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中国のGDPが米国を抜き世界一になっても驕れない理由
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投稿者 あっしら 日時 2014 年 10 月 13 日 15:53:09: Mo7ApAlflbQ6s
 


中国のGDPが米国を抜き世界一になっても驕れない理由
人民網日本語版 2014年10月13日08:31

国際通貨基金(IMF)はこのほど、購買力平価に基づく中国の国内総生産(GDP)が今年17兆6000億ドル(約1900兆円)に増加し、米国の17兆4000億ドル(約1880兆円)を抜いて、世界一になるとの試算を発表した。また、2019年には米国を20%上回ると予測している。京華時報が報じた。

中国経済が「世界一にされた」のは初めてではない。しかし、これまでの各研究機構と比べると、IMFは権威があり、その予測は信頼に値するため、中国では議論が巻き起こっている。それでも、中国はまだ鼻を高くすることはできず、その必要もない。

エコノミーの経済実力を比較するために、購買力平価と名目為替レートの試算が通常用いられる。ただ、この2つにも限界があり、実態を反映しているわけではない。購買力平価は、2国の通貨の実際の購買力を比較するが、どのような商品の価格情報を基にするかで、その結果が大きく変わる。例えば、中国と米国を比較すると、中国の平均価格水準が米国を上回っている不動産を基本として情報を集めるなら、中国の経済規模は米国を大きく上回ることになるだろう。しかし、米国の平均価格水準が中国を上回っている、主に人件費を反映している商品の価格を基本に情報を集めるなら、全く反対の結果になるだろう。また、さまざまな商品の価格がさまざまな構造を形成しているため、収集する情報も異なる状況を反映する。相対的に見て、中国の価格構造は変形している確率が高く、購買力平価も実際の状況を反映しない。一方、名目為替レートは、レートの合理的な試算が、政治上の立場に大きく左右されるため、その結果も信頼に値しない。
そのため、IMFが行っている中国と米国の経済規模の比較は、両国の経済成長の動向は反映しているものの、実態を反映しているとは言えない。

さらに、中国の経済規模が実際に米国を抜いたとしても、中国が鼻を高くするには至らない。経済規模は、総生産量を反映していても、経済の強弱を反映してはいない。そのため、国力の強弱を反映することもできない。歴史を見ても、はっきりとした統計がなかった過去の時代、中国の経済規模が世界の先頭に立っていたが、国力の衰退は避けられなかった。また、国民一人当たりの平均を見ても、強弱の差は歴然としている。中国の人口は米国の5倍で、総生産が米国と並んだということは、国民一人当たりのGDPが米国の5分の1に過ぎないということだ。

また、中国の経済規模が米国に肩を並べようとしている一方で、温室効果ガスの排出量も世界一になっている。また、単位国内総生産(GDP)当たりの エネルギー消費量(一定金額のGDPを生産するのに必要なエネルギー量)は、世界の主要なエコノミーで最も多く、世界平均の2.5倍となっている。これらのデータは、労働力と環境資源だけに偏った中国経済の成長を映し出しており、そのGDPが増加するほど、継続が困難になる。

米国の経済は、環境に悪い生産ではなく、世界を支配するドルの力、ビジネスルールの制定権利、世界経済の分業構造におけるトップの立場、限りある資源の開発、維持、拡大などに頼っている。シェールオイル・ガス技術の開発を通して、米国は今後、世界一のエネルギー輸出国となる可能性もある。一方、中国経済においては、エネルギーの供給と運輸がネックとなっている。

少なくとも現時点では、米国に追いつくというのが中国経済の目標である。追いかける立場であり、先頭を走っているわけではないという事実を見極めていれば、グローバル•ガバナンスに中国が参加する際に能力以上のことをすること避け、エコノミーが「大きい」という立場から「強い」という立場へと変化するための努力を続けることができるだろう。(編集KN)

「人民網日本語版」2014年10月13日


http://www.japanese.peopledaily.jp/n/2014/1013/c94476-8793643.html

 

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コメント
 
01. 2014年10月13日 23:07:22 : jXbiWWJBCA
9月の中国自動車販売は前年比+2.5%、19カ月ぶりの低い伸び
2014年 10月 13日 16:57 JST
[北京 13日 ロイター] - 中国汽車工業協会(CAAM)が13日発表した9月の中国の自動車販売は前年同月比2.5%増で、19カ月ぶりの低い伸びとなった。トラックなどの商用車の販売低迷が響いた。

販売台数は198万台で、乗用車は6.4%増加。商用車は16%の減少だった。

1─9月の自動車販売は前年同期比7.0%増。

同協会は、今年の自動車販売は8.3%増となり、伸びは前年の13.9%から鈍化すると予想している。

日産自動車(7201.T)の9月の販売台数は20%減、ホンダ(7267.T)は23%減で、ともに3カ月連続の減少となった。

一方BMW(BMWG.DE)は堅調で、1─9月は17.9%増。ダイムラー(DAIGn.DE)のメルセデス・ベンツの9月販売台数は30.5%増、フォルクスワーゲン(VOWG_p.DE)のアウディは13%増だった。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0I20H920141013


 
9月の中国輸出・輸入はともに予想上回る、輸入が大幅増
2014年 10月 13日 16:36 JST
[北京 13日 ロイター] - 中国税関当局が発表した9月の中国の貿易統計は、輸出・輸入ともに予想を上回った。輸入が予想外の大幅な伸びを示した。

輸出は前年同月比15.3%増で、ロイター調査の予想中央値の11.8%増を上回った。

輸入は同7%増。予想は2.7%減だった。

貿易黒字は310億ドルで、8月の498億ドルから減少した。

ただエコノミストは、中国の貿易が危機を脱したとみるのは時期尚早で、輸入の大幅増はコモディティー(商品)価格の下落など一時的要因が背景の可能性があると警戒している。

RBS(香港)の首席中国エコノミスト、ルイス・クイジス氏は「みかけほど良いニュースではない。輸出の伸びは堅調が維持されているが、輸入の内訳をみると内需の伸びがまだ弱いことがわかる」と指摘した。

アナリストの多くは、米国を中心とした海外の需要回復で、輸出は今後数カ月比較的好調に推移するとみている。

一方内需については、不動産市場の低迷が続いていることから、上向いたとみるのは尚早との声が聞かれた。

不動産市場の低迷は、中国経済にとって最大の脅威とみられている。

最近のロイター調査では、第3・四半期の成長率は過去5年あまりで最低となる見通しで、利下げを含む積極的な景気刺激策の可能性が指摘されている。ただ、貿易が好調を維持すれば、支援措置は見送られる公算が大きい。

輸出の内訳では、米国向けは前年比10.8%増、8月は11.4%増だった。欧州向けは12.1%増から14.9%増に加速。日本向けは5.3%減、前月は3.1%減だった。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKCN0I20GJ20141013


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