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中国はベトナムと戦争すれば深刻な打撃に、アジア唯一の大国ではないことを認識せよ―米元国務次官補
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140522-00000056-rcdc-cn
Record China 5月22日(木)22時30分配信
2014年5月20日、ジョージ・H・W・ブッシュ第41代米大統領時代に東アジア・太平洋担当国務次官補を務めたリチャード・H・ソロモン氏は香港・フェニックステレビの取材に応じ、中国が南シナ海でベトナムなどと軍事的な衝突を起こせば、非常に深刻な打撃を被るだろうと語った。
中国は南シナ海で石油発掘活動を開始したことにより、ベトナムや米国から強烈な非難を受けている。米シンクタンク・ランド研究所の研究員を務めるソロモン氏は、中国とベトナムの情勢が悪化して万一戦争が起これば、強大な力を誇る中国はベトナムを制圧できるだろうが、中国のメリットにはならず、中国経済の発展に何の利益ももたらさないと指摘。また、中国が今回の行動を通じて米国の同盟国防衛に対する決心の程度を探っているのであれば、非常に危険なことであると警告した。
ソロモン氏は「私の所属する研究所の判断によれば、米国政府の同盟関係維持に対する信頼度は非常に高い。フィリピンや日本、韓国との同盟関係は同地域の情勢の安定に大きく役立っており、中国にメリットをもたらしている。東シナ海と南シナ海での領土争いは中国自身のメリットに適合していない」と語った。
さらに、米国のフィリピンに対する軍事支援の決定が南シナ海での緊張を高めたことを認めつつ、「これは中国の行動阻止のための措置である。中国自身が米国とフィリピンの軍事協力を推進したのであり、中国は南シナ海の争いを解決しようとする政治的意志が欠けている。中国はアジアで唯一の大国ではあり得ず、自らとアジア・太平洋地域における米国の位置付けに関してどのように対処するかが非常に重要であることを認識する必要がある」と指摘した。(翻訳・編集/HA)
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