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中国共産党は、いずれ崩壊して歴史の藻屑となって消え去る
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2014年5月24日 Darkness - ダークネス
テロはいつでも起こすことができる。テロはどこでも起こすことができる。だから、いったんテロの連鎖にはまり込むと、防衛する側が泥沼に落ちて疲弊していく。
アメリカは、それでアフガニスタンとイラクに足を取られて疲弊して国家衰退を招いてしまった。
オバマ大統領が戦争することができず、中東でのプレゼンスを失ったまま手も足も出ないのは、元はといえば前任のブッシュ大統領に原因がある。
次から次へとテロが起きるような状況になると、アメリカのような超大国ですらも、どうしようもなくなってしまうというのを世界は学んだ。
テロはほんの数人で、気まぐれに起こせるが、これを防止するには大規模な軍や警察官が必要になる。一方は少人数で、一方は大人数の戦いなので、これを「非対称脅威」「非対称戦争」という言い方をする。
泥沼に足を取られると、莫大な戦費を消耗する側がいずれ戦費に耐えられなくなって倒れていく。
■政府当局は金が尽きるまで振り回される
中国は2009年に起きた2度の新疆ウイグルの暴動以降、激しくウイグルを弾圧してきた。
しかし、その弾圧がきっかけとなって2010年あたりからウイグル人によるテロに見舞われるようになり、それが毎年毎年エスカレートしていくようになった。
2014年3月1日には、雲南省昆明市で、新疆独立派が刃物を振り回して140名を死傷させるというテロ事件が起きた。
習近平が警備を強化するように指示した後、それを嘲笑うかのように、今度は4月30日にも無差別テロが起きて80名近くの死傷者が出るという事態になった。
そして、5月22日。今度はウルムチの市場で朝市が実行犯4人による朝市によって爆破されて死者は39名、怪我人は100人を超す大惨事となった。死傷者のほとんどはウイグルに住む漢族だった。
中国政府は主要な駅を重点的に警備をしていたが、朝市は警備が手薄だった。
これがゲリラ戦法の基本である。テロのターゲットは警備の薄いところを次から次へと狙っていく。街のすべてを厳重警備するような金も人員も当局にはないし、もしそうしたとしても市民生活に支障が出る。
一方でテロリストの方は、警備の手薄なところを狙ってテロを起こせばいいし、警備が厳重でやりにくいと思えば、好きなだけ休んでいればいい。
「非対称戦争」が起きると、政府当局は金が尽きるまで振り回されるのである。
■普通の人民が激しい怒りを政府に持っている
いずれにしても、ウイグルを中心として、中国が執拗なテロに巻き込まれるようになっているというのがはっきりしてきた。
これに対して習近平政権はより強い弾圧で対抗しようとしており、それが火に油を注ぐ結果となっている。
中国はテロではなくても、貧困格差の不満、環境汚染の不満、現地公務員の汚職や暴力の不満で、普通の人民が激しい怒りを政府に対して持っている。
こういった共産党への怒りによって、年間20万件もの暴動が起きているのだが、どんなに隠そうとしても、次から次へと暴動が引き起こされて、もう隠し切れない。
貧困も環境も汚職も、その問題がそのままそっくり残っているのだから、臭いものに蓋をして隠したところで無駄だ。
むしろ隠すことによってより人民の怒りは根深いものになっていき、自暴自棄から次から次へと暴動を呼ぶ。
ここ最近、中国では「城管」という治安当局による横暴が問題になっており、露店や違法駐車を横暴に取り締まるので激しい批判の種になっている。
中国では違法な露店を出している市民も多いのだが、「城管」はこういった露店を強引に叩きつぶす。商品を踏みにじって破壊し、泣いて抵抗する露店の店主を罵り、殴り殺すような事件も続出しているのである。
中には妊娠している女性も腹を蹴り上げられるようなケースもあって、これを見ていた市民が「城管」を囲んで袋叩きにするという事件もあった。
中国人にとって「城管」は治安当局ではなく、合法なヤクザ集団という認識であり、治安を守るどころか、逆に治安を乱す元になっている。
市民はもう怒り心頭であり、怒りの矛先は真っ直ぐに中国共産党に向かっている。
治安当局であるはずの城管が市民を殺している。
■中国はなおも領土拡張の覇権主義にとらわれている
新疆ウイグルも、モンゴルも、チベットも、そこに住む少数民族は、激しい憎悪を中国共産党と漢族に向けており、その上、中国国内でも暴動が抑えきれなくなりつつある。
テロにも悩まされ、暴動にも悩まされ、足元からボロボロになっていこうとしているのが中国の現状である。
中国は、国内すらもまとめられない状況になっていると言っても過言ではない。
ところが、である。問題はそれだけではない。
これらの国内問題を隠蔽しながら、中国はなおも領土拡張の覇権主義にとらわれ、日本のみならず、台湾、フィリピン、ベトナムと、ことごとく問題を引き起こしているのだ。
今、大きな問題になっているのはベトナムと中国の衝突だ。
西沙(パラセル)諸島付近で中国が石油掘削に着手したことによって、ベトナムでは激しい反中デモが勃発した。2014年5月18日には、反中暴動によって中国人労働者ら100人以上が死傷している。
中国はこうなったのはベトナムのせいだと一方的にベトナムを罵倒し、「謝罪と賠償」を要求するという挙に出た。
これに、激しい悲憤を感じた67歳のベトナム人の女性が、「中国はベトナムの海から出ていけ」「海と島を返せ」と書いた紙を掲げたあと、焼身自殺している。
こうやって、国内外の市民に激しい嫌悪と怒りをまき散らしている中国の一党独裁体制が、これからも平穏に続くわけがないのは常識的に考えても分かることだ。
中国共産党は、いずれ崩壊して歴史の藻屑となって消え去って行くことになる。国民の支持を失っている国家体制がいつまでも続くと考えている人間はどうかしている。裏で金をもらったか、ハニートラップにでも引っかかったのだろう。
中国はベトナムを侵略するなと抗議するベトナム人。
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