10. 2014年7月30日 21:53:02
: WEM9fM0qEw
7月27日付けのRK大将のブログに曰く(都合上、勝手に改行してしまいました)。 (マスコミ各社はユダ金の謀略組織である、と云う毎度の主張を述べたうえで) >メディアに配置されたユダヤの犬どもも必死である。ユダヤの犬を任じることによって、 >各企業組織で支配者の地位を与えられ君臨してきた。報酬や役得も与えられてきた。 >だが、ユダヤの犬どもの跳梁跋扈を快く思っていない幹部たちは今息を潜めている。 大将は「自分と自分の信者さん以外の、普通の人々」を、徹底的に軽蔑しています。自分たちとは異質な存在であると思っている。いや、自分たちこそ、その愚かな一般人どもから抜きんでて進化した異質な存在なのである、と思っていらっしゃる。 大将にとってこの世界は「ユダ金ども裏社会の構成員」「それと闘うRK大将とその同志」「それ以外の愚かな一般人」。この三者で構成されています。何とまぁ薄っぺらい世界でしょうか。なんて大将の妄想に都合のいい、貧しい世界でしょうか。
最近、大将のブログでは、そこここに、 「金融ユダヤ人100万と全人類70億人の戦い」 とかいう文言が踊っていて、さしずめ大将は、その「全人類70億人」の総大将を気どっているんでしょう。さぞかし良い気分ですよねきっと。 けれども、大将が自分の味方だと勝手に決めた「全人類70億人」の一人ひとりは、同時に、 「ユダヤの犬を任じることによって、各企業組織で支配者の地位を与えられ」てしまうような、そんな浅ましい人間どもだと、大将はそうも言うわけです。 いや、その「ユダヤの犬」は、大企業だの大手マスコミだの中央官庁だので出世した奴らの事だろ?と思われるかもしれません。そんな奴らはどうせオレとは違う、腹黒い豚どもだろ?って。 まぁ確かに、大将も大将の信者さん達も、そして、ここをご覧のアナタや私も、きっとそういう組織での出世とは、幸運にも(残念にも?)縁がない人々だ…って点では、同じかも知れません。でかい組織で出世するような奴らはオレ達とは違う、と思いたくなってしまうかも知れません。 けれども、言うまでも無いことですが、そういう組織内で出世した人間だって、決してアナタや私とは異質な人間だというワケではありません。我々が、今とほんの少しだけ違う人生を歩んでいたらそうなっていたかもしれない「自分の別の可能性のひとり」でしかないんです。出世するかしないかなんて、同じ人間として、そんな大した違いではない筈です(と信じたいです・笑)。 そう思って少し想像してみると、たまたま我々が運に恵まれ大企業や官庁で出世したからと云って、たかがその組織内で与えられる程度の地位や報酬に釣られて、ホイホイと「ユダヤの犬」になるでしょうか。犬にはならないまでも、「息を潜め」ながら「秘密の真相」をずっと守り続けるでしょうか。全然そうは思えないんですけどね。 言っておきますが、真の「ユダヤの犬」は、凄まじいですよ?いま仮に、岩手県の陸前高田市に実家のあるAさんが、運に恵まれ東大を出て中央官庁で出世したとします。やがて彼はめでたく「ユダヤの犬」になる地位まで出世しました。で、そのうちにAさんは「東日本大震災テロ」の計画に組み込まれ、高級官僚&ユダヤの犬としてユダ金の謀略のお手伝いをさせられます。結果、津波でAさんの実家は流され、ご両親も親戚も友人も亡くなってしまいました。 けれども、当然、Aさんは既に「ユダヤの犬」なわけですから、ユダ金どもから与えられる地位や報酬に目がくらんでいて、自分の故郷が壊滅して年老いた両親が津波で流されても、もはや何の痛痒も感じません。彼は死ぬまで「真相」には口をつぐみ、これからも嬉々としてユダヤの犬として働くでしょう。 …うん、ユダヤの犬って凄まじいわ、あり得ないぜ。でも、大将は我々に向かって「お前らだって出世したら必ずそうなるんだ」と言うわけです。「俺の言説を信じない奴らは、しょせんそういう奴らなのだ」と。何が「全人類70億人」ですか。そんなの、大将にとっては軽蔑の対象でしかないくせに、勝手に味方ヅラしないでほしい。 アナタや私は、まぁこのさき出世する見込みは無いから(笑・決めつけてますけど)「ユダヤの犬」になる心配は杞憂ですが、それはRK大将に言わせれば「お前らは裏社会からも相手にされない能力の低いアホどもである」ってだけのことです。