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中国 APEC開催に合わせ北京五輪以来の強制的大気改善策実施(NEWS ポストセブン)
http://www.asyura2.com/14/china5/msg/146.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 11 月 09 日 13:36:25: igsppGRN/E9PQ
 

中国 APEC開催に合わせ北京五輪以来の強制的大気改善策実施
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141109-00000006-pseven-cn
NEWS ポストセブン 11月9日(日)7時6分配信


 中国政府は今年11月に北京郊外で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の一連の会議に合わせて、微少粒子状物質(PM2.5)などの大気汚染を防ぐため、河北省内の2386企業の生産をストップさせるとともに、2445件の工場の建設工事も中断させた。また、北京市政府は11月7日から12日までを休日にしており、市民らにこの期間中は北京を離れるように勧めている。

 これだけ大規模な企業の操業停止や大型連休は極めて異例で、市民の間では「まるで体の良い所払いのようで、庶民をバカにしている」との声も出ている。

 河北省は中国のなかでも鉄鋼の一大生産地で、その煤煙がPM2.5の大きな原因となっている。このため、北京市中心部から100キロ圏内にある河北省の工場などが操業停止となった。

 このほか、工業生産が盛んな天津市や、石炭が主力産業である山西省、内モンゴル自治区、山東省でも工場に空気清浄機を設置する措置を通達したほか、APEC開催中は生産量を減らすよう指導している。

 北京市では10月19日に北京マラソンが開催されたものの、この日の大気汚染は世界保健機関(WHO)が定める汚染の許容量の16倍に達し、多くのランナーが参加を取りやめたほか、マスクや防毒マスクをかけて参加したランナーも多数みられ、北京のPM2.5の深刻さにあらためて関心が集まった。
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 このため、北京市でも11月3日から12日まで、市内に進入できる自動車のナンバーの末尾の数字を決め、他の車輌を入らせないようにする排気ガス対策を実施している。また、市内245カ所の主要道路、約3000件の建築物の清掃などのクリーン大作戦を近く展開する。北京紙「新京報」が報じた。これだけ大きな美化キャンペーンは2008年8月の北京五輪以来6年ぶり。

 さらに、11月7〜12日の休日は、10月初めの国慶節(建国記念日)に続く大型連休となった。学校や企業などは休みとして、市内の旅行代理店に対しこの期間のパッケージ旅行の割引を働き掛けている。

 とはいえ、「環境対策のため、市民を追い出すのは本末転倒だ。いつも、APEC期間中のように、市民のために、環境対策を講じるべきだ。その場しのぎで、根本的な解決になっていない」との書き込みがインターネット上でみられている。


 

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コメント
 
01. 2014年11月09日 13:45:25 : drrFs4ynWU
それぐらいしか出来ないってことだな
経済も停滞するだろうが、実質影響ないのか?

02. 2014年11月11日 12:14:30 : PpY2FGsUbg
 APECが終われば元に戻る。
無駄なことばかりする習近平さん。

03. 2014年11月21日 07:44:01 : jXbiWWJBCA

「金曜動画ショー」
中国の大気汚染を解決するビジネスとは

PM2.5問題、現地で見てきまショー4回目

2014年11月21日(金)  鶴野 充茂

 大気汚染の深刻さが繰り返し報じられる中国・北京。実際どうなのか、現地に行って直接見てきましょう、というこの企画。4回目の今回は、PM2.5が生み出すビジネスチャンスについて、レポートします。

 ネット動画はアイデアの宝庫、それでは今週もいってみましょう。

やっぱり戻った北京のPM2.5

 APEC開催期間中、市内を中心に厳しい交通規制や休業命令などによって一時的に青空が見られた北京でしたが、大方の予想通り、国際会議が終わると同時に、大気汚染PM2.5のレベルも深刻なレベルに戻ってしまいました。


APEC首脳会談時が底で、状況は悪化している
 中国政府はこれを大きな問題と認識し、解決に向けてさまざまな策を講じ始めてはいますが、前回までにお伝えした通り、実際に問題が収束に向かうには、少なくとも20-30年はかかると言われています。

 「大きなビジネスチャンスも生み出しているんです」

 集まった日本人ビジネスマンたちを前にそう語り始めたのは、北京を拠点に展開しエグゼクティブ教育に力を入れるビジネススクール長江商学院のアンソニー・リウ教授です。

 同校では現地でも関心の高いPM2.5の最新事情について、教員や外部の専門家を講師役に、勉強会を開催しています。

 この日のテーマは、「ビジネスチャンスとしてのPM2.5」でした。


長江商学院 アンソニー・リウ教授
PM2.5で生まれる新たな需要

 「健康意識が高まっているため、人々はきれいな空気や環境を得るために喜んでお金を使うのです」

 リウ教授は言います。

 地元大学とハーバード大学による共同研究で、長期にわたって現在の北京レベルの大気汚染の中で生活していると、寿命が3年縮まるという結果が出たことを紹介。問題は誰が見ても明らかなため、空気の悪さが生み出す悪影響を少しでも減らすものへのニーズは非常に高いと言います。

