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【売春大陸中国】「掃黄」による失業者で治安悪化 日本人宅を狙う空き巣 警察はヤル気なく…
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140607/frn1406071100002-n1.htm
2014.06.07 夕刊フジ
★(4)
中国の性都・広東省東莞(ドンガン)市で吹き荒れた風俗の大摘発によって、風紀を取り戻しつつある同市だが、収入源を絶たれた業者たちが犯罪に走り、治安の悪化を招いているという。ジャーナリストの奥窪優木氏が現地からルポする。
基幹産業を失って停滞する経済に並行して、東莞市では治安が悪化しつつある。2月初旬の掃黄(サオファン=性風俗摘発)によって失業した性風俗や関連産業の従事者が、食うに困って犯罪に手を染めているというのだ。
同市の自営業の日本人男性(39)に聞いたところでは、大規模な掃黄後、現地在住の日本人の間で空き巣被害が増えている。性風俗や関連産業の元従業員で、掃黄の影響で職を失った者たちによる仕業だという噂もある。
さらに空き巣の被害者には、ある共通点があるという。
「被害者たちの多くは風俗遊びが好きな男性で、小姐(風俗嬢およびホステス)を頻繁に家に連れ込んでいたんです。仕事を失った風俗嬢が、『あの部屋は一人暮らしの外国人が住んでいる』などという情報を窃盗団に流しているのではないかと言われています」(日本人男性)
またこの男性によると、同じく掃黄後の東莞で流行しているのがタクシー強盗だという。タクシー強盗といっても、客が運転手を襲うのではなく逆のタイプである。同市では、無許可営業のいわゆる白タクが普及していたが、掃黄によって利用者が激減するなか、強盗に手を染めるドライバーが出現しているというのだ。
土地勘のなさそうな客を捕まえると、仲間が待つ別の場所に連れて行き、刃物で脅して身ぐるみを剥がすというのが典型的な手口で、日本人出張者にも被害がでているという。
「こうした治安悪化の背景には地元警察のモチベーションの低下もある」と指摘するのは、地元紙の記者だ。
「中央(=習近平政権)の大号令による今回の掃黄で、東莞の無法地帯ぶりが全国に知れ渡り『地元当局は今まで何やっていたんだ』という批判を受けている。そんななか、地域経済発展のために性風俗を放置してきた市政府は、地元警察にすべての責任を負わせようとしている。加えて、警察上層部は、性風俗業界からの副収入源が絶たれ、ヒラの警官も性風俗を無料で利用できるなどの闇の福利厚生がなくなってしまったことで、組織全体のやる気がなくなっている」
失業率上昇や警察機能の低下により治安を悪化させる結果となってしまった今回の掃黄。違法でありながら公然と存在していた性風俗産業は、開けてはいけないパンドラの箱だったかもしれない。 =つづく
■掃黄(サオファン) 中国での性風俗の一掃、摘発を指す。日本では性風俗をピンクで表すが、中国は黄色で表現することからこう言われる。
■奥窪優木(おくくぼ・ゆうき) 1980年、愛媛県生まれ。上智大経済学部卒。2004年に渡米、出版社・新聞社勤務を経てフリーに。07年から中国・広州で取材活動を開始。08年に帰国し、中国の社会問題を週刊誌などで執筆中。著書に『中国「猛毒食品」に殺される』(扶桑社)、『中華バカ事件簿』(同)など。
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