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中独の親密さによって、誤った日本を正しい道に立ち返らせることはできるか
2014年03月29日15:13
中独が協力し、手を携えて共に歩むことが習近平国家主席のドイツ訪問のテーマとなった。世界の二大貿易国、経済国である中独両国には、双方間のこれまでの協力の成果を誇りに思い、今後の協力に新局面を切り開くことに大きな自信を抱くに十分な理由がある。(文:崔洪建・中国国際問題研究所欧洲部主任。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
一方、中日関係は政治も経済も依然冷え込んでおり、中独関係とは鮮明なコントラストを成している。われわれの隣国とドイツは似た歴史的経歴を持つが、その歴史観と道徳観は全く異なる。これが今日中独が向き合って前進する一方で、中日は次第に遠ざかっているという大きな違いをもたらした歴史的、心理的な根本原因だ。
第2次大戦での敗戦という歴史的現実とその後の転換を受け入れることは、かつて誇りに満ちていたドイツ民族にとっては骨髄に徹する苦痛だった。だがこの苦痛と引き換えに仏独和解と欧州大陸の持続的平和、そしてそれ以上にドイツ民族の再生が得られたのだ。ドイツ連邦共和国のブラント首相(当時)がユダヤ人墓地で跪いた時、ドイツ民族全体が再起し始め、中国を含む全世界の人々の尊敬を勝ち取ったのだ。今日、ドイツの町の至る処に、第2次大戦の被害者への追悼と懺悔の意を表する旧跡、標識、説明がある。歴史上の事実の尊重と自らの行為に対する省察は、法律、教育、世論を通じて、全ての世代のドイツ人にとって精神的な必修科目となっている。
だが日本の指導者は「不本意ながら従う」ことを望まず、国民を先導して魂を入れ替えることと引き換えに隣国の了解、アジアの繁栄を得ることを望んでいない。これは実は日本民族が胸を張ることを望まないに等しい。歴史問題と領土紛争をめぐる世論戦において中国に「負けない」ために、日本政府は大きな力を費やして欧州各国で広報、ロビー活動を行っているうえ、今回のオランダでの核安全保障サミットでは米国に日韓首脳会談の仲立ちを懇願した。その指導者にいたっては「時勢をよく推し量り」、言行不一致で、パフォーマンスにあらん限りの力を尽くしている。だがドイツは日本のロビイストにとって明らかに避けなければならない場所だ。ドイツに何を説きに行くのか?彼らの法律、教科書、思想を換えるよう忠告するのか?どんなに完璧な広報技術やパフォーマンスであっても、歪んだ歴史観と貧しい道徳観を覆い隠すことはできず、反対にその心のもろさと信用できなさを一層明らかに世界の人々に見せつけるだけだ。
日本はかつて欧州に学ぶ先鋒だった。現在、ドイツという歴史の鑑が面前に置かれている。日本の指導者は、肩を持って仲立ちしてくれるようこびへつらって人に懇願するよりも、ドイツ式の魂に触れる反省と転換を行った方がいい。そうして初めて堂々と立つことが可能になる。これはアジアと世界の人々にとってだけでなく、それ以上に日本国民にとって幸いなことだ。
今日の中日間の争いは単なる領土問題という以上に、その背後の正義の問題だ。われわれは隣人を選ぶことはできないが、正義を貫かねばならず、領土問題で譲歩はできないし、それ以上に正義が軽視されたり、覆されることがあってはならない。正義を堅守し、広めて初めて、緊密な協力と共同繁栄も期待できるものとなる。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月29日
http://j.people.com.cn/94473/8582753.html
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習主席のドイツでの演説が国際社会から評価
2014年03月30日14:29