 これがB2C、つまり生活者一人ひとりの需要です。

 そして、この個人の意識の高まりや外圧などから、政府が産業界に対するPM2.5排出の規制を強化しています。それによって、脱硫(硫黄酸化物の除去)・脱硝(窒素酸化物の除去)等の装置といったB2Bの需要が発生しています。

 また、短期的な需要と長期的な需要という考え方もあります。

 PM2.5で汚染された環境の中で求められるものが短期的な需要、これに対して長期的には、クリーンエネルギーなどを代表例とする、汚染自体を抑えるものへの需要が生まれると言います。

ベンチャーにもチャンス有り

 ニッチな分野には、ベンチャーが成長できる余地もたくさんあります。その例の1つとして、送風機に取り付けるだけでPM2.5などの粒子を大幅に減らせるフィルターを製造販売するSmart Air Filter社というベンチャー企業が紹介されていました。

 家にある扇風機や送風機に、フィルターを取り付けて簡易の空気清浄器にしてしまうというイメージなのですが、そのフィルターがたいへん強力なので、実質的に従来の方法と比較して数十分の一という超低コストで、空気中の有害物質を除去できてしまうというのです。簡易さと効果、そして低価格で注目を集めているのだと言います。

 手作り感たっぷりの説明動画(英語)がありましたので、ご覧ください。

[DIY Filter Test]


 同社サイトの説明はとてもベンチャーらしくてユニークです。たとえばFAQ(よくある質問と答え)には、こんなものがあります。

 質問:あなたたちは大気汚染の専門家ですか?

 答え:違います。米バージニア大学で心理学の博士課程に学ぶ学生がデータを扱っています。正直にデータを開示して見てもらうことによって、我々がどのように効果的だという結論に至ったか、消費者一人ひとりが自分で判断できるようにしています。

 質問:あなたたちの手作り空気清浄器は高額なブランドのものより優れているというのですか?

 答え:我々のテストによると、ブルーエア(高性能空気清浄器ブランドとして有名)やフィリップスのものと比較して、それを上回る効果があることが分かりました。なので、答えはYesです。

 ただし、気をつけないといけないのは、我々がテストした環境は、15平方メートルの部屋における一晩の微粒子の減少です。それ以外の部屋の大きさや一酸化炭素などのガスによる汚染については同じようには言えません。しかし、もしあなたが(我々と同様に)微粒子による汚染のことを心配していて寝室が15平方メートル以下であれば、高額なブランドと同等と言えるでしょう。

「ビジネスチャンスはココにある」

 今回参加した勉強会を入口に、さまざまな専門分野からこのテーマをウォッチしている教授陣に順番に話を聞いて回りました。

 その様子をオリジナル動画にまとめましたので、ご覧ください。

 インタビューなどから「PM2.5ではココにチャンス有り」として挙げられた領域を以下にまとめておきます。

●ココにチャンス有り

短期的に成長が見込めるもの
空気フィルター(自宅、職場、学校、車向けなど)
空気清浄器
浄水器
エネルギー効率を高めるもの(保温断熱材など)
特定用途向けのマスク(アスリート用など)
室内運動具(ルームランナーなど)
オーガニックフード
旅行(空気がキレイな場所だということを訴求、旅行会社の情報によると、旅行ピーク時期に目的地として選ばれるのは海外向けは実際ほとんど空気がキレイな場所とのこと)
環境コンサルティング(職場、学校向けなど)
長期的に成長が見込めるもの
エコカー(EV)
クリーンエネルギー(天然ガスや原子力など)
不動産(空気がきれいなエリア、環境に優しく安全さを売りにした建物など)
消臭・脱臭技術(ゴミや汚水などを想定)
測定器(大気汚染度の測定地点が増える)
 「日本が公害を経験して乗り越えたノウハウや技術は、役に立てられないのか?」

 勉強会の終盤、そんな質問が誰からともなく挙がりました。もちろんすでにあちこちで取り入れられているものも少なくなく、主に自治体・姉妹都市レベルでの連携も進んでいるといいます。

 「公害を経験し、乗り越えたのは、日本だけではなく、英・米・独などもあります。日本が持っているノウハウや技術を提供していける余地はたくさんありますが、営業しなければその機会も得られません。つまり、世界のライバルと戦って、選ばれる必要があるのです」

 こうしたプロセスの中で、たとえば、技術で勝っていたとしても、商売で負けるということも少なくないという話で議論が盛り上がります。

 「日本人はね、勉強不足なんですよ」「すごいチャンスなのに」

 ある現地事情に詳しい日本人から、そんな声が出たところで、この日のPM2.5勉強会は終了になりました。

 ネット動画はアイデアの宝庫。それではまた、金曜日にお会いしましょう。

P.S.日経BP社とアサヒビールが運営する新メディア「カンパネラ」でも動画紹介などを書いています。ぜひ読んでみてください。

今回のオリジナル動画は、ソニーからアクションカムHDR-AS100VとHDR-MV1をお借りして制作いたしました。

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