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実刑“ナッツ姫”悲鳴!判決の瞬間泣き崩れた
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150213-00000064-sph-soci
スポーツ報知 2月13日(金)7時4分配信
大韓航空機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒り、機体を引き返させたとして航空保安法違反などの罪に問われた同社前副社長・趙顕娥(チョ・ヒョナ)被告(40)にソウル西部地裁は12日、同法上の航空機変更の罪を認定して懲役1年(求刑懲役3年)の実刑判決を言い渡した。韓国メディアによると、趙被告は判決の瞬間に号泣。その後も傍聴席に聞こえるほどの声で泣き続けたという。
韓国メディアによると、趙被告は判決を言い渡された瞬間、片手で口をふさいだまま泣き崩れた。自ら書いた反省文を裁判長が読み上げている間は、法廷に響き渡るほどの声で、顔を両手にうずめて嗚咽(おえつ)したという。最終陳述では「ママの手が必要な私の子どもたちのもとに一日でも早く戻れるように善処を」と述べ、再びむせび泣いた。
世界中を論争に巻き込んだ「ナッツ・リターン問題」は実刑判決という厳しい結果となった。裁判長は判決理由で「金と地位を利用して人間の尊厳を崩壊させた事件」と指摘し、海外でも報じられ「国家の威信」を失墜させたと強調。「真剣に反省しているのか(疑問)」と述べ「他の航空機の運航を妨害し、衝突の可能性もあった」と危険性についても言及した。
一部では執行猶予処分になる可能性も指摘されていたが、オーナー一族という強い立場に乗じた社員への横暴、高圧的な態度が強く問題視された。
「航路とは空路(離陸後)のみを言う」として離陸前の引き返しは航路変更に当たらないとの趙被告側の主張を認めず、ドアが閉まった後は運航中に当たると指摘した。趙被告が「興奮していて飛行機が動いているとは知らなかった」と主張したことについては「乗務員の説明や体感で認識していたはず」と否定した。
量刑は趙被告が既に厳しい批判を受けていることも考慮された。判決後、弁護団は控訴について「(被告と)協議して決める」と述べた。
韓国では財閥トップが有罪判決を受けても、経済面での影響を理由に量刑が軽減されたり、後に大統領恩赦を受ける慣習があったが、国民からの批判の声を受け、2010年以降は恩赦を受けるケースはなくなったという。
一方、事件の隠蔽を企てたとして証拠隠滅などの罪に問われた同社常務(57)は懲役8月(求刑懲役2年)、常務に国交省の調査内容を漏らした同省調査官(54)には懲役6月、執行猶予1年(同懲役2年)がそれぞれ言い渡された。
◆大韓航空のナッツ事件 昨年12月5日、趙被告が米ニューヨークのケネディ国際空港で自社機に搭乗した後、客室乗務員がマカダミアナッツを皿に盛らず、袋のまま提供したことに激怒。離陸直前の同機を搭乗口まで戻させ、客室サービス責任者を降ろして運航を阻害した。究極のパワハラ事件として韓国社会で非難が噴出し「ナッツ・リターン」は日本でも流行語となった。
◆韓国の裁判制度 韓国の裁判は日本と同じ三審制で、日本の地裁、高裁、最高裁にそれぞれ当たる地方法院、高等法院、大法院がある。2008年には重大事件を対象に市民が刑事裁判に参加する「国民参与裁判制度」が導入された。法律の違憲審査などを担当する憲法裁判所が別にある。
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