習近平国家主席は28日、ドイツ・コルベール財団の招きを受け、ベルリンで重要演説を行い、中国の平和的発展の道と独立自主の平和外交政策について語った。国外の専門家・学者は習主席の演説について、「心がこもっていて哲理に富み、説得力がある。中国が世界の平和・発展を守るという大儀に尽くし、協力・ウィンウィンを促進していくという自信を世界に向けて示した」などと評価した。人民日報が伝えた
欧州華人観光業連合総会の陳茫会長(独Caissa Touristic会長)は「習主席はドイツ側からの質問に冷静に受け答えし、中国が断固として平和的発展の道を歩むことを強調し、中国が『国強必霸(強国になれば必ず覇を唱える)』といった時代遅れの論理に賛同しないとしたほか、アヘン戦争以降の列強の武力による奴隷化・植民地化という悲劇を二度と繰り返すわけにはいかないと表明した。主席は質疑応答の際、責任感ある大国の指導者としての風格と自信を見せた」と語った。
ドイツ緑の党のオズデミル党首は、「習主席の演説は、世界平和と安全に貢献を果たしたいという中国の意思を示した」と述べた。
コルベール財団副会長のウィットマイア氏は、「中国の国家主席による演説を組織するには多くの準備が必要だった。質問を準備する際は特に悩んだ。内容があり、さらにある程度厳しい質問が必要だった。習主席は我々の質問に非常に細かく、踏み込んだ回答をしてくれた。これは、我々西欧人、ドイツ人が日ごろメディアから得ている情報や、中国の国家主席がこういった問題にどう解答するのかという予想と全く違った。我々はこれまで沢山のイベントを組織し、他国の指導者も招いたことがある。しかし、今回の習主席の演説の豊富な内容は、深く印象に残った。イベント終了後、多くの人に習主席は事前に質問内容を知っていたのではないかと聞かれたが、そんなことはない。いかなる相談も行っていない」と述べた。
ポーランド科学アカデミー政治学研究所アジア太平洋センター長のヴァルデマル・ジャック教授は、「習主席のドイツでの演説により、中国が平和を愛する国であること、そして世界の平和と発展に責任を持つ大国であることが再度表明された。習主席の演説は心がこもっていて哲理に富み、説得力があり、主席の聡明さ、博学さといった個人的魅力が示されただけでなく、中国が覇権主義と強権政治に断固として反対し、世界の平和・発展を守るという大儀に尽くし、協力・ウィンウィンを促進していくという自信が世界に向けて示された」と述べた。
スペインの「グローバルアジア」誌を発行する出版社社長で中国問題が専門のイワン・ マネス氏は「習主席は演説の中で歴史問題について、『過去のことを忘れず、後々の戒めとする必要がある』と語ったが、これは欧州でも共感を呼んだ。欧州人は平和を重んじる。中国が世界の平和的発展のために果たした努力と積極的な貢献は欧州でも歓迎されている。習主席は演説で、中国が平和的発展の道を選ぶことについて深く分析し、『平和的発展の道は中国にとって、そして世界にとって有利である。未来があるのはこの道以外に考えられない』と語ったが、これは非常に重要なこと」と述べた。
フランスの地政学者ピエール・ピカール博士は「習主席は欧州国家で演説し、中国が平和的発展の道を歩むことを再度表明した。これは国際世論、特に西側メディアから高い注目を集めるだろう。これにより、中国はより速く世界に溶け込むことになる。習主席は演説で、平和的に国際係争を解決するという中国の外交政策および、より積極的に国際秩序とグローバル•ガバナンスに参与していくという中国の立場をはっきりと世界に向けて表明した」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年3月30日
http://j.people.com.cn/94474/8583115.html
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習近平主席、ドイツで重要演説 平和的発展の道を強調
2014年03月30日10:48
習近平国家主席は現地時間3月28日午後、ドイツ・ベルリンで重要演説を行い、中国の平和的発展の道と独立自主の平和外交政策について語った。人民日報が伝えた。
習主席は重要演説で次のように述べた。
