それにしても人間というヤツは男であれ女であれすぐ暴力に訴えたがるの
　だよなあ。
　

あなたには芯が無い
骨の無いグニャグニャな塊のようなものだ

だからあなたは立とうとしても立てない
そして永遠にその確固たる骨組みを欲しがる

だがもともと軟体でなければ立とうとする必要など獲ずとも立てる筈のものだ

軟体ならば何故立たないといけないかと考えるだろう

では、あなたが立てないのは何故なのか？

そこに、あなたらしさを奪う不要な思い込みがある

整理も出来ずにゴミダメの様に築かれてしまったのだ

あなたは人々の中に溢れた凝り固まった思い込み(宗教観やら倫理観やら)を
何でもかんでも従順に懐のうちに入れてしまう

何故なのかを考えればいい

あなたは人に何かを考えさせようとしているが、
自分が何故いまそうあるのかを考えたことは無いのだろう

自身の意識に無自覚では、自身にいつまでも責任が無いままであると言えるだろう

そしてこれからも自身の意識に責任をもつわけでもなさそうだ

何故なら、あなたは他者の造ったレールの上を従順に歩くだけで、
結果、良い人生が築かれると人に勧めているからだ

その無防備さが無気力さに繋がり、それがいけないと奮起するを繰り返す

自己矛盾に逆らうことも出来ない

あなたが自分の比類なき創造性を放棄して、
ただ、ゴミだめに身を窶す様にし、依存性の塊でありつづけるのは、
あなた自身に、自身の価値を認めさせていないからだ

そうした状況でもまだ、腐りきらないで生きながらえるのは、あなたにまだ生命の火種がある証拠である

だがそうした場所で生み出されるくすぶりは、周囲を焼き付くし、自分をも焼き尽くす怒りの炎、
そして煮え切ることの無い執着の念だけである

あなたはそうした自己の怒りの炎を自ら怖れても居る

神にすがり求めるなら、自分を完全に消し去ればいい

そうすれば自分のことで悩む必要は無くなるだろう

すべてを諦めきることだろう

神の威光をあなたが振りかざそうとするのは、
あなたは神を無敵の武器かなにかと感違いしているからである

そうして周囲を巻き込んで自分を消し去りたいのである

そしていま、消え去ることも出来ない場所にあなたはいる

あなたが自身に価値を認められないのは、他者を軽んじているからである

あなたの中に、あまりにも厳格な倫理観や道徳観念に依る洗脳が、
根深いところ迄進行しているためでもある

あなた自身の苦しみは、自分の力を認められないという一点に在る

あなたがいま信じる神、それこそが偶像崇拝の神である
その偶像を捨てた時にあなたを拾う神こそがあなた自身である

神に名など無い

名に分別出来ないものが神であるのに、
それでもあれやこれやと分別を施す

それは人が意識に認識する為に、便宜上作り上げられたものでしかない

便宜上必要だという考え自体が歪なのである

あなたもまたそのような歪な考えに、自然であるものを無差別に切り刻んで、
自己がどうだ他者がどうだと差別性に法悦を求める

おかしなことだと思わないか