★阿修羅♪ > アジア16 > 661.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
従軍慰安婦問題で米国への配慮は河野談話の二の舞 国家侮辱罪の制定も視野に入れ断固とした立場を取れ
http://www.asyura2.com/14/asia16/msg/661.html
投稿者 蟲 日時 2014 年 12 月 30 日 22:45:48: VXoEun45fU5tI
 

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42558

JBpress>日本再生>安全保障 [安全保障]

従軍慰安婦問題で米国への配慮は河野談話の二の舞
国家侮辱罪の制定も視野に入れ断固とした立場を取れ

2014年12月30日(Tue) 横地 光明

 いわゆる従軍違反問題について、安倍晋三首相は「誤解により多くの人が苦しみ、国際社会で日本の名誉が傷つけられたのは事実だ。報道は正確で信用性が求められる」と語った。

ソウルの日本大使館前に慰安婦象徴する少女像、韓国

ソウルの日本大使館前に設置された「従軍慰安婦の像」〔AFPBB News

 戦場における売春は歴史に照らし、古今東西、現代に至ってもその存在を否定できない。旧日本軍の場合もその例外でなかったことは事実だ。

 当時は公娼制度があったとはいえ、性を売る悲哀は哀れむべきでこれを買うことは倫理に反し決して褒められたことではない。

 しかし、国際社会で日本だけが激しく非難され謝罪や補償を求められるのはなぜだろう。だからと言ってお前もやったではないかと主張するのは自らの正当性を主張し赦免される理由にはならない。

 だが、このいわゆる従軍慰安婦問題は社内の不正告発に類する正義ではなく、国内からの意図的に事を歪曲して公にし国家を中傷せんとした不道義ないしは公正真実を伝うべき報道倫理を違いた虚偽の報道によって惹起された。

 すなわちそれは、吉田某の偽書に始まり、朝日新聞の不実の報道とある種勢力の国連機関への中傷的工作と国内での法廷闘争、加えて不用意無責任な河野談話によって日本政府がこれを公式に是認したとされ、これを韓国と中国に対日戦略的に大きく利用されたことによると言って過言でない。

 この結果日本国と日本人の尊厳と名誉は甚だしく棄損された。

 朝日新聞はようやく(2014年8月5日〜6日)誤報を訂正したが謝罪がなく、9月11日に至って木村伊量社長が謝罪しその後関係者を処分し辞任したが、その他の関係者たちは、依然無為かかえって猛々しく主張を言い続ける有様だ。

 河野談話検証委員会の報告では、それは検証もせずに、韓国に踊らされ、事実関係の証拠を無視しその要求に屈して強制連行を認める事態を起こしてしまったようだ。

 事実と責任のある問題ならば追及されても致し方がないが、不正確・信用できない情報ましてや誤情報、あるはこれを利用した曲解中傷であれば、その責任が追及されるのが社会正義であろう。

 関係者にはその責任を求め、また真実を発信して誤認識を是正し日本国家の名誉回復の努力をしなければならない。

国際社会における日本国家の尊厳・名誉毀損の惨状

大統領選、決め手は「新車の匂い」?オバマ氏、ヒラリー氏を絶賛

ヒラリー・クリントン元国務長官〔AFPBB News

 国際機関の中核国連では、人権委員会・自由権規約委員会・人種差別撤廃委員会などを中心に日本関係者の偽書・偽報をベースにしたクマラスワニ報告(1996)やマクドゥーガル報告(1998)が出せれ、国際法違反と指摘し我が国に賠償を勧告(1996)した。

 今や海外では荒唐無稽にも「20万人強制連行説」も流れ、河野談話で「日本政府は正式に強制連行を認めた」と理解されてしまっている。

 特に米国では、韓国と中国の国を挙げての激しい政治工作〈ロビー活動〉が進み、ヒラリー・クリントン前国務長官までが「性奴隷」」と非難し(2012.7.10)、上院が対日非難決議を行い(2007)、ニューヨーク・カリフォルニア州では議会が非難決議し、多数の市や郡に日本非難の従軍慰安婦の碑が建てられつつあり、最近では高校教科書にも登場する有様だ。

