http://www.asyura2.com/14/china5/msg/269.html
Tweet |
当選を確実にした候補者の名前にバラ付けを行う安倍晋三首相(右から2人目)ら自民党幹部=14日、自民党本部(ロイター)
【中国ネットウォッチ】自民大勝で中国メディアにブーメラン!? 中国ネット民「何でまた安倍なんだ」
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20141222/frn1412221140002-n1.htm
2014.12.22 夕刊フジ
衆院選での与党の圧勝は中国でも予測されていたが、いざ結果が伝わると、ネットユーザーらは次々に不満や批判を書き込んだ。中国メディアが日頃、「右翼」と書き立てる安倍晋三政権が継続するのはおもしろくないというわけだが、書き込みからは、中国で現実とかけ離れた対日理解が広がりつつある実態が垣間見えた。
「何でまた安倍なんだ」「日本人民には、かなり失望した」「日本製のものは買わない!」
中国中央テレビが15日未明、中国版ツイッター「ウェイボ」で、衆院選での自民党の大勝を報じると、こんな書き込みが殺到した。15日午前11時45分までにあった570件の書き込みのうち、安倍氏続投を支持するものは皆無に近かった。
「中国人が団結して日本旅行に行かなければ、日本経済は落ち込むのに、こんなに多くの中国人が日本へ旅行に行くとは。ああ…」
安倍晋三首相による経済政策「アベノミクス」の成功を望まないユーザーの嘆き節もあった。
見過ごせないのは、誤った対日理解に基づく主張だ。
「もし、日本人の大部分が集団的自衛権の行使に反対し、平和を愛しているなら、どうして安倍がこんなに大勝ちするのか。軍国主義の復活は、われわれが思っているように一部の右翼だけに見られるのではない。日本は民族、国家を挙げて軍国主義に傾き始めているのだ」
「日本人が安倍晋三を選んだのは、間違いを繰り返す政府を選んだのと同じことだ。このことはつまり、日本人という民族が悔い改めない民族であることを中国人にハッキリと教えているのだ」
こうした極端な解釈と論理展開に大きな影響を与えている一つが、中国国内のメディア報道だろう。メディアが伝える安倍氏や日本政治をめぐる一面的な情報に基づき、読者・視聴者はありもしないイメージを形成・増幅し、それらを現実の上に投影してしまっている。
一方で、メディアの報道ぶりと、選挙結果との「矛盾」を批判する書き込みも目立った。
「中央テレビは日々、どれだけ多くの日本人が安倍を支持せず、日本の専門家がどれだけ安倍を非難し、日本のメディアがどれだけ安倍を支持していないかを報じてきた。赤っ恥じゃないか」
「いつも中央テレビの報道を見ていると、安倍の支持率は暴落しているような感じだったのに、どうしてこんなに大勝するんだ」
「さっき中央テレビの解説員が、投票率の低下は安倍政権が歓迎されていないことの表れだと説明していたが、どういう理屈だ。深●(=土へんに川)の南の辺りのように(=香港のことを指す)人々が皆、投票を求めるのがいいのか。政治に対する不安から、我先にと争って投票に行く。これこそ政府の悲哀ではないか」
衆院選を経て、安倍政権が長期化する可能性が出てきた。そうであればなおのこと、中国メディアには、好むと好まざるとに関わらず、ありのままの日本の姿を伝える客観的な報道を心がけてもらいたいものだ。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。