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18年前に銃殺刑になった少年死刑囚は冤罪だった?ネット上で吹き荒れる当局批判―中国
http://www.recordchina.co.jp/a96763.html
2014年11月3日 21時24分
2014年11月3日、中国江蘇網によると、10月30日に中国各紙が一斉に報じた「内モンゴル殺人事件に再審の可能性」に対し、専門家やネットユーザーから批判や抗議の声が相次いでいる。
18年前の1996年4月9日、内モンゴル自治区フフホト市のタバコ工場付近の公衆トイレで若い女性の全裸遺体が発見された。事件通報から48時間後、同市公安局はモンゴル族の18歳少年・呼格(フー・ゴー)を逮捕。呼格容疑者は事件の第一発見者で通報者だった。逮捕の根拠は容疑者の手についていた被害者の血液だったという。
同5月23日、フフホト市中級人民法院(裁判所)は、流氓(不良)罪、故意殺人罪で呼格容疑者に死刑の判決を下し、第二審の内モンゴル自治区高級法院もこれを死刑とした。事件発生からわずか62日後の6月10日、呼格死刑囚は銃殺刑に処された。
2005年10月23日、数々の強姦、強盗、殺人の容疑で逮捕された趙志紅(ジャオ・ジーホン)容疑者が1996年4月の内モンゴルでの強姦殺人事件を自供。真犯人しか知りえない事実を詳細に供述したため、銃殺された呼格死刑囚は冤罪だった可能性が急浮上した。
しかし、2014年の現在になっても呼格容疑者の名誉回復のみならず、審議のやり直しさえ行われていない。事件発生当時、中国政府は「凶悪犯罪撲滅キャンペーン」を大々的に展開しており、わずか62日間で凶悪事件を解決した功により、事件の捜査および判決に携わった関係者は当局によって表彰され、昇進している。法律専門家は「当時の関係者が自治区の上層部に君臨しているため、審議のやり直しに難色を示している」と指摘。今回の再審報道で、事件の本質が明らかになることを強く望んでいる。
この報道に対し、ネットユーザーは「役人たちは間接殺人犯だ!」「亡くなった少年やその家族に国はどう謝罪するつもりなのか?」「これでは国を信頼することなどできない」と激しい批判を浴びせている。(翻訳・編集/本郷)
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