 韓国や中国がこれを対日攻勢の最大武器として圧力をかけていることは周知の通りがだが、EU議会本会議、オーストラリア、カナダ、オランダ、フィリピン、台湾までもが非難の決議(2007〜8)をして世界中から対日非難を浴びせられている。

国際非難の原因を作ったのは

 従軍慰安婦を軍の指示で強制連行したとの偽書(1997「朝鮮人慰安婦と日本人」、1983「私の戦争犯罪?朝鮮人強制連行」)を表し、その虚偽(1996自ら虚偽を告白)をあちこちと講演した吉田清治の責任は最も重い。

 しかし朝日新聞は再三(前後16回)これを真実のごとく報じ、また植村記者は金学順なる元慰安婦に騙され「女子挺身隊の名で戦場に連れて行かれて慰安婦にされた。その数8万20万とも」のごとき記事を書いた。

 しかも同紙はその事実無根と虚偽が判明したのに永く訂正せず、これが海外に流れはなはだしい誤解を定着させた。同紙記事編集の責任者が韓国大學に職を得ているのは国を売ったことの傍証と疑われてもやむを得まい(これはかつて『百人斬り』の記事を書いた毎日浅海記者の北京保護に似ている)。

 補足するが、韓国で軍用慰安婦を一般に挺身隊と呼ぶそうだが、日本では女子勤労挺身隊員と慰安婦を混同する者など誰ひとりいない。従って朝日の訂正理由(混同)は愚かな言い訳にしか過ぎない。

 特定の学者や作家は従軍慰安婦の著述を刊行し、「軍が発し、慰安婦業者が軍の名を騙るのを取り締まれとする内容文書」をもって軍の関与と報じた。

 また冷戦が終焉しソ連が崩壊民主化でイデオロギー闘争の目標を失った日弁連の左翼弁護士らは、慰安婦問題をイデオロギー闘争の新たな目標とした。

 戦場となった諸国で従軍慰安婦問題を煽ったり、全裁判で敗訴が示すように、不確かな訴因で国家賠償訴訟を起こし(代理人・1991)、あるいは国連人権委に列国軍例えば在韓米軍慰安所施設などと日本軍の兵士用施設慰安婦の実態(高い報酬・勤務以外の自由)を比較検討することもなく、扇情的に「性奴隷」として日本を告発せよとの中傷工作を敢えてした(1992)。

 一方、政府関係者〈総理・官房長官・外務大臣〉も韓国の主張に押され、十分な検証を行うことなく、安易に謝罪発言を繰り返し、既述にように果ては韓国に振り回され、証拠がないのに「そういう事実(強制連行)あったと。それで結構です」と述べた『河野談話(1993.8.4)』が日本政府が強制連行を肯定した事になってしまった。

 また政府外務省は韓国・中国の国家的歪んだ国際世論誘導に何ら有効な対応をとることなく放置した不作為の罪を犯した。文部省が中高校教科書の不確かな従軍慰安婦問題の記述を容認したのも職責の放棄に見える。

 韓国で従軍慰安婦問題に火がついたのは朝日報道と左翼弁護士のイデオロギー的非難扇動であったことを忘れてはならない。

 彼らは「強制連行」主張の根拠が崩れると、「人権問題」にすり替えようとしているが、それは人類全体の問題であり、世上よく世界の娼婦大国と言われ、かつ自国の「従軍慰安婦」に訴えられている韓国政府こそがまず対応を取らされるべきではないのか。

責任追及を阻む諸問題

 不当に名誉が棄損され、侮辱されれば対抗の手段を講ずることは当然である。しかし当事者は人(法人)でなく日本国家であり、また事の性格は報道の自由と人権に絡み複雑である。

