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30日、米紙ニューヨーク・タイムズは、「中国から世界各地に航行しているコンテナ船は、中国の基準に合った廉価な燃料を使用している。これが深刻な汚染を引き起こしているが、現状は軽視されている」と指摘した。写真は中国の大気汚染。
中国の船舶、汚染物質の排出は1隻でトラック50万台分、「発がん性の有毒物質が中国の港にまん延」―米紙
http://www.recordchina.co.jp/a96628.html
2014年11月1日 8時30分
2014年10月30日、参考消息網によると、米紙ニューヨーク・タイムズは28日の記事で、「中国から世界各地に航行しているコンテナ船は、中国の基準に合った廉価な燃料を使用している。これが深刻な汚染を引き起こしているが、現状は軽視されている」と指摘した。
ニューヨーク・タイムズは記事で米国の環境保護団体の報告を引用し、「中国のコンテナ船は、燃料の規制が厳しい港以外では廉価な重油を使用している。欧米の一部の港に向かう遠洋船では、いまだに廉価な重油が燃料として使われている。廉価な重油を使用することで、微小粒子状物質などの汚染物質が排出される。中国や他の発展途上国は同方面での規制が実質存在していない。中国では船舶の燃料の規制は自動車に比べ緩いため、1隻のコンテナ船が1日に排出する汚染物質は50万台のトラックに匹敵する」と指摘した。
同報告の作者の1人である馮淑慧(フォン・シュウフイ)氏は、「大気汚染が深刻な中国の大都市では、海運が大きな汚染源となっている。世界10大港のうち7つが中国の港で、世界全体の25%のコンテナ船が中国10大港から出入りしている。これらの港では多くが廉価な重油を使用しているため、汚染は深刻だ。庶民の大気汚染に対する懸念から、中国はすでに自動車燃料に対してより厳しい規制を実施している。同じように、船舶にもより厳しい基準を設けてほしい」と述べている。
このほか、報告を作成した米国の環境保護団体幹部は、「(現状では)有毒で発がん性の高い汚染物質が中国のより多くの港を覆い隠すことだろう」と発言している。(翻訳・編集/内山)
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