ミイラ化するミイラ取り・・・不正摘発の主力部門「紀律委」関係者の紀律違反が相次ぎ発覚＝中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140602-00000084-scn-cn
サーチナ 6月2日(月)11時1分配信

　中国の習近平政権は「腐敗現象」の撲滅運動に力を入れているが、同運動の「主力部隊」となる党中央規律検査委員会でも「腐敗」が多発している実態が明らかになりつつある。同委員会が「内輪」に対する摘発にも力を入れていること自体は健全な姿勢と評価することもできるが、「ミイラ取りのミイラ化現象」が明らかになっていけば、国民の不信感がさらに増大する可能性もある。中国新聞社などが報じた。

　中国では「腐敗」問題について、まず地方または中央の共産党紀律検査委員会が「調査」を初める。共産党には「党外追放」以上の処分をする権限はなく、同委員会が「全容をほぼ把握」と判断し、告発などと手続きをして、案件は国の機関である司法分野の扱いになる。いずれにせよ、党規律検査委員会は不正摘発の「突破口」となる重要な組織だ。

　中国共産党中央規律検査委員会は５月９日、同委員会第４紀検監察室の魏健主任を紀律違反・違法行為で取り調べていることを明らかにした。

　同委紀検監察室は中央政府財政関連部門や金融機関通じて紀律違反・違法行為を調査する組織だ。魏健主任は、中央政府の幹部を監視する第２紀検監察室の主任を務めたこともある。

　同月１９日には、中国共産党中央規律検査委員会が同委副局級紀律検査員の曹立新監察専門委員を重大な紀律違反・違法行為の疑いで取り調べ中であることを明らかにした。

　曹委員はかつて北京市、天津市、河北省、山西省の指導層や中級幹部を監視する第６紀検監察室に所属していた。

　中国では２０１４年になってから、現職またはかつて紀律委員会に属していた者の同委在職時の不正摘発が４件続いた。（編集担当：如月隼人）

コメント
01. 2014年6月02日 15:15:06 : yy7D5jhcis どんな資本主義体制も足下にも及ばないほどの腐敗・不正ぶりを天下に晒す「株式市場のある共産主義国家」 それなりに長いこと生きてるとホンマにけったいなものを見聞きすることができる。

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