 まず、法的には名誉毀損(刑法第230条)及び侮辱罪(同第231条)は個人(法人)が対象であるから、国家法人説(ドイツ人のゲオルグ・イェリネック)はあるが、主権在民の日本国憲法下では適応の難しさが存在する。

 朝日の報道追求の場合は、報道・言論の自由の原則のみならず、公共の利益に関する場合の特例(同第230条の2)条項から、公共の福祉に関する事実かもっぱら公共の福祉の目的かと事実の真否の相関関係が絡むことだろう。

 また本件は親告罪であり、政府〈官邸・外務省〉が関与してきたから告訴権者たるには複雑な問題を伴うし、何より本件は告発の有効期間は事実承知後6カ月(刑訴法第235条)で既に長期に論議されており時効の問題がある。

 さらに、日本維新の会の桜内文城衆議院議員が、中央大吉見義明教授の見解を「事実の捏造」と発言したら、かえって名誉毀損で訴えられ裁判中であり、加えて『百人斬り裁判』のようになって全く目的に反してしまったケースもあり本件対処には慎重さが必要である。

 次に国内政治問題として、党の元総裁、元衆議院議長だった先輩大政治家を告発非難するには複雑な問題が存在するだろう。現に、野党側からの河野元官房長官の国会招致の動きに政府は否定的姿勢を隠していない。

 さらに同盟国である米国の姿勢が日本政府の政策選択の自由を大きく縛っている。米国では政府、政界のならず言論界には既に誤った認識が牢固に定着しているように観察される。

 加えて対中政策・対北朝鮮戦略上その米日韓の分断工作を恐れ日韓の政治的・国民感情的対立を好まず、国民感情が頑なな韓国より穏健な施策を執る日本に譲歩を求めて来ている。

 最近来日(平成26.10、勲章受章のため)した2人の米国最高の知日派のジョセフ・ナイ元国務副長官補(ハーバード大教授)は都内で『見直し反対』と講演し、リチャード・アーミテージ元国務副長官も同様な趣旨を語っている。

 中国は従軍慰安問題の事実解明が、疑念の多い南京事件の真相解明に及ぶ影響阻止を狙い、国際社会への働きかけを強めている。

 このため、安倍首相は「狭義の強制連行の事実を裏付ける証拠はない」と信じながらも、意に反して「河野談話を見直す考えは全くないと」と発言することを余儀なくされている。

不当な日本国家・国民の尊厳・名誉毀損の追求とその回復

 法的追及が困難であれば、社会道義や倫理上から糾明を迫るしかない。右側の論者は予て不当との叫びを挙げているが、健全な愛国心を持つ中庸な論壇学会主流派オピニオンリーダーの正論展開が強く求められる。

 まず朝日新聞には世界の主要紙に訂正広告の掲載を要求すべきであろう。そして、「関与と何か」、「強制連行とは何か」及び「性奴隷とは何か」を明確に定義すべきだ。

 「関与」の意味するところは責任の伴わない単なる情報や意向表明の連絡・通報伝達・相談から、何らかの責任が生ずる要請や協議、さらには責任の明白な指示・指導、管理・監督、命令迄が考えられ、事実は何れであったのかを公正に確定しなければならない。

 その業者が募集の際に甘言を弄し心理的圧迫を与えたこともあったとされのが果たして軍や政府の責任であるのか。

 また「奴隷」とは通常人権・名誉・自由を剥奪された譲渡売買の対象となる所有物化された人間とされ、「性的奴隷」とはヨーロッパでよく使われるそうだが、「一般に報酬を与えられずに継続的に性的行為を強要され、勤務時間外も身体的自由を拘束される従属者」と言われる。

 日本軍に関する場合は兵士の給料(時期によるが12円)に比較して極めて高い報酬(相場は3円で、家を何軒も建てられるほどの多額の貯金を有したり、定期的に大金を実家に送金していた例もある)を得、勤務の拒否や帰国も許され勤務外は自由であったと伝えられることからして「慰安婦即性奴隷」と捉えるのは妥当かどうかを論証すべきであろう。

