http://www.asyura2.com/14/china5/msg/903.html
Tweet |
http://news.searchina.net/id/1573742?page=1
サーチナ 2015-05-14 22:21
中国人民日報系のメディア「環球網」は13日、「英国は中国に早期警戒用レーダーを輸出。目的は民間用。実際には早期警戒機に」と題する記事を掲載した。
米誌「The Week」が公式サイトに掲載した「中国軍はなぜそれほど多く、他国の機をスパイして航空機を作るのか」と題する文章の一部を使った。中国が「民間用」として英国から輸入したレーダーを軍用機に使ったことは知られていたが、中国メディアが自国当局の「約束違反」あるいは「不誠実」な行為をそのまま掲載した理由は不明。
問題の機は、輸送機「Y−8」を改造した「Y−8J」。機体の先頭部分に英国から輸入した、ラスカル社製のレーダー「スカイマスター」を搭載している。ラスカル社は2000年、フランスの航空宇宙・軍需産業企業のタレス・グループに買収された。早期警戒機は、相手側の行動に対応して友軍機の管制も行うことが一般的だが、Y−8Jの同能力は限定的であるため洋上偵察機に分類される場合もある。
中国はラスカル社から「スカイマスター」8セットを購入する際、「海上における密輸行為を取り締まるため」、つまり「民間用」と見なされる警察権の行使を目的と説明したが、純然たる軍用機である「Y−8J」に同レーダーを取り付けたという。
自国の軍事関連当局が「信義を守らず信用できない」存在であることを示す内容であり、共産党系メディアである「環球網」が同記事を掲載した意図は不明だ。同記事は、中国の大手ポータルサイトの新浪網や、その他のニュースサイトも転載した。
**********
◆解説◆
Y−8は1957年に初飛行した旧ソ連の輸送機「An−12(アントノフ12)」のデッドコピー機。中国ではさまざまな改良がくわえられ、空挺部隊用機、偵察機、電子偵察機、早期警戒管制機、対潜哨戒機などさまざまなタイプの機が作られた。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:CNSPHOTO。2014年8月に雲南省で地震が発生したことを受け、救援のために四川省の飛行場から出発する中国軍部隊。Y−8に乗り組もうとしている)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。