中国は早くから世界に向けて、「中国は断固として平和的発展の道を歩む」と宣言してきた。これは、中国の発展の方向性に注目する国際社会への回答であり、中国の国民が自身の発展目標を実現させることへの自信と自覚でもある。
中国はすでに将来の発展目標を確定した。それは、中華民族の偉大なる復興という中国の夢を実現させることだ。中国が建設に集中して力を注ぐためには、(1)調和の取れ安定した国内環境、(2)平和的で安寧な国際環境――という2つの基本条件が必要となる。平和的発展の道を堅持し、世界各国と共に世界平和を守っていくことで、中国は初めて自国の目標を実現し、世界のためにさらなる貢献を果たすことができる。平和、発展、協力、ウィンウィンは現在、世界の潮流となっている。中国は「国強必霸(強国になれば必ず覇を唱える)」といった時代遅れの論理に賛同しない。未来があるのは平和的発展の道だけだ。
ここ数十年間、中国は終始変わることなく独立自主の平和外交政策を励行してきた。覇権主義と強権政治に反対し、他国の内政に干渉せず、永遠に覇をとなえず、永遠に軍事拡張を行わない。我々はこれに基づき政策を規定、制度を設計し、実践を行ってきた。当然、中国は自国の主権、安全、発展の利益を断固として守る。いかなる国もわが国の主権、安全、発展上の利益を損なう苦々しい果実を我々が呑むことを期待してはならない。
中国は開放的かつ寛容な態度で国外との対話・意思疎通を強化し、世界の声に謙虚に耳を傾けていきたい。一方で、国外がより客観的、多角的で歴史に基づいた視線で中国を監察し、全面的、立体的な真実の中国を理解することを望む。中国の発展は絶対に他国の利益の犠牲という対価を払わない。中国は他国に損をさせ、自国の利益をはかることを絶対にしない。我々は世界平和・発展という大儀から出発し、中国の知恵と提案でもって貢献を果たしていく。
今年は第1次世界大戦開戦100周年、第2次世界大戦開戦75周年となる。過去のことを忘れず、後々の戒めとする必要がある。中国の国民は自らの実体験を通じ、平和的発展の道を歩むことを自発的に選んだ。我々は世界各国も平和的発展の道を歩み、平和が持続し、共に発展する調和の取れた世界を共に建設していくことを心から願っている。
演説の後、習主席は会場からの質問に答えた。
中国の改革に関する質問について、習主席は「中国において改革は、いつまでも実行中であり、完了することがない。我々の改革は全面的な改革であり、経済、政治、文化、社会、エコ文明などの分野が含まれるほか、中国共産党そのものの制度改革も含まれる。我々はすでにトップダウン設計を行い、日程表とロードマップを打ち出した。現在、逐次実施されている」と答えた。
中国の国防予算に関する質問について、習主席は「中国の国防予算は、大国である中国の国防建設にとって必要な額に合致する。中国は絶対に『国強必霸』の道を歩まないが、アヘン戦争以降の列強の武力による奴隷化・植民地化という悲劇を二度と繰り返すわけにはいかない。我々は自衛・防御に足りるだけの国防力を持つ必要がある」と答えた。
中国の周辺外交政策に関する質問について、習主席は「遠くの親戚より近くの他人、という言葉があるが、国と国との関係について、友人は選ぶことができるが、隣国は選ぶことができず、その関係は世世代代続いていく。理知的に見ても感情的に見ても、我々は『与隣為善、以隣為伴(隣国と良い関係を持ち、隣国をパートナーとする)』を唯一の正しい選択であるとみなしている。中国は周辺国に対し、『親、誠、恵、容』という理念を堅持していく。現在、中国と周辺国との関係は全体的には良好である。我々は協議と対話を通じて意見の相違を適切に調整し、争議を解決することを主張する。中国の主権および領土保全に関する重大な原則問題に関しては、我々は摩擦を起こす意図はないが、妥協することもない。中国の正当かつ合法な権益を断固として守っていく」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年3月30日
http://j.people.com.cn/94474/8582972.html
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