 河野官房長官談話に関してはかねて憂えられてきたが、2014年2月20日衆院予算委で当時の石原信雄官房副長官がその根拠を覆す証言を行い、このため政府は専門家の検討チーム(座長:元検事総長但木敬一)を編成検証させた。

 その報告(6.20)では強制連行の証拠もなく、不確かな元慰安婦の証言(韓国の研究者も疑問を呈する素性で、出身・年齢・住所の不詳、勤務場所が内地も、募集時の立会者の不確かさ)を検証することなくこれを鵜呑みにし、かつ韓国側の圧力に屈し韓国の要求に沿いすり合わせて事実を曲げたものにしたことが明らかになった。

 そのうえ、河野氏自らも「紙(文書)の証拠はない」(2012.10.8読売新聞)と語っており、進んで公の場で証言し真実を語り過ちを訂正謝罪するのが、国を思う大政治家の在り方であり国に報いる道ではないのか。

 また政府なかんずく外務省は、河野談話検証委員会の報告が出た以上、国の威信や名誉のかかる本件に関して事なかれ主義を改め、真実を世界に発信すべき責任を放棄してきたための結果に重責を感じ、この挽回回復に省を挙げて取り組まねばばらない。

 2014.12.24付JBpressで古森義久氏は「米国国政府各省と軍部が日本軍の慰安婦に関する戦争犯罪や組織的奴隷に関する文書を探し出すため、7年間3000万ドルを投じ大規模な調査をしたが、1件も発見されず、これがナチス戦争犯罪と日本帝國政府の戦争記録の各省庁作業班(IWG)アメリカ議会あて最終報告となり、2007年4月公開された。しかるところ著名な軍事ジャーナリスト マイケル・ヨン氏を中心とする調査チ−ムが発掘公表した」と書いている。

 米国との関係は日本にとって死活的に重要だが、これでも誤解の解消要求を受け入れないようでは真の信頼は築けない。断固主張し誤解を払拭しなければならない。

 言論・報道の自由は極めて重要だし、人権は絶対に擁護されなくてはならない。しかし、意図的に真実を歪曲して、国家の尊厳と名誉を棄損した時は責任を糾明しなくてはならない。

 各地の地方議会は河野談話見直しを決議している中で、自民党では稲田政調会長が「客観的事実に基づく日本政府の立場を内外に発信し、日本の名誉回復の行動と執っていくべきだ」と語り、「日本の名誉と信頼を回復するための特命委員会(長中曽根元外相)を設置したが、タブーなく活発に論議しその実りある実行を期待したい。

 安倍政権は自信を以って本件を強力に主張し、また政府国会は国家侮辱罪の立法に関し早急に検討すべきだ。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2014年12月31日 07:43:53 : FUtnN1arpo
アサヒが捏造(社内では誤報というらしいが)を認めた現在でも、「もう既に『日本軍が慰安婦を強制連行した』という話は広まってしまっているので、取り消すのもムダだから、それを前提に潔く頭を下げて再出発しろ」なんて言う論調が、反日サヨクだけでなく、有識者(左寄りだが)なんかからも出ている。
この論は紙面・ネット・テレビを問わずにアチコチで出てくるので、何らかの共通の背景があるとも見られる。
こんな韓国に都合の良い論が罷り通ると思っているのは笑止の極みであるが、「嘘も百回言えば真実になる」を実行しているヤカラであるから、(日本の美徳の)黙って辛抱していると良いようにされてしまう恐れは十分にある。
河野談話の見直しを手始めとして、「言うべきは言う」方向に舵を切るべきだ。この件については歴代自民党政権も外務官僚も猛省して名誉回復に努めて欲しい。

02. 2015年1月01日 17:49:44 : C3lq0gpU9A

  朝日新聞は「従軍慰安婦記事は捏造でした」と世界中に奉ずる義務がある。

  全資産を売却してでも、やれ!


