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会談を前に韓国の朴槿恵大統領(左)と握手する中国の習近平国家主席=10日、北京(聯合=共同)
【新・悪韓論 特別版】日本にスリ寄り失敗すれば韓国は沈没する… ジャーナリスト・室谷克実氏
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150105/frn1501051140002-n1.htm
2015.01.05 夕刊フジ
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の任期は、2018年2月までだ。まだ5年間の任期の折り返し点にも来ていないのに、そのレームダックぶりは隠しようもない。
内政、経済、外交、何ごともうまくいかないとはいえ、「世の中が終わる日が悩みも終わる日だ」などと人前でつぶやくとは為政者としての気力も疑われる。
政権内部の暗闘に野党の大攻勢、そして暗い経済。その中で「2015年は日韓国交50周年だから」と日本へのスリ寄りを見せるのは“わらをもつかむ気持ち”なのかもしれないが、これもうまくはいかないだろう。
最高権力者は雲の上にいて、ナンバー2が実務の采配を振るう政治文化は、新羅王朝の昔からの伝統だ。その中では、ナンバー2を追い落として実権を握ろうとする勢力が派閥をつくり、策動する。
14年末に明らかになった政権の内部監察文書の外部流出、そこに書かれていた内容は朴政権がまさに新羅以来の伝統の中にあることを示す。
実は、同年春から噂されていた問題だが、公然化した時期がいかにも悪かった。セウォル号沈没事件で地に落ちた大統領の権威。それが未回復の中で、公職に就いていない「秘線(密会相手)」がナンバー2(大統領府秘書室長)の追い落としを狙って、大統領府や中央官庁の人事に影響力を発揮してきたというのが、内部監察文書の内容だ。
「秘線」とは、セウォル号沈没当日の「空白の7時間」で注目された人物だ。
しかし、大統領は文書の内容を「デマだ」と決めつけ、「不法流出」だけを捜査するよう指示した。まさに「指揮権発動」だ。これには保守系新聞まで怒り始めた。
冬のソウルは道路が凍結していてデモには不向きだが、春になると反財閥機運が、運動を過激化させることも考えられる。労働運動と反政権運動が連動するだろう。
企業の低い技術開発能力、ウォン高などが複合的に作用して、サムスン、現代自動車の2大財閥の収益力が目に見えて衰えている。
消費が減退し、デフレの色が濃くなっているのに、政府も中央銀行も「外資逃避」を恐れて、有効な手を打てない。
朴槿恵外交は米中の間を巧みにコウモリ飛行しているように見えた時期もあったが、今や米中双方から露骨な圧力を受け、行き詰まっている。
八方塞がりの中で、かすかな希望は対日スリ寄りだが、これにも失敗したら、次は一転、「逆ギレ反日」しかないだろう。そして世界から、ますます「異様な国」とみられ沈んでいく。
セウォル号沈没は、やはり韓国沈没のシグナルだったのだ。
■室谷克実(むろたに・かつみ) ジャーナリスト。1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。
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