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中国、久米島沖で海底資源の強奪を画策 中止要請を無視して海底調査
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140426/frn1404261100002-n1.htm
2014.04.26 夕刊フジ
中国調査船が活動している海域
中国公船が、沖縄県・久米島周辺の排他的経済水域(EEZ)で活発な活動を続けている。同島西方沖の海底では一昨年、鉱物資源が眠る熱水鉱床が発見されており、中国が資源強奪を狙っている可能性もある。安倍晋三首相は24日、オバマ米大統領との首脳会談で、尖閣諸島を断固死守する姿勢を確認したが、警戒は沖縄全体に広げる必要がありそうだ。
沖縄県・久米島周辺のEEZで確認された中国の海洋調査船「科学号」(第11管区海上保安本部提供)
中国の海洋調査船「科学号」は24日、久米島周辺のEEZに何らかの物体を投入するなどの、調査を続けている。同海域で、中国公船の活動が確認されたのは13日連続。
EEZとは、当事国の経済的な主権がおよぶ水域のこと。水産資源や鉱物資源などの探査と開発に権利を得られる。
中国政府は事前に調査の通告をしてきたが、日本政府は認めていない。海上保安庁の巡視船が「わが国のEEZで、同意のない調査は認められない」と再三中止を求めているが、科学号はこれを無視している。
彼らの目的は何なのか。
実は、人民網日本語版は今月9日付で「(科学号は)46人の科学者と技術者を乗せ、『深海海洋環境・生態システム』の海底熱水系に関連する研究を進め、沖縄トラフ熱水域の熱水噴出孔周辺の海洋物理及び化学環境の観測、サンプル収集、分析を行う」と報じている。
中国国営中央テレビも17日、「科学号」が沖縄近海の海溝でサンプル採取をする様子を実況中継し、海底から熱水とともに噴出する黒煙の映像を流した。
どうやら中国は、日本のEEZで、熱水鉱床を調べているようだ。
熱水鉱床とは、海底から噴出する熱水に含まれる金属成分が沈殿した鉱床。亜鉛や鉛、銅、金のほか、レアメタルの回収も期待されている。問題の熱水鉱床は、日本の産業総合研究所が2012年、調査・発見したものだが、中国は日本の海底資源を強奪するつもりなのか。
彼らの魂胆がよく分かる報道があった。
前出の中国国営中央テレビは14日、「中国科学調査船、東シナ海で作業中に日本の妨害に遭遇」などとして、「沖縄トラフは中日海洋経済区分の境界線」「日本の中間線は国際法の原則に違反」「わが国はすでに国連に東シナ海境界案を手渡している」などと報じた。
中国は、日中中間線を否定し、それよりはるか日本側にせり出した沖縄トラフまでが中国大陸から続く大陸棚の自然延長だとして「東シナ海の大部分は中国のEEZだ」と主張しているのだ。
中国事情に詳しい元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は「2010年に日中のGDPが逆転してから、中国は『自分たちは大国だ。何でもできる』と傲慢な態度を取りだした」といい、こう続ける。
「日本のEEZで勝手に海底調査するなど許されない。安倍首相は日米首脳会談で強固な日米同盟を復活させたが、この件についても断固抗議しなければならない」
日本はいま、領土・領海・領空を本気で守る意思を試されている。 (ジャーナリスト・仲村覚)
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