普通の人間がもし仮に、たまたま運良く出世しちゃったら、たちどころに裏社会に取り込まれ改造手術で犬にされちゃうわけですね。オラ、アホの子で助かったぞ〜♪ 更に言えば、べつに「ユダヤの犬」は出世した人間ばかりとは限りません。例えば今回のウクライナ問題で、大将の言うように、 「ユダヤ金融裏社会は、マスコミを総動員して、マレーシア機撃墜はプーチンの差し金である!とウソ記事を書かせ、ユダ金が偽装した撃墜現場を、さもロシアの犯行現場だと偽ってウソの報道をさせているのだ」 というのが「真相」だとしたら、そのウソ記事を書いたり捏造現場からレポートを入れたりするのは、マスコミで出世した「幹部」の仕事ではありません。まだ出世していない一般のヒラ社員だったり、フリーランスや契約社員だったり、それこそ「普通の人々」の仕事なわけです。 彼らに協力させないと、ユダ金どもの思惑は実現しません。彼らのことも「地位や報酬」で釣るのでしょうか?どうやって、誰一人、今後も死ぬまで秘密を漏らさないようにさせ続けるのでしょうか? 簡単なことだ、愚かな70億人の「その他大勢ども」には、自分の意思など無いのだ。裏社会が少し脅したり褒美を出したりするだけで、簡単に操られ、黙々と忠実に裏社会の手先になってしまうのだ。 RK大将なら興味なさそうにそうお答になるでしょう。大将の関心はあくまで「裏社会の大物対自分の闘い」であって、我々普通の人々ではないからです。たまに思い出したように「全人類70億人」とかビッグなセリフを言ってはみるけれど、その「70億」の人々が、それぞれどんな思いで生きているのか、何を考えて暮らしているのか、そんな小さくてクダラナイ事には、きっと何の関心もないんでしょう。 誤解しないでいただきたいのですが、私は、大きな組織で出世したり、マスコミで働く人々をも「我々と同じ普通の人々」だと思っているからと云って「だから彼らが悪い事をする筈はないのだ」と言いたいわけではありません。 大企業や中央官庁で出世するうちにその組織内の論理に染まってしまって、ともすれば私たち一般人の常識とはカケ離れたような言動をしてしまう人は、確かにいますよね。人の痛みが判んないのかこのヒト…って人は、偉い人ほど多い気もします。マスコミの報道だって、おかしなコトは山積していると言っていいかもしれません。 でもそれでも、彼らが、大将の妄想するような「ユダヤの犬」になるかといえば、それはまた全然別の話です。大将の言う「ユダヤの犬」は、文字通り「人でなし」です。仮にRK大将の言説(笑)が正しいと仮定したなら、戦後数十年、今に至るまで、ユダヤ金融裏社会がこの国を支配し数多くの謀略事件を起してきたという「真相」が、その当事者たちから語られることが一度もなかった、という事実は、世の中がその「人でなし」で溢れているという事に他なりません。 どこかの大きな組織でたまさか出世した人(どっさりいますよ)の誰か一人でも反旗を翻して「RK的真相」を暴露すればそれで終わってしまうのに、今まで誰もそんな人はいなかった。つまり、過去から今まで大きな組織で出世した膨大な数の人々は全て「犬」にされちゃったわけですからね。そんなの有り得ると思う方が、どうかしています。 出世した人、偉くなった人、マスコミの人…そういう人が間違ってるとしたら、それはあくまで「普通の人々が犯す間違い」でしかないと思います。言わばそれは、誰にとっても「自分の身内が犯した間違い」ということでしかありません。「いや、オレは無関係だ!そんなヤツらは俺とは違う異人種なんだ!」と切り捨ててしまうのは簡単で、自分は傷つかずに済むけれど、でも無責任です。自分と地続きの人間が間違いを仕出かしていると思うからこそ、私たちには批判したり間違いを正す責任がある筈なんです。 大将のように「自分」と「敵」が互いに異質な存在の、いわば光と闇で、その二元論的闘争こそがこの世界の真実なのだ、と妄想するのは、安易で無責任な逃避でしかありません。そう云うことだと思うのでした。
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