http://www.asyura2.com/14/china4/msg/184.html
Tweet |
中国の貧富の格差が拡大、米国を上回る―中国報道
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140505-00000002-xinhua-cn
XINHUA.JP 5月5日(月)8時51分配信
米ミシガン大学は、中国の2010年のジニ係数は0.55となり、貧富の格差が米国を上回り世界最大規模になっているとする研究報告をまとめた。調査に協力した中国人の多くが、貧富格差は腐敗や失業を超える深刻な社会問題になっているとの見方を示しているという。4月30日、海外網が伝えた。
ミシガン大学の社会学学者謝宇氏は「中国人自身も、経済成長の代償として貧富の格差が広がっていることを認めている」と述べた。一方で、この結果を楽観的にとらえる声もある。ハーバード大学のホワイト教授は「ジニ係数の上昇が、貧乏人がさらに貧乏になることを意味しているわけではない。貧しい人が豊かになり、豊かな人はもっと豊かになるのだから、中国人も貧富の格差を悲観的にはみていない」と語った。
ホワイト教授は2009年に中国22省の2967人を対象に調査を実施したが、世界金融危機の後もなお、中国人の将来への楽観的な態度が変わっていなかったという。回答者の75.4%は「生活水準が5年前より良くなった」とし、61.1%が「健康良好」と答えた。これらの数字は2004年の調査時より上昇している。
中国国家統計局も今年1月、2003年から2012年までのジニ係数を公表した。2008年の0.49が最大で、その後は少しずつ下がり、2013年は0.473となっている。同局住戸調査弁公室の王萍萍主任は「0.4が(社会不安発生の)境界線との見方が一般的だが、人口が多く国土が広い国はジニ係数が高くなる傾向にある。また、高度経済成長期にある国家も同様の傾向がある」と説明している。
国家統計局の馬建堂局長は「0.55だろうが0.47だろうが低い数値でない。政府はそれを踏まえて、金融危機後に収入分配改革など格差縮小に力を入れている」と語った。
(編集翻訳 浦上早苗)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。