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19日、中国で高齢化が急速に進み、その影響で家族構成にも変化が現れ、かつての大家族がほとんど見られなくなっている。写真は高齢者を見舞う西安の大学生。
急速に進む高齢化で家族構成に変化、「大家族」が消滅状態―中国
http://www.recordchina.co.jp/a4724.html
2014年9月21日 15時3分
2014年9月19日、澎湃新聞によると、ドイツ紙ディ・ヴェルトはこのほど、中国で高齢化が急速に進み、その影響で家族構成にも変化が現れ、かつての大家族がほとんど見られなくなっていると伝えた。
2013年、中国では100歳前後の高齢者が約5万5000人に達した。中国人の平均寿命は76歳に達し、中国の高齢化は急速に進んでいる。中国では一人っ子政策により、数十年で約4億人の人口増加を防止し、総人口に占める60歳以上の高齢者の割合が大幅に上昇した。一方で、0〜14歳の若年者の占める割合は総人口の16%足らずでしかない。
2012年の統計によると、中国の生産年齢人口(15〜59歳)は3億5400万人だった。2010年〜2020年には少なくとも2900万人減少すると予測されており、従属人口が増加し、生産年齢人口が減っていくという状態がニューノーマルとなっている。高齢化が急速に進み、2035年には65歳以上の高齢者が人口の5分の1を占める「超高齢社会」に突入すると予測されている。
こうした流れは、中国の家族構成にも大きな変化を及ぼしている。12年のデータによると、中国の1家庭当たりの平均構成人数はわずか3.02人で、かつての大家族はほとんど存在しなくなっている。
中国政府は高齢化社会への対策に力を注いでいる。1975〜2013年に生まれた一人っ子は2億1800万人に達するが、政府は14年から従来の一人っ子政策を緩和し、夫婦のいずれかが一人っ子だった場合に2人目の子供の出産を認める政策を採用した。また、定年退職年齢の引き上げや年金制度の改革なども検討されている。
しかし、実際には大部分の高齢者が家庭で養ってもらわねば生活が成り立たない状況であり、一部地域では親に対する扶養義務の法令化を進めている。浙江省杭州市では子供が親を扶養する規定を定め、違反した場合には最高3万元(約51万円)の罰金を科すことになっている。(翻訳・編集/HA)
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