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23日、ボイス・オブ・アメリカ中国語版は、トウ小平氏の孫が広西チワン族自治区の地方政府で書記に就任していることについて、中国共産党指導部の後継者育成システムの一環だと伝えた。
トウ小平氏の孫が地方政府書記に=共産党の後継者育成は新たな「王朝統治」か―米メディア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140625-00000041-rcdc-cn
Record China 6月25日(水)18時28分配信
2014年6月23日、ボイス・オブ・アメリカ中国語版は、トウ小平氏の孫が広西チワン族自治区の地方政府で書記に就任していることについて、中国共産党指導部の後継者育成システムの一環だと伝えた。
広西チワン族自治区百色市平果県新安村・共産党委員会書記の●卓棣(デン・ジュオディー、●は登におおざと)氏は、トウ小平氏のただ1人の孫として知られる。1985年に米国で生まれ、両親とともに帰国した後、北京大学で法学を専攻した。その後、米デューク大学で修士課程を修了、その後ウォール街の弁護士事務所に勤務していた。
長年にわたり中国高官に注目してきた明鏡出版グループ総裁の何頻(ホー・ピン)氏は取材に対し、卓棣氏が地方で鍛えられているという事実は、3〜4年前に共産党が作った後継者育成計画の存在を裏付けるものだと指摘している。
これは現国家副主席の李源潮(リー・ユエンチャオ)氏が制定したもので、後継者候補を中国共産党元老の家庭から選抜し、共産党の末端組織へ赴任させて訓練を積ませ、その後局長、次官、大臣を経て将来の国家指導者への育成を図るというシステムである。
何氏によると、国外留学期間中の動向を把握しづらい一般家庭出身の人物に比べ、共産党幹部の子弟には安心して党内部の仕事を任せることができるのだという。習近平(シー・ジンピン)氏や薄熙来(ボー・シーライ)氏らも同様の経歴を経てきている。だが、何氏はこの制度はデタラメなものだとして、「最初の地方に赴任する、その権利は一体誰が与えたものか」と批判する。
何氏は「中国共産党政権は完全なる王朝統治であり、旧時と異なるのは“皇族”の数が増えたという点だけだ。彼らはますますほしいままに振る舞うようになる」と述べた。(翻訳・編集/岡本悠馬)
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