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日本人の民度が短期間で向上したのはなぜか:少し歴史をたどれば「みにくい英国人」・「みにくい仏国人」・「みにくい米国人」と
http://www.asyura2.com/14/china4/msg/204.html
投稿者 あっしら 日時 2014 年 5 月 13 日 10:47:39: Mo7ApAlflbQ6s
 


 転載する記事にも、“アジアの自虐的価値観”を感じる。
 生活様式、美意識、価値観、人々の関係性は、歴史的地域的に様々であり変容し続けるものである。
 わずか200年前、西欧諸国の庶民家庭は桶にたまった糞尿を公道にぶちまけていたし、産業革命期の英国は、児童や婦人の低賃金で過酷な労働に支えられていた。西欧諸国が南北アメリカ・アフリカ・アジアで展開した所業は言うまでもないだろう。

 「日本人の民度が短期間で向上したのはなぜか」と自問しているが、高度経済成長により急速に生活条件が改善されたことがベースである。衣食足りて礼節を知るである。
 もう一つ重要な要素は、日本の支配層および日本人の多くが抱える対欧米コンプレックスである。鹿鳴館時代から言えることだが、先に民度を向上させた欧米諸国より劣っているという奇妙な自意識が、欧米的価値観へのすり寄りを促したのである。
 それは、今でも欧米諸国からどう評価されるかを気に掛けていることでもわかる。このような「民度の向上」が望ましいものかどうかは疑問である。

 普段の中国支配層の言動から見えることだが、転載する記事からも、中国支配層や中国人の多くが対欧米コンプレックスを抱えていることがわかる。

 「中国人はどこに行っても、やはり『みにくい中国人』で、マナーの悪さは改善できない」ということはないが、香港の状況を見ると、商業施設を含む公衆トイレの使い方はなかなか改善されないと思う。(他の人が汚く使っているという意識が汚く使う人を増殖させているようだ)

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日本人の民度が短期間で向上したのはなぜか
中国メディアが見る日本
 2014年05月12日16:37

 ペルー大学やベネズエラ大学で長年教授を務めていた高橋敷氏は、自著「みにくい日本人」(1970年)で、海外生活の体験を基に、日本人の弱点を容赦なく指摘した。例えば、日本のトイレは汚い、日本人はごみをポイ捨てする、動物園では注意を無視してキリンにエサをやるなどだ。(文:楊恒均・時事評論家。新華網掲載)

 「みにくい日本人」に描かれるさまざまな状況は、今の日本ではなく、中国やアジアの多くの発展途上国で起こっている状況だと感じた。

 特筆すべきは、高橋氏が同書を出版した当時、日本で大バッシングが巻き起こったものの、日本人のマナーの悪さはその頃から改善され始めた点だ。おもしろいことに、日本に近い台湾の作家・柏楊が1985年に、同書を模倣した「みにくい中国人」を出版したが、台湾のマナーもその頃から改善し始めた。1994年には、韓国の作家・朴泰赫が「みにくい韓国人」を出版した。同書も明らかに「みにくい日本人」の影響を受けている。

 この「みにくいシリーズ」3冊が出版されたアジアの3つの国と地域が、いずれも民主主義が転換し、社会の風紀が好転し、国民の民度が大幅に向上しつつある時期を迎えていたというのは、非常に興味深い。

 「みにくい中国人」では、「中国人はどこに行っても、やはり『みにくい中国人』で、マナーの悪さは改善できない」と書かれていたのを覚えている。私は、この言葉は公平さに欠けると思う。本質はそう簡単に変わらないが、多くの悪習は環境や制度によって変えられるものだ。

 日本にある古墳時代(250年頃–600末頃)の詳しい記録と中国の同時代の記録を比較すると、政治や経済、文化、技術などにおいて、日本は中国に大きく後れを取っていた。しかし、19世紀後半の「明治維新」により、形勢が逆転し、日本はわずか十数年で近代社会へと突入した。(文章は作者独自の観点であり、当サイトの立場を代表するものではありません)(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年5月12日

http://j.people.com.cn/94473/8624878.html


 

