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韓国では「旭日旗」を「戦犯旗」と言い換えている(ロイター)
【新・悪韓論】「日本=ナチス」のイメージ植え付ける“用語の悪魔的すり替え”
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20141120/frn1411201140001-n1.htm
2014.11.20 夕刊フジ
韓国のジャパン・ディスカウント運動を定義すると「材料は何でもいいから、国際社会で日本を貶めることを狙った組織的活動」とでもなろうか。朴槿恵(パク・クネ)大統領のいわゆる「告げ口外交」も、その一環と位置付けられる。この運動の技術的側面で注視すべきは「用語の悪魔的すり替え」だ。
「悪魔的すり替え」の古典的例を挙げよう。
「みんなと仲良くするのと、1人だけと仲良くするのと、どっちがいい」と問われたら、誰だって「みんなと…」と答えるだろう。
そういう心理につけ込んだのが、終戦直後の1946年、日本の左翼陣営が仕掛けた「全面講和か単独講和か」の論争だった。
ソ連を含めて講和条約を結ぶか、ソ連を除いた諸国と結ぶか−。米ソが対立する冷戦時代であり、米ソ両陣営と同時に講和することはできなかった。さらに「ソ連を除いた諸国」とは、実は圧倒的多数だった。
だから実際には、ソ連を含めた実現不能な講和をいつまでも夢想するか、圧倒的多数の国々と直ちに講和条約を結び占領下から脱するか−の選択だったのに、左翼陣営の学者グループは「全面講和か単独講和か」と、悪魔的すり替えに成功して世論をリードした。
ちなみに、当時の吉田茂首相が「曲学阿世の徒(=真理を曲げて、世間に迎合する言動をする人)」と非難したのは、全面講和論の中心にいた南原繁(当時、東大総長)のことだ。
韓国の政権はいま、国内でも国際舞台でも「安倍政権は歴史修正主義」と述べている。
「修正するのは、良いことか、悪いことか」。日本語で「修正」と言えば、「不適当・不適切なところを改め直すこと」なのだから、日本人は「良いこと」と思うだろう。
ところが、欧米で「歴史修正主義」(History revisionism)と言えば、もっぱら「ホロコーストがあった事実も否定するネオナチの思想」を意味する。「用語の悪魔的すり替え」により、「日本=ナチス」というイメージを欧米に植え付けようとする悪辣なジャパン・ディスカウント運動なのだ。
私はこの先、「日本の保守系政治家に『あなたは歴史修正主義者でしょ』と言ったが、笑っているだけで否定しなかった」といった“韓国的付加価値”が生じることがないよう願うばかりだ。
「従軍慰安婦」とは、そもそも反日日本人の造語だが、それを別の日本人が「性奴隷」にすべきだと提案した。韓国の政権は、悪魔的すり替え語である「性奴隷」に飛びついた。つい最近まで奴隷を使っていた米国の民は「奴隷」という言葉に極めて敏感だからだ。
韓国では「旭日旗」を「戦犯旗」に言い換える工作も進められている。
そうした韓国の「事実」を指摘する書籍に「嫌韓本」「ヘイト本」とレッテルを貼るのも一種の「悪魔的すり替え」だ。
しかし、レッテルを貼るばかりで、具体的に反論する書籍がいっこうに現れないことこそ、彼らの知的レベルを示すことに違いない。
■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。
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