03. 2015年1月02日 09:46:31 : oA9GE6uXgc

「性奴隷」ではなかった慰安婦の生活
改めて読み直したい米軍の「日本人捕虜尋問報告」
2014年12月31日(Wed) 古森 義久
 「慰安婦というのは日本軍のための売春婦以外の何者でもない(A “comfort girl” is nothing more than a prostitute)――」

 日本軍の慰安婦とは「性奴隷」でもなく、「組織的な強制連行」の産物でもなく、単なる軍人用の売春婦だったのだという判定が、第2次大戦中に米国陸軍当局によって下されていた。この事実はいま改めて取り上げられ、重視されるべきである。

 慰安婦問題に関する朝日新聞の虚報が明らかになり、日本が濡れ衣を晴らさなければならない現在、この米軍の調査結果の資料は新たな意味を発揮する。米国などからの「日本軍が組織的に女性20万人を強制連行し性奴隷に貶めた」という糾弾がまったくの冤罪であることを証明する証拠は、ここにも存在するのである。

慰安婦は「職業的な軍隊随行者」

 上記の結論を出したのは米国陸軍戦争情報局心理作戦班が作成した「日本人捕虜尋問報告」である。作成されたのは、第2次大戦がまだ激しく続いていた1944年10月であった。場所は日本軍が米英軍と戦闘していたビルマ地域だった。ビルマのミイトキーナを占拠していた日本軍を米軍が撃破し、付近の掃討作戦で捕虜とした日本軍の慰安所所属の朝鮮出身女性20人と、その管理にあたっていた日本人民間人2人を尋問した結果である。

 報告書は、英文でびっしりタイプ打ちされた書類計7ページからなる。1973年に米国で公開されて以来、日本でもあちこちで紹介されてきた。慰安婦に関する資料としてはよく知られる報告書である。だが、慰安婦問題をめぐる状況が国際的に変化してきた現在こそ、その重要性は改めて高まっていると言ってよい。

 前回の当コラム「米国政府の結論は出ている、慰安婦『強制連行』の証拠はなかった 日本糾弾勢力がひた隠す不都合な真実」で紹介したように、米国政府の各省庁作業班(IWG)の最終報告書が改めて脚光を浴びるようになったことも国際状況の変化の一端だが、この尋問報告もその文脈で改めて重視されるべきである。

 この尋問は、ミイトキーナ地域のレド収容所で1944年8月20日から9月10日にかけて行われた。尋問役は日本語の流暢な日系米人のアレックス・ヨリチ氏と記されている。その結果をまとめた報告書は、序文で次のような総括を述べていた。

 「慰安婦というのは日本軍将兵への便宜のために日本軍に随行した売春婦(娼婦)、あるいは職業的な軍隊随行者以外の何者でもない」

 この一文だけでもすでに中国や韓国、米国の一部、さらには国連での「慰安婦は日本軍に組織的に強制連行され、性奴隷にさせられた女性たち」という主張が虚構であることを裏づけたと言える。

慰安婦は多額のお金を持ち町へショッピングにも

 同報告書はさらに慰安婦の多様な側面について記していた。以下はその要旨である。

【徴集】

 「1942年5月、日本の民間業者たちが、東南アジアの日本軍占領地域での『慰安業務』に従事する朝鮮人女性を募集するため朝鮮に到着した。この業務の内容は具体的にされない場合も多かったが、一般に病院での傷病兵の慰問、包帯巻きなど将兵を慰めることと理解されていた。業者の勧誘ポイントは、高額な報酬、気楽な仕事で一家の借金の返済ができる、そのうえ、新天地シンガポールでの新たな人生の可能性もある、という趣旨だった。このような偽りの説明によって多数の女性が海外業務に応募し、数百円の前払い金を受け取った。女性の間にはすでに売春に関わっていた者たちもいた」

