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ATMで相次ぐ偽札トラブル、銀行は「ATMから出てきた証拠がない」と取り合わず―中国メディア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140617-00000009-xinhua-cn
XINHUA.JP 6月17日(火)7時24分配信
中国メディア・中国青年報は15日、北京市内にある現金自動預け払い機(ATM)で現金をおろしたところ同一番号の偽札が出てくる事例が相次ぐ一方、銀行側は「ATMから出てきたと証明できない」などと認めないトラブルが起きていることを伝えた。
このほど、北京市内に住む市民2人から「ATMで1000元(約1万6000円)を引き出したら、偽札が混ざっていた」、「ATMでおろした100元札20枚のうち2枚が同じ番号だった」といった苦情が相次いで寄せられた。いずれの市民も銀行に問い合わせたものの「ATMから出てきたという証拠がない」として取り合ってもらえなかったという。
現在、一部の銀行ではATM内のお札の番号を記録し、ATMから引き出されたお札であるかをチェックできるようになっている。偽札を見つけた市民が銀行に確認させると、「記録の中に該当番号はなかった」との回答があった。また、銀行側は「お札をATMにセットする際に人間と機械がチェックしている。偽札が出てくるはずがない」とも説明する。
ネット上では、銀行側の言い分に矛盾がある、銀行側が一方的にチェックをするため信用できない、といった声が出ている。ある人民警察官は「確かにATMから偽札が出たと通報してくる人がいるが、証拠不足で立件できない。われわれにも銀行のカメラを調べる権利はなく、銀行で解決してもらうしかない」と語っており、問題の解決は難しいのが現状のようだ。
(編集翻訳 城山俊樹)
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