http://www.asyura2.com/14/china4/msg/703.html
Tweet |
【外信コラム】中国の捏造に唖然 趙紫陽氏を無視して「歴史を忠実に再現」とは…
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140909/frn1409091140002-n1.htm
2014.09.09 夕刊フジ
中国を改革開放に導いたトウ小平はこの8月、生誕110周年を迎えた。国営中央テレビ(CCTV)はこの時期に合わせて、「歴史転換期のトウ小平」という全48話のテレビドラマを連日のように放送している。
文化大革命末期の1976年から改革開放が本格的にスタートする84年までの8年間についてトウ小平の人物像とともに、党中枢の政策決定などを紹介する内容だ。脚本は共産党中央文献研究室が作成し、「歴史を忠実に再現した」と自賛している。
党の宣伝工作の一環であることは明らかだが、大きな違和感を覚えた。
改革開放の最大の功労者の一人で、当時は首相などの要職を務め、のちに失脚した趙紫陽氏は、ドラマの中で完全に無視された。会議に出席するシーンすらなく、趙氏の業績はみな別の人の手柄にされた。トウ小平の最大の政敵、保守派の陳雲はトウの良き理解者として登場している。党内の対立を視聴者に知られたくないためであろう。そして、党最高指導部メンバーではなかった習仲勲氏を、政策を左右する重要人物として扱った。習近平主席の父親に対し、特別に配慮したことは言うまでもない。
日本の歴史認識問題を批判しながら、自国の最近の歴史をここまで捏造(ねつぞう)できるとは。唖然(あぜん)とした。(矢板明夫)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。