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景気刺激策は取らないと強調する李克強首相(共同)
景気減速に中国政府は焦りと弱音 日中関係改善へ共産党幹部の姿勢に変化
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140411/frn1404111537005-n1.htm
2014.04.11 夕刊フジ
中国の景気減速がはっきりしてきた。輸出が2カ月連続で前年を下回ったのだ。不動産バブルの崩壊も指摘されており、中国経済の先行き懸念が高まりそうだ。李克強首相らの発言にも焦りや弱音が感じられる。中国共産党幹部の対日姿勢にも変化が出てきた。
「今年の成長率は目標の7・5%前後を上回ることも下回ることもあり得る。経済を一時的に上向かせるため、短期的な刺激策は用いない」
李氏は10日、海南省で始まった博鰲(ボアオ)アジア・フォーラムで、こう演説した。先月の全国人民代表大会(国会に相当)で採択した経済成長率目標を、早々と諦めるような発言だ。
中国税関総署が同日発表した貿易統計によると、3月の中国の輸出は前年同月比6・6%減。2月の18・1%減からは減少幅が縮小したが、同国経済を支える輸出が振るわない。1〜3月の累計でも輸出は前年同期比3・4%減で、足元の景気減速の深刻さが浮き彫りになっている。
米国経済の回復に伴い「3月の輸出は増加する」との見方が多かっただけに、税関総署は「一時的、短期的なもので、5月からは貿易総額が増加する」と強弁し、市場の動揺抑制を図った。
経済の混乱は、中国共産党の独裁体制を直撃しかねない。焦りの表れなのか、日中関係改善に向けた動きも出てきた。
李氏は冒頭のフォーラムに先立ち、参加国の代表ら十数人とともに、福田康夫元首相と会談した。安倍晋三首相の靖国神社参拝後、最高レベルでの日中接触になった。
また、1980年代に日中関係改善に尽くした胡耀邦元総書記(故人)の長男で、全国政治協商会議の常務委員を務めた胡徳平氏が来日し、8日、菅義偉官房長官や岸田文雄外相と相次いで会談した。胡氏は、習近平国家主席と同じ「太子党」に属している。
菅氏が「中国とは戦略的互恵関係を強化したい」と語ると、胡氏は「日中両国は経済でも切っても切れない関係にあり、交流を深めたい」と応じ、習指導部に報告すると話したという。
さらに、胡氏は9日、安倍首相と近く、日中友好議員連盟会長でもある自民党の高村正彦副総裁と会談した。高村氏は友好議連の訪中団が5月4〜6日の日程で北京を訪問すると伝えた。
冷え切った日中関係打開の突破口になるのか。
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