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日本人は「魔法の言葉」をよく使い、コミュニケーションを円滑にしている―中国メディア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140514-00000001-xinhua-cn
XINHUA.JP 5月14日(水)0時41分配信
中国のニュースサイト・中国新聞網は13日、「日本人はなぜ『すみません』を多用するのか:口調を和らげコミュニケーションを円滑にする」と題した記事を掲載した。
日本人と接する機会が多い中国人は頻繁に「すみません」という言葉を耳にするのではないか。日本の作家、榎本博明氏の著書「『すみません』の国」では、「すみませんには、謝罪とありがとうの2つの意味」があり、「日常的に良く使われる言葉」だと説明されている。
日本人は何か言う時、無意識に冒頭に「すみません」を付ける。たとえば、「すみません、この前郵送をお願いした資料、今週中に送っていただけますか?」。自分は何も悪いところはないが、最初に「すみません」と言っている。「すみません」には特に深い意味はないが、日本人のコミュニケーションには非常に重要な意義を持つ。
その背景には日本人特有の「本音」と「建て前」という原則がある。海外では悪い習慣とみなされがちだが、実際にはそうではない。日本社会で生きていくには、この二重構造を理解する必要がある。最初に「すみません」を付けることで、相手の態度が和らぐのだ。前述の場面ではきっと、相手からは「こちらこそ、郵送が遅れまして。すぐに送ります。宜しくお願いします」と返ってくるだろう。こうして、双方のやり取りは良い雰囲気のまま終わる。
こちらが本音で「この前お願いしたのに、なぜまだ送ってくれないのか?」と問いただせば、どんな結果になるか?相手もケンカ腰で返してくるだろう。資料の郵送という小さなことをきっかけに、双方の関係が悪くなる可能性が高い。
日本文化の「建て前」は、相手の気持ちや体面を損ねないことが目的だ。たとえ建前でも、「すみません」と言う人に対し、言われた方は「この人をとがめることはできない」と感じ、怒りも収まるはずだ。
「すみません」は日本人のコミュニケーションを円滑にする魔法の言葉。このことを深く理解し、常日頃から使っていけば、日本人とのコミュニケーションももっと円滑になるだろう。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
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