 「それら女性たちが署名した契約書は家族が前払いを受けた借金の金額により、6カ月から12カ月の期間、彼女たちが戦時の陸軍の規則および雇い主に従うことを義務づけていた。このようにして、約800人の女性が1942年8月20日ごろ、雇い主の業者とともにビルマのラングーンに到着した。女性たちは、8人から22人のグループに分けられ、ラングーンからビルマ各地の日本陸軍の駐屯地近辺の町村に配された。ミイトキーナにはこのうちの4グループが到着した」

【生活と労働の条件】

 「女性たちはミイトキーナでは2階建ての大きな建物に各自、個室を与えられていた。この個室が彼女らの居間兼寝室であり、営業の場でもあった。食事は雇い主が作り、それに彼女たちは代金を払っていた。彼女らの生活は、ビルマでの他の地域に比べれば、むしろ贅沢と言えた。慰安婦には食料や物資への厳しい配給統制がなかったためである。彼女たちは多額のお金を持っていたため、欲しいものを購入することができた。彼女らは兵士が故郷から送られてきた慰問袋の品々を贈り物として受け取った上に、衣類、靴、タバコ、化粧品なども買うことができた」

 「慰安婦たちはビルマでは、日本軍の将兵たちとともに各種のスポーツや催しに参加して楽しんだ。ピクニック、演芸・娯楽、社交的な夕食会にも加わった。彼女らは蓄音機を持っていたほか、町へショッピングに出ることも認められていた」

【料金システム】

 「慰安婦たちの営業は、陸軍の定めた規則に基づいて実行されていた。特に慰安所が混雑した地域では、規則は厳守されていた。 陸軍は混雑した地域では各部隊に慰安婦所での一定の価格、優先順位、時間割が必要と考えた。尋間により得られた標準的な方式は以下のようだった」

 「(1)兵士 午前10時〜午後5時 1円50銭 20〜30分、(2)下士官 午後5時〜午後9時 3円 30〜40分、(3)将校 午後9時〜12時 5円 30〜40分」

【営業状況】

 「将校は1週間に7日 兵士は1日、慰安所を利用することが認められていた。だが激しい混雑は解消されなかった。女性たちはすべての顧客を受け入れることができず、兵士たちの間には不満が高まることも多かった。兵士たちは慰安所に入ると、名前と所属部隊と階級を確認された後、料金を支払って左側に順番、右側に慰安婦の名前が記入された約5センチ四方の厚紙のチケットを受け取り、順番待ちの列に並ぶ。慰安婦には、客を拒否する特権が与えられ、その特権は、兵士が過度に酔っている場合にはしばしば行使された」

【支払いと生活条件】

 「慰安所では慰安婦の雇い主が、女性たちの契約時の負債の金額に応じて、各慰安婦の総収入の50%から60%を得ていた。慰安婦の1カ月の稼ぎの総収入は約1500円だった。彼女たちは雇い主に750円を返済していた。だが多くの雇い主は、食料やその他の必要物資の代金として高額を請求し、女性たちに困難な生活を強いていた」

 「1943年の後半に陸軍は負債の返済を終えた女性は帰国してもよいとの命令を出したため、返済した女性たちは朝鮮に帰えることが認められた。彼女たちの健康状態が良好であることが尋間によって確認された。あらゆるタイプの避妊具が彼女たちに支給され、兵士たちも軍が支給した避妊具を持参していた。慰安婦たちは自分自身や顧客の衛生についてきちんとした訓練を受けていた。陸軍軍医が毎週1回慰安所を訪問し、病気の兆候のある女性を発見した場合には、必要に応じて治療、隔離、入院などの処置がとられた」

【日本軍将兵の反応】

 「日本兵は一般的に慰安所で他人に見られるのは恥ずかしいことだと思っていたようだ。ある兵士は『慰安所で列に並んで順番を待つのは特に恥ずかしい』と述べていたという。しかし兵士たちから慰安婦に対する結婚の申し込みは多数あり、実際に結婚に至った場合もあった。女性たちの意見が一致した嫌いな客は、翌日は前線に行かねばならないので、酔っぱらって慰安所を訪れる将校や兵士たちだった。だが日本兵はかなり酔っていても、軍事機密や部隊に関する話をすることは決してなかったという」

