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トップたちも犯罪まみれ 韓国財閥ではなぜ不祥事が止まらないのか? 韓国財閥の傲慢な日常(5)〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141228-00010000-shincho-kr
「週刊新潮」2014年12月25日総選挙増大号
本連載『韓国財閥の傲慢な日常(1)〜(5)』では “ナッツ・リターン”事件を起こした大韓航空の趙顕娥(チョヒョンア)・副社長(40)をはじめ、韓国財閥企業の2世、3世が引き起こした不祥事の数々を取り上げてきた。
なぜ韓国の財閥企業ではこのような異常事態が起こるのか。
「韓国は受験戦争が熾烈なことで知られますが、それも財閥系企業に就職できるかどうかで、その後の人生に雲泥の差が出るからです。初任給の段階で倍くらいの格差が生じる。しかも財閥企業に入れても激しい生存競争は続き、40代半ばを過ぎ、同期から部長や取締役が出る頃には、他の社員たちは肩たたきで、クビにされてしまうケースが珍しくない。子会社への再就職も許されず、皆、自営業やタクシー運転手をして生きるしかなくなる」
と解説するのは、元時事通信社ソウル特派員で、『悪韓論』(新潮新書)の著書がある室谷克実氏だ。
「だから、社員たちは必死に働くとともに、オーナーやその一族に取り入ってゴマをすったり、朴槿恵大統領の告げ口外交のように、同僚の悪口を彼らに吹き込もうとする。オーナー一族は社員から祭り上げられるわけで、勘違いして周りが見えなくなるのは当然です」
そのうえ、
「日本の場合は、トヨタでも松下電器でも、創業者が町工場から始めた会社です。従業員を“家族主義”で大事に扱い、彼らが企業理念を理解したうえで作られるチームカを背景に成長した。しかし韓国の財閥系企業は、政府からの“特恵”を受けてのし上がってきた会社ばかり。現場の苦労を知らないので、株式を公開し、有名企業の仲間入りを果たした今も、一族は従業員に対し、絶対王政を敷くような高慢な態度が取れるわけです」(元朝日新聞ソウル特派員の前川惠司氏)
オーナー一族らに共通する特徴は、自分の地位やいかに金持ちであるかを殊更誇示したがることだという。
「特権意識、選民意識が強いのです。そういう環境で、2世、3世らは生まれながらにして王子様、お姫様扱いされて育つ。それ故、彼らにも傲慢な選民意識が芽生えます。日本のように、従業員は家族の一員なんて発想はなく、“会社の付属物”や“自分たちの僕(しもべ)”“自分たちの財産を貪る連中”としか見えないのでしょう。それどころか、自分たち財閥が韓国のGDPの70数%を生み出しているのだから“国民を食わせているのは俺たちだ”と思い上がっている節さえある」(大手紙のソウル特派員)
■トップたちの犯罪
そもそも、世間にお詫びした韓進グループの趙会長にすら逮捕歴がある。99年、航空機購入に絡み、秘密資金を作り、273億ウォンの脱税で起訴され、執行猶予つきの有罪判決を受けているのだ。2004年にも横領などで刑事訴追され、有罪となっている(執行猶予付き)。彼に限らず、サムスンの李健煕(イゴンビ)会長や現代グループの鄭夢九(チョンモング)会長、SKの崔泰源(チェテウォン)会長、韓火の金升淵(キムスンヨン)会長をはじめ、多くの財閥トップの面々が横領や背任、脱税などで訴追されてきた。
「上場企業になって巨万の富を得ながら、一方で会社は自分のものという意識のまま。子供たちに会社を世襲させ、財産を相続させたいと思うから、無茶をして背任や横領に問われるケースが多いのです」(同)
ちなみに金会長は、7年前に信じ難い事件も起こしている。自分の次男が、ディスコで従業員とケンカとなり、血だらけで帰宅すると、激怒。会社の警備員やボディガードを引き連れ、相手を探し出し、皆で殴る蹴るの暴行を加え、復讐に及んだのだ(ヤクザを動員したという説もある)。しかも自身も手を出しており、執行猶予つきの有罪判決を受けた。この一件はあまりに有名で、韓国ドラマの題材にもなったという。
彼の国では、子供や社員に範を示すべきトップがこういう塩梅……。その子女らに規範意識や遵法意識を求めるのは、土台、無理な話なのかもしれない。
「特集 国富の7割を握る韓国財閥の傲慢な日常」より
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