http://www.asyura2.com/14/china4/msg/188.html
Tweet |
中国当局が米ドラマ4作品のネット配信を禁止 ネット規制さらに強化か
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140506/frn1405061130006-n1.htm
2014.05.06 夕刊フジ
【北京=川越一】映画やドラマのインターネット配信が盛んな中国で4月末、米国の人気ドラマ4作品の配信が突然、理由を明らかにされないまま禁止された。国家新聞出版ラジオ映画テレビ総局の命令による措置で、中国政府がネット上に流されている海外映画・ドラマの検閲を強化する動きとみられる。
今回、対象となったのは「生活大爆炸(ビッグバン・セオリー)」「傲骨賢妻(グッド・ワイフ)」「海軍罪案調査処(NCIS〜ネイビー犯罪捜査班)」「律師本色(ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル)」の4作品。
配信が停止されたのは、オバマ米大統領が日米首脳会談で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)が日米安全保障条約に基づく米側の防衛義務の対象になると明言してから2日後の、4月26日のことだった。
中国国営新華社通信によると、ネット配信サイトの責任者は、同総局から配信停止を命じられたことを認めた上で、「総局の各種政策を厳格に順守しており、版権の問題も存在しない」と主張。「われわれも配信停止の原因が分からない」と困惑を隠さない。
影響しているとみられるのが、総局が今年3月に出した、ネット上のドラマや映画の管理に関する通達だ。これまでネット配信は、テレビや映画ほど検閲が厳しくなかった。通達では、配信前の内容審査を強化するとしている。
過去にも、中国政府を批判したドラマが配信停止になったことはあるという。今回の4作品はコメディーや裁判ドラマで、暴力シーンや過激な性描写を売りにしているわけではない。ただ、作品を通じて米国的な価値観が広がり、政権に不都合な世論が形成されることを、習近平指導部が懸念した可能性はある。
◇
【中国のテレビ・映画規制】 中国のテレビでは、敏感な問題が絡む事件・事故の報道について、当局の規制が掛かるケースが少なくない。外国番組も内容が審査され、2012年には外国のテレビドラマと映画をゴールデンタイム(午後7〜10時)に放送することが禁じられた。
外国映画の配給も規制されており、同年までは年間20作品。その後、緩和されたものの、年間34作品にとどまっている。外国映画やアニメなどの違法配信や海賊版DVDも大きな問題となっている。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。