この生活で「性奴隷」と言えるのか

 以上がこの米陸軍の報告書の重要部分である。

 当時の環境では、米軍側が日本軍の慰安婦や慰安所に対して、特に理解や同情を示すべき理由はまったくなかった。だからこの内容は逆に極めて客観的だと言ってよい。

 その前提でこの報告書を見ると、まず日本軍が組織的に女性たちを強制連行していた事実などまったくなかったことが明らかになる。慰安婦の徴募やあくまで民間の業者が主体だったのだ(応募者に「偽りの説明」をしたのも民間業者である)。しかもその契約は、当時としては多額の金銭の授受が前提となる商業行為を示していた。商業的な売春だったということである。

 戦場近くでの慰安婦たちの生活ぶりも「性奴隷」とはほど遠かった。この報告書は慰安婦たちが借金の返済を終えた後は日本軍当局から許可されて自由に帰国できた事実を伝えている。また勤務中も金銭面だけでなく衛生面でも待遇もよく、自由にショッピングに出かけられたという。日本軍将兵とピクニックをともに楽しみ、結婚の申し込みを受けて、実際に結婚してしまった実例もあったというのである。

 これだけ見ても、中韓両国や米国や国連の日本糾弾がいかに的外れかが明白となる。米側などの糾弾者たちは、この報告書に対し「ビルマというごく一部の地域での一部の状況だ」と反論する。だが、いかにも説得力のない反論と言わざるを得ない。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42576
 


04. 忍穂耳の垢 2015年1月02日 15:38:36 : 5n2KmwfCW10dU : 6Xh4KEmiWA
>しかし、国際社会で日本だけが激しく非難され謝罪や補償を求められるのはなぜだろう。・・

簡単なこと。

公娼制度そのものを、徹底して嫌ってきたのがプロテスタントを代表とする欧米のキリスト教文化圏。その軍門に下った隷属国である日本は、その公娼制度を嫌う伝統も、欧米に倣うべきだという、実に勝手な視点がそこにあるのだよ。


朝日新聞など、こうした欧米の精神性を啓蒙する新聞に教育されて、もう既に、日本人の多くはその傲慢な思想信条の押し付けに気づけなくなってしまっている。


朝日新聞が為した罪は、記事で言うような「不実の報道」とか「国連機関への中傷的工作」のみではない。日本人そのものを「一億総懺悔」の号令のもとに、歪んだ欧米化を押し進めたという罪がある。


先の、公娼制度そのものを、徹底して嫌ってきた欧米文化にも、ちゃんと娼婦は居る。あたりまえだ。聖書にだって出てくるのだから。
だが、それを国が管理監督するのを、それこそ蛇蝎のように嫌ってきたのだ。(唯一その例外がドイツのナチス下であったが、それ故にこそナチスは不道徳な例外となる)

そうした、公(おほやけ:public)が娼婦を管理することを徹底して嫌ってきた文化と、奴隷制を克服した歴史からしたら、かの「慰安婦問題」にみる公娼制度は、おそらく正確な理解など出来ない。
彼らは、娼婦が強制・強要された証言を聞いただけで、それは管理した軍や国の責めだと短絡してしまうのだ。

そう、それを理解する文化が無いがゆえに、業者や末端の役人の罪は、すべて国に責めがあるとなってしまう。


考えてみたらいい。
国が認可した、つまり保健所が営業許可を出したレストランが、毒物を出したとしても、たとえそれに保健所の小役人が関係していたとしても、国がその毒料理を出した罪の、共犯には問われまい。

こんな簡単なことが、文化が無いが故に、理解できないのだ。
そして、同じく、にわか欧米人化した日本人もだ。


05. 2015年1月02日 16:13:13 : FUtnN1arpo
>にわか欧米人化した日本人もだ

「にわか朝鮮人化した日本人もだ」の間違いじゃね。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > アジア16掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
アジア16掲示板  
次へ