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記事入力 : 2015/02/07 10:29
「朴泰桓のドーピングは医師のミス」 疑問だらけの検察判断[朝鮮日報]
27日にスイスで聴聞会
本人は「知らずに投与を受けた」と主張
ドーピング教育を受けているはずの選手、「ホルモン=禁止薬物」は常識
医師の説明を録音も、薬の容器や説明書は確認しなかった?
ソウル中央地検は6日、2008年北京五輪の競泳男子400メートル自由形の金メダリスト、朴泰桓(パク・テファン、25)のドーピング問題に対する捜査結果を発表した。男性ホルモン(テストステロン)を投与した医師と朴泰桓にはいずれも「テストステロンを含有する注射剤『ネビド』は禁止薬物」という認識はなかったが、医師の責任の方がより大きいというのが捜査結果の主な内容だ。今なお解明されていない残りのさまざまな疑問については、今後法廷で明らかになりそうだ。
■男性ホルモンが問題であることを認識していなかったのか
朴泰桓は昨年7月29日、ソウル市内の病院で「ネビド」の投与を受けた。その後、朴泰桓は仁川アジア大会に向けて調整を続けていた昨年9月3日にドーピング検査を受け、世界反ドーピング機関(WADA)から陽性反応が出たとの通知を10月末に受けた。朴泰桓は先月20日、ネピドの投与を行った病院の院長を傷害などの容疑で告訴した。
検察は6日「(昨年7月29日の時点で)医師は朴泰桓に対し『注射の成分は体内で生成されるホルモンなので、(ドーピング検査で)問題になることはない』と伝えた」とする一方で「朴泰桓は薬剤の容器を確認しておらず、ステロイドが禁止薬物であることは知っていても、テストステロンが問題になるという具体的な知識はなかったようだ」とも説明した。
朴泰桓はオリンピックと世界選手権にそれぞれ3回出場し、優勝を含む数々の実績を残してきたベテラン選手だ。ところが検察は、朴泰桓ほどの選手が「男性ホルモンは筋肉増強の効果があるアナボリック・ステロイドであり、WADAの『禁止表』に記載されていることを認識していなかった」と判断したのだ。しかしドーピング教育が義務付けられているスポーツ選手にとって、男性ホルモン(テストステロン)が禁止表の中の「常に禁止されるもの」に記載されている事実は最も基本的な常識だ。
しかし検察が明らかにした今回の内容だけでも、今月27日にスイスで開催される国際水泳連盟(FINA)のドーピング聴聞会で朴泰桓への重い処分は避けられない見通しだ。選手本人に過失がないことや、注意を怠っていなかったことを立証できないからだ。世界ドーピング防止規定には「禁止物質が体内に入らないようにすることは、各競技者が自ら取り組まなければならない責務」と明記されており、さらに「医療関係者に対し、自分が禁止物質及び禁止方法を使用してはならないという義務を負っていることを伝達するとともに、自分の受ける医療処置についても、本規則に基づき導入されたドーピング防止政策及び規則に対する違反に該当しないようにすること」とも記載されている。「選手に責任がない」と認められる唯一の例外は「十分な注意を払ったにもかかわらず競争相手から妨害を受けた旨を競技者が証明できる場合」のみだ。
■録音までしながら薬剤を確認せず
朴泰桓は注射で薬の投与を受ける際、またドーピング陽性反応の通知を受けた後も「体内の成分と同じものを投与したので問題ない」とする医師の言葉を録音していた。ところが投与前後の対話を録音までしていた朴泰桓が、薬の容器や包装物に記載された内容、さらに説明書などをなぜ要求し確認しなかったのかは疑問として残る。
今回の問題におけるもう一つの争点は、朴泰桓が病院で何回ホルモン注射を受けたのかという点だ。医師は「朴泰桓にホルモン剤を最初に投与したのは2013年12月」と主張している。これに先立つホルモン検査で朴泰桓の数値が低かったため、これを補完するための投与だったという。当時、朴泰桓サポートチームのスタッフだったある人物も「2013年11月に朴泰桓と(問題の)病院で検査を受けた。しばらくすると朴泰桓が『注射を受けなければならない』と言ったので、私は反対した。朴泰桓が一人で投与を受けたかどうかは分からない」と話している。しかし検察は、問題となった昨年7月29日のネビド投与のみを起訴の根拠としている。
■男性ホルモンが健康を害したのか
まだ年齢が20代半ばと若いにもかかわらず、医師は「朴泰桓が老化防止専門病院でホルモン注射を受けなければならないほど、ホルモンの数値が低かった」という趣旨の証言をしているが、これもにわかに納得がいかない。朴泰桓が「治療」のためにやむなくホルモンの処方を受け、またその診療の内容を大韓水泳連盟とFINAにあらかじめ報告していれば、懲戒の免責事由になっていた可能性もある。ネビドは性機能や生殖機能の強化、身体機能の強化に効果があるとされ、主に男性の更年期障害治療に用いられる。検察が確認したところによると、朴泰桓以外にこの病院を訪れたアスリートはいなかった。
朴泰桓は病院でホルモン剤とビタミン剤などの注射を受けた後、この病院を紹介した美容専門コンサルタントに「健康管理の相談ができて体が軽くなった」と言っていたという。身体機能を改善するためにネビドを投与したことが「業務上過失致傷」に該当するかどうかについての最終的な判断は、今後裁判所が行うことになる。
検察は「朴泰桓は尻に受けた注射が原因で筋肉痛の症状が出ていたことに加え、被害を受けた期間を知り得ないテストステロンも原因となって健康に問題が生じた」とした上で「治療が成功したとしても、(治療の内容について)本人からの明確な同意がなければ障害に相当するという判例がドイツにある」とも主張した。
成鎮赫(ソン・ジンヒョク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/02/07/2015020700588.html
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