性を獲得することが予想され ました。 ところが、ディフェンシンに対する耐性を獲得した病原菌(以下、ディフェンシン耐性菌と言い ま す)は、農薬に対する耐性を獲得した病原菌、昆虫、雑草などと比べて、次の節で述べるよう に、人の健康、生態系全体に深刻な影響を及ぼす可能性があり、そ の問題が世界中の研究者の間 で憂慮されています。 事実、既に、室内実験でディフェンシン耐性菌が出現したという外国の報告例があり、北陸研究 センターの実験チームもこのことを知っていて、自分たちの論文に堂々と記載すらしていました。 3、ディフェンシン耐性菌の危険性について 最近の「抗菌」グッズの流行で、抗菌作用を持つディフェンシンも脚光を浴びるようになりまし たが、その研究は始まったばかりで、まだ分からないことが多いといわれます。 今、次第に明らかになってきたのは、ディフェンシンは動植物が病原菌から身を守る生体防御の 最初の防壁(皮膚・粘液層・細胞壁)で殺菌の働きをするもの で、感染予防の第一線で大きな役割 を果たしているタンパク質だということです。また、エイズに感染しながら長期間発症しない人が いるのですが、それはα- ディフェンシンを作ってエイズウィルスの活動を押さえていることが最 近の研究で明らかにされました。 だからもし、ディフェンシンに対 する耐性菌が出現すれば、生体防御の最初の防壁でこの戦士 (タンパク質)はまったく使い物にならず、その結果、この耐性菌は、動植物への強力な感染力を 持 つことになり、人を含む自然界と生態系に大変な脅威をもたらすのではないかと懸念されてい ます。さきほどのエイズ患者も短期間でエイズを発症して死亡する ことが考えられます。それは また、昨今深刻な問題になっている抗生物質の耐性菌に比べたとき、こちらは、抗生物質を使用し なければならない特定の状況のと きにだけ耐性菌が問題となるのに対し、ディフェンシン耐性菌 の場合、誰でも普段の生活で直ちに生体防御に支障をきたす――或る微生物の研究者は、人類の滅 亡にもつながりかねない問題と警告する――極めて深刻な問題です。そして、今回の野外実験はま さにこの問題が問われているのです。 さらに詳細を知りたい 人は -−>> 4、北陸研究センターの態度 最近まで農水省の研究機関であり、今回の実験のことを自ら「国家プロジェクト」と豪語して憚ら ない北陸研究センターは、このディフェンシン耐性菌の危険性の問題について、本来、市民の納得が いくようにきちんと説明を果す責任があります(説明責任)。 しかし、残念ながら、昨年の裁判の中で、北陸研究センターは、 《耐性菌の出現の余地は科学的になく、また実際耐性菌の出現についての報告もない》(答弁書12頁) と「偽装」の主張を行ない(のちに、耐性菌の出現を報告した論文が判明したからです)、その上、 《万が一ディフェンシン耐性の菌が出現したとしても、現行農薬に対する耐性菌ではないため、現行 農薬で十分対処できる》 と、世界中の研究者たちが「人を含む自然界と生態系に大変な脅威をもたらす恐れがある」と指摘し ている問題を、単にイネの問題としか捉えず(しかも、農薬をまけば問題ないとは、一体「環境に優 しい」というセンターのうたい文句はどこに行ったのか!)、 挙句の果てには、 《本 申立は、本実験を批判し、批判を喧伝する手段の一つとして行われたとしか考えられず、手続 を維持するだけの法律上の根拠は全く認めることができない。いず れにせよ、本申立においては、 そもそも一般的な高等教育機関で教授ないし研究されている遺伝子科学の理論に基づいた主張を展開 しているものではなく、遺伝 子科学に関し聞きかじりをした程度の知識を前提に特定の指向をもっ た偏頗な主張を抽象的に述べているに過ぎず、また法的に考察しても非法律的な主観的不安 を書き つらねただけのものとしか評価しようがなく、債務者としてはかような仮処分が申し立てられたこと 自体に困惑するばかりである》(答弁書19頁) と、素人の聞きかじりの知識による裁判のために、崇高な国家的プロジェクトが妨害されるのは心外 極まると言わんばかりの高圧的な態度を表明しました。 これこそ、総論はHPなどで「適切な情報公開・提供に努めます」と美しいコトバを表明し、各論 でいざ実際の実験の危険性を指摘されると、手の平を返したよ うに「特定の指向をもった偏頗な主 張を抽象的に述べているに過ぎず‥‥かような仮処分が申し立てられたこと自体に困惑するばかりで ある」と開き直って見せ る欺瞞的態度の典型例というべきものでしょう。 5、裁判所の判断 申立人は、予見不可能性と回復不可能性を特質とする GM事故の防止という観点から、本野外実験 の危険性を明らかにしました。しかし、一審裁判所は、ディフェンシン耐性菌の問題について、短時 間で細胞分裂を くり返して爆発的に自己増殖するという生物特有の性質を見落とし、耐性菌を従来 の化学物質などと同一レベルで考えるという誤りを犯し、なおかつGM事故に おかる「疑わしきは罰 する」という予防原則の適用の必要性を全く理解せず、専ら伝統的な事故の枠組みの中で、ディフェ ンシン耐性菌の危険性を判断して、申 立人にその危険性の証明がないとして申立を却下しました。 さらに、二審では、ディフェンシン耐性菌の問題について申立人が北陸研究セン ターの主張には 根拠がないことをことごとく明らかにしてみせたにもかかわらず、裁判所は、これを明らかにした微 生物の専門家たちの意見書を「杞憂」にすぎ ないと断定して退けました、一言の理由も示さずに。 そこで、これを読んだ或る研究者の人はこう言いました――こんな非科学的な判決で、人類の将来 が脅かされるのかと思うと、ものすごい憤りを感じます。 その全文は−>> 今、人類と生態系の存亡に関わる危険な実験が、こうしたヤバンな科学研究者の人たちの手で強硬 に推し進められていることを、我々市民は是非とも注視=中止していきたいと思います。 http://oujyujyu.blog114.fc2.com/blog-entry-1084.html |