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《石平のChina Watch》迷信にすがる中国共産党の汚職幹部とキリスト教に救いを求める民衆(ZAKZAK)
http://www.asyura2.com/14/china4/msg/210.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 5 月 15 日 16:42:25: igsppGRN/E9PQ
 

【石平のChina Watch】迷信にすがる中国共産党の汚職幹部とキリスト教に救いを求める民衆
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140515/frn1405151545008-n1.htm
2014.05.15 夕刊フジ


 先月29日、中国四川省共産党委員会の李春城前副書記が汚職で摘発され党籍を剥奪されたニュースは全国で大々的に報じられた。今のご時世、高官1人が汚職で摘発された程度のことは別に驚きでも何でもないが、メディアが興味津々なのは、公表された数々の悪行の中に、「権限を乱用して迷信活動を行った」との項目があったことだ。

 李氏は四川省の党副書記在任中、親の墓を省内の名所・都江堰に移した際に1千万元(約1億6千万円)を使って風水師を招き「道場(道教的祈祷(きとう)式)」を行わせたことが「迷信活動」とされた。一度の法事のためにこれだけの大金を注ぎ込んだのだから驚きだ。

 もちろん、親のために「道場」を催したこと自体は汚職にはならない。彼の場合、共産党の幹部としてそれをやったことがおとがめの理由となった。建前上、共産主義を唯一の信仰とする共産党は、党員幹部の「迷信活動」を禁じているからだ。

 しかし、建前とは裏腹に今は中国共産党の幹部こそが“迷信深い”人たちとなっているのである。

 たとえば山東省泰安市共産党の胡建学元書記は、高名な占い師に「橋を造れば運が回ってきて昇進できる」といわれると、市の公共プロジェクトとして無用の鉄橋を造らせた。山西省交口県の房吉華元党書記は風水師に党委員会ビルの風水を見てもらって「交口県地理風水報告書」まで作らせ、ビルの大改造工事を行っている。

 汚職で摘発された広東省韶関市の叶樹養元公安局長は、公私問わず、何かを決めるときに占い師に伺いを立てるのが長年の習慣となっており、凶悪殺人犯の行方を追うときでも占い師の教えを請うた。

 風水や占いなどだけでなく、仏さままで彼ら汚職幹部がすがる対象となる。内モンゴル自治区赤峰市の徐国元元市長は賄賂を取るのが好きだが、賄賂金が入ってくる度にまずそれを家の仏壇の下に入れて、夫婦で線香を立てて拝むのが日課だったという。

 黒竜江省政治協商会議の韓桂芝元主席の場合、自らの汚職容疑が取り調べられている最中、家に安置された仏像を拝みながら、「仏さまよ、なぜこの私を加護してくれないのか」と泣きついたと報じられている。

 このように、今の共産党幹部の多く、とりわけ汚職幹部の多くは自らの昇進・出世のために風水や占いに助けを求めたり、仏さまを引っ張り出して汚職の「ご加護」をしてもらったりして、私利私欲のために迷信にも宗教にも何にでもしがみつくありさまである。

 人民日報社運営のニュースサイトの人民網がこの問題を取り上げ、「迷信や宗教に心を奪われた党員幹部は全国に大勢いる」と嘆いたことから見ても、この現象はかなりの広がりをもっていることが分かる。

 かつて毛沢東時代、「無神論」が党の信条とされていた中、神仏を何とも思わない幹部たちは悪行でも何でも平気で行ってきた。共産主義のイデオロギーが完全に崩壊したいま、彼ら共産党幹部自身が迷信や神仏にすがろうとしている。

 しかし、それはけっして彼らの「改心」を意味するものではない。彼らはただ、悪事を働く自分たちの「救い」として迷信や宗教を道具に使っているだけだ。神仏を信じようが信じまいが、この悪党集団のやっていることはいつも同じである。

 その一方、現世利益を約束しないキリスト教に精神的救いを求めている中国の民衆は既に1億を超えており、民心が共産党政権からますます離れていることが分かる。

 いずれ、独裁政権が中国の大地から消え去ったとき、中国人民に本当の救いがやってくるであろう。

                   ◇

【プロフィル】石平

 せき・へい 1962年中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。


 

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コメント
 
01. 2014年5月17日 14:27:16 : eq6YIYBFHY
当方は国際短波ラジオ放送を昔から聴いてきたが、毛沢東時代の北京放送は毛沢東思想のプロパガンダばかりで、どうしようもなかった。毛沢東率いる中共は、無神論を宣伝しており、これを聴いて育った当時の若者たちは、文化大革命で中国四千年の文化財を「封建社会の残滓」と見なし、次々と徹底破壊したのである。お寺の仏像を次々と地面に叩きつけ、原形をとどめないほど粉砕し、革命精神を競っていたのである。

その中共が改革・開放経済で金儲けを競うようになり、かつての「迷信」や「宗教」が復活していったのである。風水をやたら気にするようになり、風水師が人気である。革命精神など、どこかに消えてしまった。

どうも聞いた話によると、中共の高級幹部や大富豪は、風水師のお告げで外国の不動産を購入したり、資産を移動しているみたいだな。このためにカナダやオーストラリアでは不動産価格が高騰しており、国民生活に悪影響が出ている。ライバルを圧する金額を提示して買いあさるから、相場が一挙に高騰するのだ。

「迷信」の内に入ると思うが、中国人はパワーストーンを購入したがる。ヒスイとか多いな。やっぱり、これが彼らの正体なんだろうな。やたら迷信を気にする、封建的な連中。当方は自動車に関しても阿修羅に多数投稿しているが、中国人の好きなのが高級車だ。それも立派なグリルをつけて、いかにも高そうに見える車が売れている。

世の中、何でもカネで手に入ると思っている。波動が低すぎて話にならない。やはり、1949年に大陸を占拠した「新中国」の中共政権も、歴代王朝と同じく腐敗で滅びていく運命なのだろう。


02. 2014年5月20日 18:12:55 : dLUv8o9kfk
中国の歴史をみると、国が乱れた時に宗教が流行る。時に反乱と結びつき乱世を招く。中国は昔から統一と分裂を繰り返してきた。そろそろ時代が変換する時期だ。

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