http://www.asyura2.com/14/china4/msg/142.html
Tweet |
胡錦濤氏の献花で広がる波紋 胡耀邦・元総書記死去25周年
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140416/frn1404161143001-n1.htm
2014.04.16 夕刊フジ
【北京=矢板明夫】1987年に失脚した中国共産党の改革派指導者、胡耀邦元総書記の死去から25年の記念日にあたる4月15日、中国のインターネットに改革派知識人らの追悼文が相次いで書き込まれた。しかし、共産党機関紙、人民日報や中国国営新華社通信などの官製メディアも胡氏の命日のことを黙殺した。習近平政権が胡氏の扱いで神経をとがらせていることがうかがえる。
一方、胡錦濤・前国家主席は11日、湖南省の胡耀邦氏の生家を訪ねて献花し、波紋を広げた。「改革派の反撃が始まったのか」と期待する声もあった。
香港紙「蘋果日報」などによると、胡錦濤氏は湖南省トップの徐守盛党委書記らと一緒に胡耀邦氏の生家にある記念館を訪れ、記念館中央の銅像に深々と一礼し、陳列されている写真と資料をゆっくりと見学した。約1時間滞在したが、ほとんど何も話さなかったという。
胡錦濤氏が胡耀邦氏の生家を訪問したことは12日に国内のインターネットで話題となったが、関連する書き込みはすぐ削除された。メディアでも報道されず、一時はデマとみられていたが、その後、複数の香港紙が写真付きで報じ、訪問が確認された。香港紙の報道は詳細な内容に踏み込んでおり、胡錦濤氏周辺によるリークの可能性もある。
引退後、ほとんど表に出なくなった胡錦濤氏が胡耀邦氏の生家を訪ねたことには政治的なメッセージが込められているとみられる。
胡耀邦氏は現役時代、官僚の汚職に厳しく対応していた。腐敗対策をさらに進める必要性を示すため、習近平国家主席の同意の下で胡錦濤氏の訪問が行われたと推測する香港紙がある。
北京の改革派学者は「胡耀邦氏が毛沢東の独裁的政治手法に批判的だったことは有名だ。欧米や日本など国際社会との協調を重要視した外交も展開した」と指摘。その上で、「胡錦濤氏は記念館訪問を通じ、保守傾向を強める習主席の内政、外交政策に不満を示そうとしたのではないか」と分析している。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。