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コメント
 
01. 2014年5月13日 16:15:25 : dp4XTYfT2A
鹿鳴館なんて、今考えればかなり恥ずかしい絵だが、当時はみんな真剣だったんだろうな。

02. 忍穂耳の垢 2014年5月14日 06:08:02 : 5n2KmwfCW10dU : hLgzXbHCWk
>「日本人の民度が短期間で向上したのはなぜか」と自問しているが、高度経済成長により急速に生活条件が改善されたことがベースである。衣食足りて礼節を知るである。
 もう一つ重要な要素は、日本の支配層および日本人の多くが抱える対欧米コンプレックスである。


この程度の認識なら、このままずっと、日本人を仰ぎ見るだけで終るだろう。

もし、経済成長で生活が改善し、衣食足りて礼節を知る‥というのなら、隣国の韓国はどうなのか。
彼らは見た目では、それなりに改善したはずだが‥、何故か、韓国の男性との結婚を禁ずる国もあると聞く。

それと、そもそも、支那(中国)はどうか。
それなりに金満家は生まれたようだが、はて、諸外国から見て、「中国人」の、その礼節が向上したとは、ついぞ聞かぬ。
もう充分、礼節が向上していい頃だろうに、なぜか悪評の方が喧しいのは何故なのか。


>日本にある古墳時代(250年頃–600末頃)の詳しい記録と中国の同時代の記録を比較すると、政治や経済、文化、技術などにおいて、日本は中国に大きく後れを取っていた。

これも酷いプロパガンダだね。

おそらくその「詳しい記録」とやらは魏志倭人伝という資料かな。
もしそうなら、そんな大陸の、それも蔑視を前提としてつくられた、それこそ自作自演な資料を典拠にされても仕方がない。(笑)
これは、同時代資料が日本に無い事を知った上での、文献至上主義に染まった者が仕掛けたもの。もっとも、こうした文献至上主義者は日本にも沢山いるけれども。


単に、非をあげつらいたい、という話ではない。
事の本質が、自らの思い込み、偏見によって、どれだけ見えなくなっているのかを問うている。

できる事なら、環境や制度の改善で、どの国も、マナーは改善されることが好ましい。
だが、
マナーの改善には、自由と人権を尊ぶ社会が前提となるだろう。単なる面子ではなく現実にだ。
視点を変えて云うなら、
支那においては、今の政治体制を脱ぎ捨てる事態が、必然的に立ち上がって来るということ。
それが、今の支那に(他国に迷惑をかけずに‥)出来るかどうか、はなはだ疑問だ。

隣国の韓国については、かの沈没報道をみるにつけ、まだまだ乗り越える課題が山と残されている。
単に経済水準で肩を並べれば、他も追いつくという訳ではないことを、身をもって味わったはずだ。

>>01.さん
>鹿鳴館なんて、今考えればかなり恥ずかしい絵だが、・・

云いたい事は解らぬではないが、あの「鹿鳴館」の有頂天な間抜けさのなかに、外国の進んだ文化を取り入れようという、日本人の本質的な謙虚さがあることに気付いていただきたい。

それは、後の、
米国に負けたという恥も知らず、米国製の文物を大喜びで楽しんだ日本人にも云える事。
その進んだ文化を尊ぶ気風が、やがて、清や旧韓国と、日本との、その後の歴史をわけた要因のひとつなのだから。


03. 2014年5月15日 00:42:51 : ZJapmEIzaA
清がアヘン戦争で英国に敗れたのに対して日本(薩摩藩)は薩英戦争で勝てないまでも英国から徳川幕府を差し置いて正統な政府だと見なされるようになった。ここでの日英間の結び付きが明治維新の原動力になった。実質的に中国における本格的で近代的なデモクラシーの進展は清が滅亡して以降(辛亥革命)のことで日本より遅れて起きたと言っていい。GDPで日本を抜いても人的資源の質では日本より明らかに劣っている。日本の財界や官僚などの中国への間違った付き合い方が中国の経済規模を大きくしてしまった感があるのは否めない。

04. 2014年5月16日 07:53:38 : rAZs4KvhOE
明治維新で民度が向上した訳ではない。江戸時代には既に市民社会としては成熟していたのではないか。
物質的な豊かさとモラルの保持は関係ない。

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