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習近平国家主席は世界共産化を狙うのか(共同)
【中国の野望】中国“国防費”が異常増加 ひた隠しにするその魂胆
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150203/frn1502031140001-n1.htm
2015.02.03 夕刊フジ
★(1)
「イスラム国」が、ジャーナリストの後藤健二さんを殺害したとする動画をインターネット上に流した。卑劣極まりない行為である。テロリストによる暴挙は断じて許されるものではない。後藤さんのご家族のご心痛を思うと、言葉もない。
私は、今回のテロに対し、一部の野党やメディアを例外として、日本人の多くが「テロリストには屈しない」という思いで、冷静に対応したことを評価したい。彼らは歴史上最も残忍で残酷なテロリスト集団であり、イスラム教徒を含めて全世界の敵だ。日本政府の対応は正しかった。
一方で、日本の憲法や法律が「普通の国家」としての機能を束縛し、重荷になっていることを痛感した。そして、もっと大きな危機を前にして、日本人が目をそらしていることには警鐘を鳴らさざるを得ない。
前者については、安倍晋三政権は安全保障関連法案の成立に全力を挙げており期待したい。同時に、日本人はすぐ隣に、軍事予算を毎年2ケタ増させている共産独裁国家があることの脅威を深刻に受け止めるべきだ。
中国の国防費は、2000年は約300億ドル(約3兆5200億円)だったが、14年には約1320億ドル(約15兆4980億円)まで急増した。米国防総省は「実際の国防費は約1・3〜2倍」という報告書を出している。
昨年3月の全国人民代表大会(全人代=国会)で、李克強首相は「われわれ中国軍の『革命的性格』を包括的に高め、さらに近代化を推進し、継続的に戦闘能力と戦争抑止力を高め、情報化時代の戦闘能力を高める」と宣言した。
革命的性格とは、毛沢東主席が70年代まで掲げていたスローガンで、武力も含めた世界共産化を意味する。中国による世界支配という野望だ。故郷チベットを奪われた私は身をもって、この危険性を理解している。
「中国国防費の異常増加」と「世界共産化の野望」は、世界の平和と安定への脅威だが、中国はその魂胆をひた隠しにしている。そして、日本のわずか1・2%の防衛費増加に対して、「日本が軍国主義へ走ろうとしている」と批判している。
究極の欺瞞と言うしかない。日本の一部野党やメディアがほぼ同じ言葉で政権批判をしていることに、私は「あなた方は、中国の手先ですか?」と言いたくなる。
中国の歴代指導者は、軍の統制強化や、国民の不満のガス抜きのために戦争や紛争を利用してきた。習近平国家主席は「反腐敗運動」という名の権力闘争を続けているが、国内に不満が蓄積している。習氏が過去の指導者の手法を踏襲する可能性はある。
今年の「成人の日」に、某新聞が社説で「戦争をしない人」になるように新成人に説教していた。いまだに現実から逃避し、平和憲法なるものを神棚に備え、平和を唱えるだけで平穏でいられると思っているのか。
イスラム国の卑劣なテロでも分かるように、世界は激動している。日本人が覚醒することを切に願う。
■ペマ・ギャルポ 国際政治学者。1953年、チベット生まれ。78年、上智大学国際学部大学院中退。80年、ダライ・ラマ法王アジア・太平洋地区担当初代代表。97年、拓殖大学海外事情研究所客員教授。2001年、チベット仏教ニンマ派総宗門顧問。05年、桐蔭横浜大学大学院法学研究科教授。著書に『中国が隠し続けるチベットの真実』(扶桑社新書)、『最終目標は天皇の処刑 中国「日本解放工作」の恐るべき全貌』(飛鳥新社)など。
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