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内心は「日本大好き」の中国人 中国に「引き気味」の日本人〈AERA〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140610-00000009-sasahi-soci
AERA 2014年6月9日号より抜粋
日本企業の中国進出ブームに沸いたのも、今や昔。一転しての冷え込みで、日本人が中国から消えていく。
上海で美容関係の経営やサービスのノウハウを提供するビジネスを手がけていた東京都出身の土山光一さん(38)は、この春、5年近くに及んだ中国生活を切り上げ、日本に戻った。最大の理由は元美容師の妻の反対だ。来る日も来る日も、微小粒子状物質「PM2.5」の濃度を知らせる予報を気にする生活に耐えられない、と言われた。
上海は水も良くない。季節によっては黄色く濁っていることもある。自宅では飲用水のタンクを購入していたが、「外で食事などをするたびに水のせいで体調が悪くなる」と、もともと神経質なところがある妻はストレスをためていた。
地元業者との競争も厳しく、想定ほど売り上げが伸びないことも気になった。「切り上げ時かもしれない」。そう判断した。
上海市在住の日本人は2013年10月時点で前年同期に比べておよそ1万人が減少し、約4万7700人になった。北京や上海だけでなく、中国全土で日本人の「Uターン」が起きている、というのがもっぱらの見方だ。
日本企業の進出数は減っていないことから、駐在員本人は現地に残し、家族だけ日本に帰る現象が起きているようだ。
中国に約13年間暮らした経験があるフリーライターの小林さゆりさんは、こう指摘する。
「日中関係の悪化、進出企業の現地化による駐在員の削減など、Uターン現象には複合的な原因がありますが、最も大きいのはやはり環境問題です」
観光やビジネスで中国を訪れる日本人も大きく減り、日本人全体がいまや中国から「引き気味」になっているようだ。
ただ、日本を訪れる中国人は増えており、日本に留学する中国人も減っていない。小林さんは、見通しをこう話す。
「中国人は表向き日本が嫌いという人でも、日本の環境のよさ、住みやすさ、生活の便利さが内心は大好き。日本人の中国アレルギーのほうが根深いようです。中国の環境問題は改善まで少なくとも10年は必要と言われており、中国で日本人が再び増える日が来るには時間がかかりそうです」
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