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日韓分断など中国の3つのポイント 習主席訪韓 韓国は対日共闘狙い
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140701/frn1407011134002-n1.htm
2014.07.01 夕刊フジ
【ソウル=名村隆寛】中国の習近平国家主席が3日、訪韓する。中国のトップは就任後、北朝鮮を先に訪問しており、北朝鮮より先に韓国を訪問するのは習氏が初めてだ。韓国では「中国の韓国重視」として極めて肯定的に受け止めている。
日程は2日間で、朴槿恵(パク・クネ)大統領は3日に習氏との首脳会談に臨む。習氏は国会訪問や大学での演説が予定されているほか、中韓の財界関係者による会議にも出席する見通しだ。
首脳会談では、核問題をはじめとする北朝鮮情勢をめぐり、中韓が協力して対処することをアピールするのは必至だ。日本との歴史問題が議論されることも確実視され、韓国では中国の強硬な対日姿勢に訪韓前から期待感を示している。
朴槿恵政権は4月の旅客船沈没事故以降、支持率が低下しており、首脳会談を成功させて国民からの支持を回復したいところだ。
ただ、朴氏は外国首脳との会談で対日非難をするたびに、日本の韓国への感情は悪化してきた。首脳会談での発言が日韓関係に影響を及ぼす可能性もある。
一方で朴氏は、日米韓の同盟関係にも配慮せねばならない。米国は中韓の過度の接近を懸念しており、難しいかじ取りが求められている。
◇
【北京=矢板明夫】習近平国家主席の訪韓の主な目的について、中国政府系シンクタンクの朝鮮問題専門家は、(1)韓国との親睦を通じて中国の外交環境を改善する(2)北朝鮮の核問題での連携を強化する(3)日本の右傾化の動きに韓国と対応する−の3点を挙げた。
中国は最近、日米や東南アジアなどとの関係が悪化し、国際社会における孤立感を深めている。周辺の主要国の中で、唯一といっていいほど韓国との関係は比較的良好だ。習氏は韓国との関係をさらに強化することによって、全般的な外交環境の改善につなげる思惑があるとみられる。
訪韓成功をにらみ、中国政府は韓国重視の姿勢を全面的に打ち出している。習氏は国家主席就任以降、約20カ国を訪問したが、複数の国を1度の外遊で回るのが一般的だった。今回のような1カ国単独の訪問はほとんど例がない。
また、中国メディアによると、習氏はお土産にパンダのつがい1組を韓国に貸し出すことを決めており、国内外に親善ムードを演出する可能性もある。
さらに、習氏は今回の訪韓で、北朝鮮の核問題における連携強化を確認するものとみられる。最近の中朝の関係悪化や日朝の急接近などを受け、中国の北朝鮮への影響力が相対的に低下したと指摘される。そうした中、習氏には中国を議長とする6カ国協議の枠組みを維持し、北朝鮮問題で主導権を取り戻す狙いもありそうだ。
来年は第二次大戦終戦70年の節目の年となる。中国は同じく日本と歴史認識問題で対立している韓国に共闘を呼びかけ、日本包囲網を構築するとともに、安全保障分野などで韓国と日米との分断を図る考えとみられる。
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